ワカサギ釣りおすすめライン11選!

ワカサギ釣りでは、使用するラインの違いが感度、タナ取りの精度、手返しなどの差に直結します。PEラインが主流ですが、素材の特性を理解して使い分けることも重要です。本記事ではドーム船でのワカサギ釣りを前提にライン選びのコツ、おすすめ製品をまとめてみました!

本記事ではアフィリエイトプラグラムを利用しています。

この記事を作った人くるべっち
幼少期から釣りに親しみ、大学では水産学を専攻。淡水の小物釣りから深海の大物まで、国内はもとより、海外の釣りにも精通。釣り歴50年。

ワカサギ釣り用ラインを選ぶコツ

ワカサギ釣り用のラインを選ぶ際にチェックしておきたいポイントはいくつかあります。ここでは、特に重要な要素に絞って紹介します。

ラインの素材

ドーム船でのワカサギ釣りでは、ほとんどの場合、PEラインが使用されます。

PEラインは、ナイロンやフロロカーボンと比較して伸度が非常に低いという特性があります。

この低伸度こそが、ドーム船の釣りにおいてワカサギの微細なアタリを増幅し、手元に伝える感度を確保する上で不可欠です。

また、ナイロンやフロロカーボンと比較すると、同強度で細いものを使用できるため、水の抵抗を受けにくく、スムーズな仕掛けの落下を助け、正確なタナ取りをサポートします。

太さ(号数)の選択

PEラインの太さは、0.15〜0.3号の極細が基本となります。細いラインを選ぶほど、以下のメリットがあります。

・感度向上: 水の抵抗や仕掛けの重さをより敏感に感じ取れるため、アタリが明確になります。

・沈下速度向上: 水の抵抗が減るため、仕掛けが目標のタナに素早く到達し、手返しが向上します。

・流れの影響軽減: 湖流でラインが流されにくくなり、正確なタナをキープしやすくなります。

ただし、注意点もあります。細すぎると結束強度が低下し、多点掛け時などに高切れのリスクが増してしまいます。そのため0.2号〜0.3号が最もバランスが取れた標準的な太さとされています。

ブレイド数と真円性

PEラインの性能は、編み込みの密度を示すブレイド数(4本、8本、12本など)に大きく影響されます。

8本編み(8ブレイド)が現在の主流で、4本編みよりも滑らかで真円に近いため、リールからの放出抵抗やガイドとの摩擦抵抗が減るのが特徴。糸鳴りも少なく、感度も向上します。

さらに上位の12本編み(12ブレイド)は、極上の滑らかさを実現し、特に高感度と静粛性を求める競技志向のアングラーに支持される傾向があります。

カラーリングとマーキング(タナ取りの精度)

ワカサギ釣りにおいて、ラインのマーキングはタナ(水深)の把握に不可欠です。

10mごと、または5mごとに色が変わるマーキングラインが主流です。これにより、魚探に映った群れの正確なタナをカウンターに頼らずとも目視で把握でき、タナの再現性を高めます。

タナをリールのカウンターに完全に依存する場合や、ラインの微細な動き(食い上げアタリなど)を重視する場合は、視認性の高いイエローやオレンジの単色を選ぶアングラーもいます。

特殊加工と耐久性(フッ素、シリコン)

PEラインには、耐久性と操作性を高めるための特殊加工が施されています。

フッ素・シリコンコーティング:ラインの表面をコーティングすることで、摩擦抵抗が減り、仕掛けのフォールがスムーズになります。また、撥水性が増し、氷点下の環境下での凍結防止にも役立ちます。

高密度加工(UVFなど):原糸を高密度に組み上げることで、ラインに張りとコシが生まれ、絡みや手前マツリといったライントラブルを軽減。高感度と耐久性の向上にも貢献します。

どのような加工が施されているか、チェックしておくことも大切です。

ワカサギ釣りおすすめライン11選!

おすすめのワカサギ釣り用ライン11選を紹介します!

PEライン

主流であるPEラインを紹介します。

バリバス(VARIVAS)/桧原MAX PE

新製法『Hi-Res PE』によって実現した極上のしなやかさは、小径スプールとの相性がよく、着底時などに起こりやすいライントラブルを激減させます。また、しなやかさが直進性を生み、感度も向上しました。

