マダイから青物までさまざまな魚をターゲットにできる汎用性の高い一つテンヤゲーム専用ロッドをセレクトしました。テンヤを自在に操作し、掛けた魚を確実に獲ることができるアイテムを選びました。
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この記事を作った人ササケン
幼少時より遊漁船に乗り始め、学生時代のアルバイトは中乗りという沖釣りサラブレッド。美味しい魚、デカい魚が大好き。元沖釣り専門誌副編集長。
一つテンヤロッドを選ぶコツ
一つテンヤロッドは、軽量なテンヤやカブラを扱うので各メーカーから発売されている専用ロッドを選ぶことをおすすめします。
まずは、扱うテンヤの重さ（大きさ）を軸にしてロッドを選択。初めての１本ならテンヤの使用可能なサイズは10号～15号くらいのものが使える強めのものをチョイスし、浅場から深場まで狙えるロッドを選ぶとよいでしょう。
２本目からリグのウエイトが軽いものが使えるものを選ぶとよいでしょう。
一つテンヤロッドの長さの基本は2.4ｍ。
一つテンヤロッドは、各メーカーとも2.4ｍの長さが基本です。
船べりが高めの遊漁船でのやり取りを基本とした設計なので、長さ2.１ｍから2.4ｍの範囲で選択するとよいでしょう。
ビギナーは、なるべく短めのほうがおすすめ。極細の道糸を扱うため、ロッドが短かいほどガイドの糸絡みのリスクは少なくなり扱いやすいです。
ただし、２ｍより短いロッドは操作性は高いですが、船の揺れに対する安定度の維持や魚とのやり取りの場面でテクニックを要します。ビギナーにはおすすめできません。重さは軽いほどよいでしょう。
一つテンヤロッドの調子は、まずは７対３調子から
テンヤロッドの調子は７対３調子が基本です。
理由は、テンヤなどのリグの操作性と魚をヒットさせてからのやり取りの取り回しのよさにおいて、この調子が一番適しているからです。
８対２調子のテンヤロッドは、７対３調子と比較してより攻撃的になり操作性が向上しますが、魚とのやりとりには、釣り人のテクニックが必要となる場面が多くなります。
また、６対４調子などとなる胴調子になりすぎて、リグの操作やアワセがやりづらくなります。
キャストが可能なスピニングタイプを選択する
一つテンヤ専用ロッドのほとんどはスピニングタイプです。
理由はキャスト動作が必要な場面を多く想定しているからです。
なかにはワンハンドでのやりとりのよさを追求しショートタイプのグリップを採用するロッドもありますが、大物（大ダイや青物など）のやり取りはこのタイプは大変釣りずらくなります。
可能なかぎりバッド部は軽量で長めのものを選択しましょう。
感度を重視した穂先素材のものが有利
極細の道糸と軽量タックルを使用する一つテンヤゲームでは、ロッドの感度が釣果を左右します。
その感度の大半はロッドの先端の素材と設計によって決まります。高感度を求めるならチタン素材のメタルトップがオススメです。
もちろん、グラスやカーボン素材でも十分感度がよいものもあるで、選択は好みでよいでしょう。穂先が細い＝高感度ではないので注意しましょう。
一つテンヤロッドおすすめ10選！
一つテンヤマダイの最初の１本は、迷わずコストパフォーマンスが優れたものがおすすめです。価格帯が１～２万円代からチョイスしましょう。
極細ラインを使用したライトゲームではトラブルはつきものです。慣れないうちからフラッグシップロッドを使うのはリスクが大きすぎます。
まずは、最初の１本を信じて使いこなすことからはじめましょう。
シマノ(SHIMANO)/炎月 BB 一つテンヤマダイ
「ハイコストパフォーマンスを追求したシマノの高性能エントリーモデル」。
軽量でしなやかなソフトチューブトップ。ネジレを抑える強化構造ハイパーＸを搭載。大ダイとのファイトも快適に楽しめます。
一番のオススメは235ＭＨ+。定番の7対３調子でオモリ負荷最大18号まで背負えます。
235Ｈもおすすめ。８対２調子ですが、テンヤ20号まで使えるので汎用性と操作性の高さが魅力です。
ダイワ（DAIWA）/紅牙テンヤゲームＸ・ＭＨ-240
「ダイワのミドルクラスのトップモデル「紅牙」シリーズは「ＭＨ-240」がイチ推しです。
高感度メガトップ、ブランクにはＸ45、エアセンサーシートを搭載し、ネジレ防止のほかパワー・操作性・感度の高さをビギナーからベテランまで実感できるロッドです。
ＭＨ-240は７対３調子で浅場から深場までこなすオールラウンドモデル。2本目には短めのＭＨ-215もおすすめです。
