スーパーライトジギング(SLJ)では、リール選びが釣果や快適性に直結します。この記事では、スーパーライトジギング用リールの選び方の基準と、おすすめのベイトリール6選・スピニングリール6選を紹介します。
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スーパーライトジギング(SLJ)リールを選ぶ目安
使いやすいスーパーライトジギング(SLJ)リールを選ぶ基準、目安を紹介します。
スピニングとベイトはどちらがいい?
スーパーライトジギングはスピニングタックルでもベイトタックルでも楽しめます。
スピニングリールは、キャスト性能に優れ、キャストして広範囲を釣るスタイルが得意です。スピードを活かした釣りにも重宝します。初心者にも扱いやすいでしょう。
ベイトリールは高い巻き感度とリーリングパワーが武器。深場やボトムの攻略にも適しています。
どちらか1台を選ぶなら汎用性の高いスピニングリールがおすすめですが好みで選ぶのもよいでしょう。状況に応じて両方を使い分けるのが理想的です。
リールサイズの具体的な目安
スピニングリールではシマノ製ならC3000~4000番、ダイワ製ならLT2500~3000番が目安です。
PE0.6~1.5号を200m巻けるものが適しています。
ベイトリールはシマノ製なら100~200番、ダイワ製であれば100番クラスが目安。PE0.6~1.5号を200~300m巻けるものが良いでしょう。
ギア比と巻き取り長さの推奨
スピニングリールでは、ハンドル1回転あたり70cm後半から80cm前後の巻き取り長さが使いやすいでしょう。
ノーマルギアが人気ですが、スピードを活かした釣りや深場狙いでの手返しも考慮するとハイギアも選択肢に入ります。
ベイトリールでは手返しの良さを重視するためハイギアが人気です。
以上はあくまでも基本です。ジグの操作性や誘いのバリエーションを考慮したリール選び、という考え方もあるので柔軟に考えるとよいでしょう。
ドラグ性能
SLJでは、細いPEラインとリーダーを使用するため、ドラグ性能は釣果を左右する重要な要素の一つです。
ドラグがスムーズに出るか、設定したドラグ値を安定して維持できるかが鍵となります。
魚が走った際に、ドラグがムラなく滑り出すことで、ラインブレイクや口切れを防ぎ、細いラインでも安心してファイトを継続できます。
特に不意の大物がヒットした際、急な突っ込みに対して瞬時に追従し、ラインへの衝撃を吸収する滑り出しの良さと、設定した値からの追従性が求められます。
自重とバランス
SLJでは、軽量ではあってもジグを長時間シャクリ続けるため、リールの自重(重さ)とロッドに装着した際のタックルバランスが重要です。
軽すぎず重すぎない、ロッドとのバランスが取れたリールを選ぶことで、ロッドの感度を最大限に引き出し、ジグの操作性も向上します。
また、長時間の釣りでも腕や手首への負担が軽減され、集中力を維持しやすくなります。
実際にロッドに装着して構えてみて、重心がどこに来るか、持ち重りしないかを確認することが理想です。
巻き心地と剛性
リールの巻き心地は、ジグの微細なアクションをコントロールし、水中の情報を手元に伝える感度に直結します。
滑らかでブレの少ない巻き心地は、アングラーにストレスを与えず、快適な操作を可能にします。
巻き上げ時の剛性も重要です。魚を掛けた際や、ジグを巻き上げる際に、リール本体やギアがたわむことなく、安定したパワーを発揮できる堅牢性があると気持ちよく釣りを楽しむことが可能です。
ソルト対応・耐腐食性
SLJは海の釣りなので、塩分による腐食や錆に強いソルト対応のリールが理想です。
内部のベアリングやギア、シャフトなどに防錆処理が施されているか、海水が浸入しにくい構造になっているものを選ぶようにしましょう。
高い耐腐食性を持つリールを選ぶことで、長期間にわたって性能を維持し、安心して使用することができます。
釣行後の真水による洗浄と簡単なメンテナンスも、リールを長持ちさせる秘訣です。
スーパーライトジギング(SLJ)リールおすすめ12選
スーパーライトジギング(SLJ)リール、おすすめをスピニング&ベイト、計12台をセレクトして紹介します!
スピニングリール6選
おすすめのスピニングリールを6台紹介します!
