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秋の東京湾を賑やかにする人気ターゲット、サワラ! 釣って楽しく食べて美味しい相手ですが、1本をモノにするハードルが意外に高いターゲットでもあります。そんなサワラを確実に仕留めるための必釣タックル&ハウツーを、すえ丸船長の須江一樹さんが直伝します!
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この記事を作った人すえ丸船長・須江一樹(すえ・かずき)
埼玉県出身横浜市在住。姉妹の父。
10歳の頃ブラックバスブームで釣りを始める。
釣りを仕事にすることを夢見て30歳で横浜の名門アイランドクルーズに入社しガイド業を始める。10年の修行期間を経て2025年、「すえ丸」開業。趣味は釣り。得意なこと釣り、苦手なこと釣り。
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秋の東京湾を盛り上げる、サワラキャスティング
秋の東京湾でアツい釣り、それはサワラキャスティングです。
釣って楽しく食べて美味しい、東京湾で楽しめる数少ない青物釣りがサワラキャスティング。
7月を皮切りに湾口から湾央、そして湾奥と季節が進むに釣れて釣れるエリアがどんどん奥に入っていき、年内いっぱいくらいまで釣れ続くのが東京湾のサワラシーズン。
今回はミノーのジャーキングとブレードジギングで狙うサワラキャスティングのキモをお伝えしたいと思います。
東京湾サワラキャスティング用タックル
タックルは2タックル、もしくは3タックル必要です。
ミノーのジャーキング用タックル
ひとつ目はミノーのジャーキング用タックルです。7ft程度、Mパワークラスのロッドに3000~4000番程度のスピニングリール、ラインはPE1.2〜1.5号程度、リーダーはナイロン25〜30lbです。

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ミノー用タックルについてはタックルをいたずらに強くする必要はありません。使うルアーは130mmクラスの普通のシンキングミノーを使用しますので、あまりタックルを強くしてラインを太くしてしまうと、飛距離と操作性が失われてしまいます。
一般的なボートシーバスタックルくらいのパワーが丁度良いくらいです。
〇ミノー用タックル
ロッド:tailwalk /BOATGAMER SSD S73M
リール:tailwalk/DURIZE 3500SHGX
ライン: VARIVAS/アバニ シーバス マックスパワー PE X9 1.2号
リーダー: VARIVAS/ VEP Shock Leader [Nylon] 30lb
ルアー:HIDEUP/HUミノー111S、DUO/REALIS JERKBAIT SW LIMITED 130S

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ブレードジギング用タックル
2タックル目はブレードジギング用のタックルです。
6ftクラスで2番程度のパワーのライトジギングロッドに、6000HGクラスのスピニングリール、PEラインは2号程度、リーダーはナイロンの35lbくらいを使用します。
ブレードジギングはブレなく高速で巻くことでより釣果を得ることが出来ます。ロッドに関してはスタイルの部分もあるかと思いますが、グリップを脇で挟むことができる点や、長いブランクスに比べて短いブランクスの方がブレを伝えづらいので、短くてグリップが長いロッドがおすすめです。
リールに関しては大きくて巻き上げが速いモデルがおすすめ。ハンドル1回転100cm以上のリールが必須の釣りです。
大袈裟ではなく、遅いリールしかないということであればやらない方が良いのではないかと思うほどに、早いリールばかりがブレードジギングではアタリが出ます。巻き上げが速いリールはブレードジギングでは超必須アイテムと言えます。
〇ブレードジギング用タックル
ロッド:tailwalk/ JIGFORCE SSD S652-LJ
リール: tailwalk /STEALZ 6000HGX
ライン: VARIVAS /アバニ キャスティングPE マックスパワー X8 2号
リーダー: VARIVAS /VEP ショックリーダー [ナイロン]35lb
ルアー:tailwalk/YUMMY JIG TG + ブレードフック
跳ね、ボイル撃ち用タックル
3タックル目は跳ね、ボイル撃ちタックルです。7ft半から8ft程度、MHクラスのロッドに、4000XGクラスのスピニングリール、1.5号程度のPEラインに35lbクラスのナイロンリーダーを組み合わせます。
必要度は近年低めになってきているタックルですが、跳ねやボイルを直撃して釣る、飛距離がアドバンテージになる状況において必要なタックルです。
〇ボイル撃ち用タックル
ロッド:tailwalk /BOATGAMER SSD S72MH
リール:tailwalk /DURIZE 3500SXGX
ライン: VARIVAS/アバニ シーバス マックスパワー PE X9 1.5号
リーダー: VARIVAS /VEP Shock Leader [Nylon] 30lb

