すえ丸船長直伝!東京湾・冬のボートシーバスはスイムベイトで攻略!

キャスティング

画像提供:すえ丸

冬のボートシーバスを楽しむため、ぜひともマスターしてほしい、とすえ丸船長・須江一樹さんが推すのがスイムベイト。タックルセレクトからアクションパターンまで、微妙な違いが大きな釣果の差となって現れる、そんな東京湾のスイムベイトの釣りを詳述します!

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この記事を作った人すえ丸船長・須江一樹(すえ・かずき)
埼玉県出身横浜市在住。姉妹の父。10歳の頃ブラックバスブームで釣りを始める。釣りを仕事にすることを夢見て30歳で横浜の名門アイランドクルーズに入社しガイド業を始める。10年の修行期間を経て2025年、「すえ丸」開業。趣味は釣り。得意なこと釣り、苦手なこと釣り。Instagram(https://www.instagram.com/__suemaru__/)・X(https://x.com/__suemaru__

冬の東京湾ボートシーバスに強いルアー=スイムベイト

シーバスハイシーズンも11月いっぱいで終わり、世間の認識はそうなんだなと、毎年感じる12月です。

もちろん12月も東京湾ではシーバスは釣れ続きます。鉄板バイブやミノーなどの出番が多くなってくる時期ではありますが、まだまだビッグベイトの出番もあります。

これからの時期、特に出番が多くなってくるのはスイムベイトと呼ばれるカテゴリのルアーです。

実は明確な区分けは私自身も分かっていませんが、ひとまずここではジョイント部分があるビッグベイトのことをスイムベイトと呼ぶことにします。

スイムベイトというルアーの特徴は下方向にレンジが入ること、左右へのダートアクションの演出が少ない移動距離のなかで出来る、とことです。

比較的スローなアクションでシーバスにルアーを見せることできるこのルアーを使いこなすことはとても重要です。

使いこなせれば、これからの冬シーバスを引き出せる数がグッと上がること間違いなしです。

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東京湾・スイムベイト用基本タックル

東京湾で使用するスイムベイト用タックルを紹介します。

スイムベイト用おすすめロッド

スイムベイトに使用するロッドはXXH以上、7ft以上8ft未満と比較的長めのロッドがおすすめです。

短いビッグベイトロッドを推し続けている僕が、スイムベイトの釣りでは長いロッドをおすすめする理由は、スイムベイトの釣りではロッドアクションを必要としないからです。

リトリーブ、もしくはリーリングジャークでアクションをつけるため、ロッドを短くする必要性がないのです。

また、スイムベイトのウィークポイントは飛距離です。ジョイント部分があるので飛行姿勢が悪く、空気抵抗もあるため、飛距離が非常に出にくいルアーなのです。

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スイムベイトに限ったことではありませんが、とにかく飛距離が出るほどビッグベイトの釣りは有利です。

少しでも飛距離を出すためには、ロッドの長さが必要不可欠ということで長いロッドをお薦めしています。

ただ、いたずらに長くしすぎるとランディング時にもたついてしまったり、狭い船内での取り回しが悪くなってしまいます。結果、7ft台のロッドが飛距離も出せて取り回しもしやすいのでおすすめです。

リーリングで釣りをする都合上、あまりロッドの硬さは関係ないと思われがちですが、ロッドの硬さは超重要です。基本的には硬いに越したことはないです。

スイムベイトのアクションはリトリーブにしてもリーリングジャークにしてもロッドは真っ直ぐにしたまま巻くのが基本です。つまり、曲げません。ロッドを曲げてしまうと特にリーリングジャーク時にロッドが曲がった分、入力した力が逃げてしまうのでジャークのキレが失われてしまいます。

リーリングで加えた力を100%そのまま伝えるためには、ロッドを真っ直ぐすることに加えてロッドの硬さが必要なのです。

スイムベイト用おすすめリール

リールはビッグベイトの釣りでは必須のハンドル1回転あたり100cm以上のハイギアモデル、300/400番クラスのベイトリールがおすすめです。

ビッグベイトの釣りの中でも特に巻き取り量が重要になるスイムベイトの釣りでは本当に必須のアイテムです。

すえ丸船長使用タックル

〇ロッド:tailwalk FULLRANGE C75SSXH

〇リール:tailwalk ELAN SUPER WIDE POWER 81BR

〇ライン:tailwalk PEEWEE WX8 6号

〇リーダー: VARIVAS ショックリーダー [ナイロン]70lb

すえ丸船長オススメルアー

〇イマカツ レイジーハード

〇デプス ギラギラコウゲキ

〇デプス スライドスイマー250HS

〇サベージギア 3DMシャイングライド230SS

こうすれば釣れる!? すえ丸船長直伝アドバイス

スイムベイトの釣りで重要なアクションパターンをお伝えします。

基本は左右へのダートアクション

スイムベイトの基本アクションは左右へのダートアクションです。

右、左、右、左とリーリングジャークでアクションを加えて、規則正しく首を振らせることでシーバスのバイトを誘います。

リズムを変えてバイトを誘うというテクニックもありますが、それは規則正しいリズムの中に変化を加えるからこそ効くテクニックです。まずは規則正しくきっちり右左にダートさせることを心掛けましょう

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丁寧なアクションを心掛ける

リーリングジャークで右左へのダートアクションを演出するのが基本となるスイムベイトの釣りですが、この左右へのダートというのが実は簡単なようで難しいのです。

入力する力が弱すぎるとダートしないし、強すぎてもエラーアクションになってしまいます。

ルアーごとに綺麗にダートする力が決まっていますので、まずは投げる前に自分の足元でどのくらいの力で入力すれば綺麗にダートするかを確認してください。

その後にフルキャストした先で同じ力になるように入力の力を調整すれば、綺麗にルアーがダートしているはずです。

基本的にはどのボートに乗っても、ドテラ流しで追い風側に投げるはずなので、足元で動かすよりも巻き取り量は大きくなるはずです。

丁寧に丁寧に、ワンジャークずつきっちりアクションを加えることで明らかにバイトが増えるようになります。

画像提供:すえ丸

デジ巻きではなくリーリングジャーク

よく「デジ巻きでアクションさせるんですね」と言われることがありますが、違います。

デジ巻きとリーリングジャークは全く違うアクションです。

デジ巻きとはリトリーブとストップを繰り返す巻き方です。リーリングジャークも手元を見れば同じ動作をしていますが、リーリングジャークでは入力したときの力加減や潮の噛み具合をリールのハンドルから感じながら力加減を調整してアクションを入力します。

デジ巻きのようにリトリーブとストップのアクションではなく、あくまで左右へ綺麗にダートすることを目的としたアクションがリーリングジャークです。注意しましょう!

すえ丸DATA

神奈川県横浜市子安「すえ丸」
◎TEL:090-7014-8011(船長:須江一樹)
◎HP: https://suemaru.fishing/
◎BOAT:ヤマハ 和船W-32AF(エンジン:スズキ 4ストローク船外機 175馬力・ホンデックス魚探 HDX10C・ホンデックスマルチスキャン(ソナー) HE-773・ロッドホルダー17本・電動マリントイレ)

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