ダイワ/フリームスLT3000
もっと軽く、強くを求めて開発されたカーボンハイブリッド樹脂、ZAION V製ボディとZAION V製エアローターの搭載により、軽量化と剛性UPを両立した、コスパに優れたモデル。
この1台でソルト域から淡水まで幅広く網羅できるバーサタイルモデルで、入門機としてもおすすめです。
よりタフに使いこめる3000ボディにより、あらゆるスタイルのスーパーライトジギングに完全対応。
巻き上げトルクも頼れるリールなので、巻きを重視する釣りにもオススメです。
ダイワ /カルディアLT3000
釣り人の意のままにルアーを操作することを目指した設計思想、エアドライブデザインを採用。軽量性と高剛性をハイレベルで実現した汎用機です。
ソルト域から淡水まで幅広く網羅できるバーサタイルモデル。よりタフに使いこめるボディとノーマルギアの組み合わせにより、巻き上げトルクの高さを実現。ハンドル一回転の最大巻上長は77cmです。
SLJ以外にも、シーバス、タイラバなどに広く対応可能な一台です。
テイルウォーク /ピーキー3000 HGX
スムーズ&シルキーな巻き心地が自慢の、コスパに優れたリールです。
軽快な巻き心地とレスポンスの良さを優先したTノブを採用。
また、ドラグセッティングは耐久性を優先したタフアレイカーボンドラグワッシャーを使用し、不意の大物とのパワーゲームも安心です。
SLJ以外にもシーバス、エギング、大型トラウト、ロックフィッシュ、ひとつテンヤ、湾内タイラバ、ワインド、ディープティップラン&イカメタルなど、幅広いゲームに対応する1台です。
アブガルシア/ロキサーニ2500SH
Revoの遺伝子を引き継いだハイバリューモデル。タフな使用にも耐えるよう、ステム部を含め一体的に高強度アルミ鋳造合金を採用したボディ構造が特徴です。
ドライブギアをひとつの部品でサポート、軸心がぶれることのない最適なギアフィーリングの向上に貢献しています。
撥水コートを全体に施した新開発ボールベアリングを採用することにより、回転異音の原因となる塩ガミ現象が激減しています。
釣行回数の多いSLJアングラーにもおすすめできる1台です。
シマノ/ストラディックC3000HG
フラッグシップモデルの先進フィーチャーを搭載。この価格帯としては驚くほどの巻き心地と耐久性を持つ、非常に人気の高いミドルレンジモデルです。
ギアの耐久性を大幅に向上させるインフィニティクロス。パワフルな巻き上げを実現するインフィニティドライブにより巻き上げ性能は二重マル。
アンチツイストフィンはライントラブルを抑制し、キャスティングの安心感を高めます。
シマノ/ツインパワーC3000
初代モデルから現モデルまで一貫して過飾をせず、実釣における耐久性、機能的であることを追い求めてきたツインパワー。
まさに質実剛健。余裕のラインキャパ、ドラグ力も十分で、あらゆる釣りに対応する汎用性の高いモデルです。
C3000はノーマルギア比仕様でスローな釣り、スイミングアクションなど巻き上げトルクの必要な釣りに最適です。
ベイトリール6選
おすすめのSLJ用ベイトリールを6台紹介します!
テイルウォーク/ヴィレイヤーDG100-DH
大画面液晶ディスプレイ搭載、スプールのワンタッチ交換が可能な超実戦的デジタルカウンターリール。
ローダウン化&サイドカバーのコンパクト化で、パーミング性能良好!
ジャークやイカメタルでのしゃくりなど、諸々のロッドワークをノンストレスでこなせます。
ラインが引き出された際に音で知らせるドラグサウンドシステム搭載。ライトゲームの常用域である500~1500g範囲のドラグテンション幅を大きく確保しているのもSLJ向きですね。
ダイワ/スパルタンIC200H
高剛性ICカウンター付きで、あらゆるライトゲームに対応する1台。
樹脂製フレームに比べて圧倒的な剛性を持つ金属フレームが、SLJにありがちな大型魚とのやり取りなど、高負荷時においてフレームの歪みやブレを防止する、頼れるリールです。
シャープなボディにマッチした長さ65mmのロングパワーハンドル&LサイズのEVAノブは、アルミフレームとの相乗効果でとってもパワフルな巻き上げを体感できます。
シマノ/バルケッタFカスタム150DH
ライトボートゲーム全般に対応する、もちろんSLJでも大活躍する、NEWフォールレバーを搭載の軽量カウンター付リール。
フォールスピードをコントロールするためにブレーキをかけてもハンドル回転が重くならず、フォール中のヒットからやり取りまでをよりスムーズに展開できます。
巻上距離アラーム搭載によりカウンターを見なくても音で誘いあげた距離を認識できます。
大型ハンドルノブ採用のロングダブルハンドルは前モデルからロング化した60mm。安定したリーリングを約束します。
アブガルシア/ソルティーステージ コンセプトフリー
コンセプトフリーの名が示すように、SLJのほかタチウオ、ライトジギング、タイラバ、バチコンなど多目的なゲームに対応する究極のフリースタイルモデル。
95㎜のダブルハンドルとPE1号200mのシャロースプールを付属することで、シャローからディープまで狙うことができます。
アルミニウム製のフレーム、高強度のブラスギア、カーボンマトリックスドラグワッシャーなど、ソルトでのタフユースを考慮した設計になっています。
ダイワ/ソルティガIC100P-DH
ダイワのオフショアベイトリールのフラッグシップ、ソルティガの名を冠するICカウンター搭載モデル。
PE0.8~1.5号をメインに潮流の変化や水中の状況をとらえる感度重視タイプです。
等速巻きや同一レンジでより多く誘う状況で威力を発揮する重要なアイテム。
高剛性なアルミ製モノコックボディと、ハイパードライブデジギアによる滑らかな巻き心地、高い耐久性が特徴です。ICカウンターで正確なタナ取りが可能です。
シマノ/オシアコンクエストCT200HG
高精度金属ボディ&マイクロモジュールギアという剛健で滑らかな駆動系統に、デジタルカウンターとフォールレバーを搭載。高度な戦略に応じる戦闘能力とその再現性の高さが自慢の1台です。
このモデルはテンションを掛けても巻きが重くならない、新型フォールレバーとインフィニティドライブを搭載しており、巻きの軽さと感度がいっそう向上しています。
さらに視野角が拡大したNEWラインカウンターには巻き上げ距離アラームを搭載。より緻密な戦略をサポートします。
まとめ SLJリールの価格と性能は比例します
ロッドはその人の好みによって大きく左右され、高級品が必ずしも使いやすいとはいえません。
しかしリールは違います。
精密部品の集合体なので、価格と性能や耐久性はある程度比例します。
SLJリールでもそれは同じ。選ぶ際は予算の許す範囲でできるだけ高価なものをチョイスするのが賢明といえるでしょう。
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