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東京湾サワラキャスティングの実戦的アドバイス
スタイル別の実戦的アドバイスを以下に紹介しましょう。
ミノーはジャーキングが基本。強く、鋭く、キレ良くアクション!
ミノーの使い方はジャーキングです。
ワンピッチジャークでリールのハンドル1回転につき1ジャークで強めのアクションをミノーに加え、サワラを誘い出します。
ジャーキングのコツは強く、鋭く、キレ良くアクションを加えることです。
なるべく手前に来ないようにラインスラックを使って、イメージ的には横に飛ばすイメージでジャークを強く加えます。
時折タダ巻きやストップを入れてバイトを誘うのもありです。
基本的には跳ねやボイルが見えるような場面で使用する釣りですが、同船者に迷惑がかからない範囲で、射程圏内で跳ねやボイルが起きたら狙って投げるようにしましょう。
2回か3回跳ねが続いたら激アツです。
ブレードジギングは速巻きが基本。ブレないことが最重要
ブレードジギングの速巻きはブレなく一定に巻くことが基本です。
速く巻こうとするとブレるというのが一般的ですが、僕的にはブレるくらいなら速巻かないほうが釣れると思っているほどに、ブレないと言うのは重要なファクターだと思っています。
そのためにハンドルの回転数を少なくすることができる速いリールが必須の釣りです。
エンドグリップを脇で挟む、手首に当てる等などの工夫でなるべくロッドのブレを無くしてください。
ストップや速巻きのペースを変えるなどのテクニックを紹介しているケースも見受けられますが、それはあくまでブレなく一定に巻けた上でのテクニックです。
ブレなく巻けていない段階で誘いをかけても、魚がチェイスしていないので意味がありません。また巻いてる重さを感じながら速巻くとブレなく巻くことが出来ます。

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バレを防ぐ為には最初から最後まで巻き切る
バイトがあったらフッキングせずに、ロッドをまっすぐにしたままとにかく巻きまくってください。
テンションが抜けたと思っても最後までとにかく巻きまくることが重要です。
ロッドを立てたり横にしたりしてロッドを曲げる必要はなく、トップガイドにルアーが着くくらいまで最後まで巻き切ることでバレを防ぐことができます。
サワラがバレるのは手前に走ってきてテンションが抜けてバレる場合と、手前まできた時にランディング直前でバレるケースがほとんどです。
いずれのケースも最後まで巻き切ることで防ぐことが出来ます。ドラグはサワラがダッシュした時に少し出る程度の強めのドラグがおすすめです。
フックはダブルフックでもシングルフックでもどちらでも大丈夫だと思っていますが、僕的な使い分けは70cm台以下のサイズが多い時はダブルフック、70cm台以上のサイズが多い時はシングルフックというようにしています。
迷ったらシングルフックでOKです。
すえ丸DATA
神奈川県横浜市子安「すえ丸」
◎TEL:090-7014-8011(須江一樹)
◎HP: https://suemaru.fishing/
◎BOAT:ヤマハ 和船W-32AF(エンジン:スズキ 4ストローク船外機 175馬力・ホンデックス魚探 HDX10C・ホンデックスマルチスキャン(ソナー) HE-773・ロッドホルダー17本・電動マリントイレ)
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