ビッグバンディットはビッグベイトシーバスの必需品!?その真価を検証!

キャスティング

画像提供:マングローブスタジオ

ビッグバンディット、ビッグベイトシーバス愛好家なら知らない人はいないでしょう? それだけ定番となっているルアーのひとつです。なぜ定番なのか? それは釣れるから。ではなぜ釣れるのか? そのあたりを検証していきましょう!

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釣りを知らない人が見たら、こんなもので魚が釣れるの? と思われるような形とカラー。これで釣れるから面白いんです!

ビッグバンディットとは?

ビッグバンディット。ビッグベイトシーバス好きなら知らない人はいないでしょう。定番中の定番ルアーです。

ビッグバンディットは日本製ルアー、ではありません。もともとはストライクプロという台湾のメーカーがリリースしているルアーです。この元祖ビッグバンディットをシーバス用ビッグベイトとしてファインチューンしたルアーが、マングローブスタジオからリリースされている「ビッグバンディット」なのです。

ファインチューンを施したのは、ソルトルアー界の重鎮、マングローブスタジオの上屋敷隆さん。あらゆるソルトターゲットを釣り倒した上屋敷さんだけに、コレはイケる! でも、ここをこうしたらもっとイケる! と思ったんでしょう。さすが!ですね。

「もともとのビッグバンディットもよく釣れたんですけど、フローティングがなかったんですよね。これ、フローティングがあったいいのに、と思ったので、サンプルを作って試したボコボコ出たんですよ。それでマングローブスタジオから製品化してリリースすることになったんです」

チューンの詳細は企業秘密ですが、大きくはウエイトを減らしてフローティングにしたこと、そしてアピール力アップのためラトルを入れたことです。これで一気にシーバスを狂わせるビッグベイトに変身してしまった、というわけです。

もはやビッグベイトシーバスの定番ルアーとして欠かせない地位を獲得しているビッグバンディット。理由はなんと言っても釣れるから。

ここからは、ビッグバンディットが釣れる理由を掘り下げていきましょう。

マッチザベイトは間違いなし。でも、カラーでは寄せないのがビッグベイトシーバスの楽しみ方。(画像提供:マングローブスタジオ)

ビッグバンディットの武器はサイドの大きなフラット面

ビッグバンディットのシルエット的な特徴の一番は、左右の大きなフラット面です。この大きなサイドのフラット面を右に左に見せる「SIDE TO SIDE」でのアピールは、オリジナルバージョンでも北欧のパイクを狂わせてきたそうです。

大きめの頭もフラット、前方から1/3くらいで体高がピークとなり、そこかお尻に向かって急激に低く絞られていきます。細い、と表現しないのは一番後ろまでフラット面が続いているからです。

なかなか日本人には思いつかない、振り切ったデザインと言えるかも知れませんね。奇抜な見た目ではありますが、そのアクションには独特の艶めかしさあり。広範囲からシーバスを引き寄せる集魚力は抜群です。


扁平なボディはシルエット的にもコノシロパターンにハマります。がッ! コノシロだけに囚われてはいけません。コノシロがいなくてもそのアピール力が効くんです。ランカーシーバスの実績が特大なのはもちろん、ブリなどの青物へのアピールも強烈です。

チェイスを繰り返し、何度もアタックしてくることが多いのがビッグバンディットの特徴。それだけシーバスがルアーの動きに狂っている証拠!? (画像提供:マングローブスタジオ)

ビッグバンディットの基本アクションはトウィッチ&ジャーク

基本アクションは「SIDE TO SIDE」を意識したトゥイッチング。

軽いトウィッチングではペンシルベイトのように水面でボディを左右に滑らせるドッグウォークアクションを演出します。

強めにジャークすれば水面直下で左右にダート、フラット面で強烈にアピールしながら平打ちアクションでシーバスを誘います。

注意したいのはしっかり動かせているか、ということ。どんなルアーでも同じですが、そのルアー本来の動きを引き出さなければ、なかなかヒットに至りません。ビッグバンディットでは「SIDE TO SIDE」。ラインスラックを加減してこの動きを引き出しましょう。

ナイトゲームではただ巻きも有効。水をしっかり掴んで、ボディを捻りながらのS字系のスイミングアクションでアピールしてくれます。

ただ巻きでスイムベイト、弱く細かいトゥイッチでトップウォーター、強めのジャークでジャークベイトと多彩なアクションを生み出してくれる芸達者なのです。

ボディ形状からは想像できないほど、引き抵抗が軽いので、1日釣り続けても大丈夫、だと思われます。ま、この辺はアングラーの体力にもよりますので、断言は避けておきましょう。

フックアップ率の向上、バラシの軽減ともにアシストフックタイプのシングルフックがおすすめ、とは上屋敷さん。(画像提供:マングローブスタジオ)

ビッグバンディットを使うときの注意点

ビッグバンディットの唯一の使用上の注意はキャスティングでしょう。ぺったりしたボディ形状ですから、向かい風や横風ではどうしても飛行姿勢は乱れがちです。

追い風で投げられるボートシーバスでは問題はないでしょう。テンションが抜けやすいスピニングタックルで使うときだけは少し注意が必要ですね。

やはりビッグベイトシーバスの基本、ベイトタックルでの使用がおすすめです。一定のテンションを掛けた状態で飛ばすベイトタックルなら飛行姿勢も整います。

フックセッティングについても触れておきましょう。

上屋敷さんおすすめのフックセッティングはベリー用がシングルフック2本、テール用がシングルフック1本のセッティング。マングローブスタジオの「ランカーパーフェクトフック2/0」。#5のスプリットリングでセットするとトータルウエイトが80gになるそうです。

トレブルフックを使う場合は、太軸は避けましょう。細軸、中軸の2/0がおすすめだそうです。トレブルフックをセットすると、トータルウエイトは約85gとなります。参考にしましょう!

このルアーで釣りたい、と思わせてくれるルアー、それがビッグバンディットです。(画像提供:マングローブスタジオ)

まとめ ビッグバンディットは遊んでいるなあ、と思わせてくれるルアー

いかがでしたか? ビッグバンディット。

実釣性能は確かですが、シルエットは奇抜、カラーもイケてるビッグベイトです。こういうルアーにドカンっとデカいシーバスが水面を割って出るのだからたまりません。

オレ、遊んでいるなあ、という気分にさせてくれるルアーです(←秘密のワード)。ぜひ、秋から冬のベストシーズンに使い倒してみてください。

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