アルファタックル(Alpha Tackle) /テンヤマダイ FT 240MH
「操作性抜群！ 攻めの一つテンヤ専用ロッド」
総糸巻カーボンソリッドトップ、ハイフレックス・カーボンソリッドを採用し高復元力と超高感度、しなやかな曲がりを実現。
240MHは、７対３調子で長さは標準の2.4ｍ。ハリのあるブランクスでビギナーでも操作性よく、確実なフッキングと余裕をもてる魚とのやり取りが可能です。
テイルウォーク(Tailwalk)／SSD TENYA
「一つテンヤの新提案。感度と操作性で真鯛を獲る！」
テイルウォーク「SSD TENYA」は真鯛・根魚・タチウオ対応の一つテンヤ専用ロッド。
ソリッドティップ採用で繊細なアタリを捉え、カヤックやプレジャーボートでも扱いやすい設計です。
7ftモデルは汎用性重視、8ft超モデルは大鯛対応のバットパワーを備えてます。
アブガルシア（AbuGarcia ) /オーシャンフィールド ひとつテンヤ OFHS-250MS
「ベースはルアーロッドで専用設計にチューンした使いやすいエントリーロッド」
高性能の富士ニューコンセプトガイド、ABU独自のＸカーボンテープラッピング搭載によりトルクを向上、ネジレを防止。価格以上の高性能を体感できるモデルです。
OFHS-250MSはテンヤマダイ専用設計。調子は7対３調子で少し長めの2.5ｍ。ブラックを基調としたシンプルなデザイン。
がまかつ（gamakatsu）/デッキステージ マダイテンヤＭＨ-250
「ロッドのトップブランドの技術を結集したオールラウンドモデル」
実績のある高性能の素材をふんだんに搭載した高操作性を重視して設計された浅場から深場まで対応可能なオールラウンドタイプのロッドです。
ＭＨ-250は、基本の７対３調子で長さは少し長めの2.5ｍ、自重は123ｇ。最新のガイドとセッティングなので糸がらみなどのトラブルも少なくビギナーでも快適に扱えます。
A.T.LAB /一つテンヤ竿 ミッドエッジ テンヤ 真鯛 240H
「深場・大鯛対応！高感度とパワーを両立した、攻撃的な一つテンヤロッド」
深場や大鯛狙いにも対応するハイパワー設定。高感度カーボンソリッドティップを搭載し、微細なアタリを明確に伝達。
PEラインの絡みを軽減するKガイドセッティングと、ホールド性に優れた軽量VSSリールシートを採用し、快適な操作性を実現します。
ミッドエッジ テンヤ 真鯛 240Hは、８対２調子全長2.4ｍ。適合テンヤサイズは３～15号。
メジャークラフト(MajorCraft) /グランシップ 1G-class ひとつテンヤ スピニングモデル GR1HT-S782MH
「さまざまな水深や潮流に対応する汎用性のある高性能ロッド」
浅場から深場まで、またさまざまな潮流に対応する汎用性が高い専用ロッド。センシティブなティップ、パワーのあるバッド部、さらに軽量で疲れ知らずで高操作性も実現します。
GR1HT-S782MHは７対３調子。長さは標準の2.4ｍ。自重が107ｇと軽量です。
プロックス(PROX) /パワーテンヤエアーK 235H PTAK235H
「パワーで狩る！ マルチテンヤロッド。極小バイトを捉え、大物と戦い抜く高感度・高強度設計！」
30tカーボンシャフトに4軸ラッピングを施し、パワーと高感度を実現。極小アタリを捉えるカーボンソリッドティップと、糸絡みを減らすFuji-Kガイド搭載で操作性抜群です。
パワーテンヤエアーK 235H PTAK235Hは、８対２調子で全長2.35ｍ。オレンジカラーティップで目感度も良好です。錘負荷は4～15号。
プロマリン(Promarine)/シーラウンダーテンヤ真鯛DX 240M
「軽快操作！繊細なアタリを捉え、大鯛を獲る本格真鯛テンヤロッド」
真鯛テンヤ専用設計。高感度なグラスソリッド穂先で、微細なアタリも逃さずキャッチ。
軽量で操作性が高く、しなやかに曲がり込む調子がバラシを防ぎます。持ち運びしやすいバットジョイント仕様です（着脱式ハンドル）。
シーラウンダーテンヤ真鯛DX240Mは、７対３調子で全長: 2.40m。オモリ負荷２～15号。
まとめ 一つテンヤロッドは使い込むことが大切
一つテンヤロッドの最初の１本は価格が１～２万円前後で高性能のコストパフォーマンスの高いものを選ぶことがおすすめです。
ロッドのスペックを理解して、竿の癖を知るためにとにかく使い続けることが大切です。