新製法により、強度も向上。高荷重の釣りでも、安心して使用できます。

水の巻き上げを抑えることで、ワカサギ釣りをより快適にします。0.175号と0.2号のラインナップ。

ダイワ(DAIWA)/クリスティア ワカサギデュラセンサー+Si3

ワカサギ釣り用極細PEラインです。

マッスルPE(高密度PE)、New Evo Silicone3加工、TOUGH PEなど独自の特殊加工により、耐久性や耐摩耗性が大幅にアップしています。

30m巻きと60m巻きがあり、1mマーキングがあることでカウンターがないリールでの使用や、タナ調整も可能になっています。

プロックス(PROX)/PE-HSワカサギX4

原糸、製紐、着色から包装まで完全日本製のワカサギ専用PEライン。

4本編みの国産PEにHS加工を施した低伸度設計。ワカサギの繊細なアタリもダイレクトに捉えます。

氷上はもちろん、ドーム船でも見やすいレッドベース+ピッチマーキング。従来品に比べさらに表面がなめらかになり水切れがアップしています。

フジノ(Fujino)/WAX+PE Wコート ホワイト 30m

電動リール専用ライン。耐久性が高いPEラインに新開発ワックスコーティング[AQ CoatⓇ]を施し、抜群の撥水性を実現。

Wコートは[AQ CoatⓇ]を2回施すことで、さらに糸が滑らかになり撥水力が向上。被膜もより強固になっています。

繊維の隙間に入り込む水を弾き、不快な水上げを減少させ、快適な釣りをサポート。

また、毛羽立ちを抑え、重いオモリやハイスピードの巻き上げにも安心です。

エックスブレイド(XBRAID)/オーロラ ワカサギPE

超極細ワカサギ専用PEライン。

超強力・耐磨耗RD原糸を『ワカサギ専用に特殊製紐』することにより、PEライン特有である、厳冬期の水の抱き込みによるガイド凍結&ブレイクのリスクを大幅に軽減。同時に圧倒的な水切れを可能にしました。

また、センシティブな魚信を確実に捉えるため、HST加工を施し超低伸度化を実現。さらに抜群の操作性にも寄与しており、トラブルレスに氷上、ボートなどあらゆるシチュエーションに対応します。

オーナー(OWNER)/ZA-92 ザイト・PEワカサギ

ワカサギ専用極細PEライン。

低伸度・高感度で小さなアタリもキャッチ。電動リール完全対応で、水深の深い釣り場でのトラブルにも安心の50m巻き。

氷上でも見やすいオレンジカラー、ライン+タナ取りしやすい1m毎のブラックマーキング。0.15号から0.4号の5アイテム。

サンライン(SUNLINE)/SUPER ICE LINE ワカサギPEⅡ

3ブレイデッドPE採用で、しなやかな糸質を実現。スプールへの馴染みが向上し、バックラッシュが激減しました。

超低伸度設計のため穂先に繊細なアタリを伝達します。刻々と変化するタナにいち早く対応できる1m×3色カラーローテーション。

30m巻きと60m巻きがあり、それぞれ0.2~0.4号の4アイテムがラインナップ。

シマノ(SHIMANO)/レイクマスターEX PE

コストパフォーマンスに優れたワカサギ専用PEライン。耐摩耗に優れたPEのベーシックな構造であるEX PE4本編みを採用。

リール「LAKE MASTER CT」シリーズの糸巻き学習機能にピッタリ合わせたラインです。

穴釣りでも見やすいメインカラーホワイト+マーカー仕様。

PE以外の素材

バリバス(VARIVAS)/VARIVASわかさぎ [エステル]オレンジ

NEWスタンダードワカサギ専用エステルライン。

低伸度の高品質エステル素材採用により高感度を実現。繊細なアタリを取る釣りに最適です。

水の巻き上げが少なく、穂先性能を最大限に活かせます。カラーはオレンジ。60m巻きで0.3号、0.4号、0.5号の3アイテム。

サンライン(SUNLINE)/SUPER ICE LINE ワカサギフロロ

電動リール対応ワカサギ用フロロカーボンライン。

品質変化・劣化の無いフロロカーボン素材により、超厳寒期でも安心・安定して 使用できます。高比重特性により、湖流や風の影響を受けにくいので、穂先へのアタリを確実に伝えます。

TCS(タナキャッチカラーシステム)により、微細なアタリや、食い上げアタリも逃がさず攻めの速攻掛け合わせが可能。

刻々と変化するタナにもいち早く対応できます。60m巻きで0.2~0.8号の6アイテム。

フジノ(Fujino)/AQワカサギ30 オレンジ ナイロン

新開発のAQコートによる強力撥水で、リール巻き上げ時の水上げが激減。

操作性(糸さばき)がよくなり、ワックス被膜が吸水を防ぐので糸の寿命も大幅にアップ。

また、摩擦に強く、糸を結ぶときに縮れにくく、糸が絡まってもほどけやすいのが特長。手で引っ張ると糸グセが取れるのもメリットです。

まとめ

ワカサギの繊細なアタリを取るためには、高性能なワカサギ専用ラインが欠かせません。

数ある製品の中から、自分に合った物を吟味して選んでくださいね。

おすすめ記事

TOP
CLOSE