【東京湾ボートチニングゲーム】タックル選び編 :教えて!バスメイトさん

連載記事

東京湾ボートチニングゲームの基本は、落とし込みによる繊細なストラクチャー攻略と、キャスティングによる河口のボトム攻略。では、二つのゲームをより深く楽しむために必要なタックルとは? 今回は徳永兼三さんにタックル選びを伝授してもらおう。

【PR】本ページにはプロモーションが含まれています。

登場人物

https://yupfishing.com/manage/wp-content/uploads/2023/06/yup_icon01.jpg
ヤップ君

釣り経験はあるものの、ビギナーレベルから抜け出せずにいる30代男性。オフショアゲームでエキスパートを目指すべく奮闘中。

https://yupfishing.com/manage/wp-content/uploads/2023/06/tokunaga_icon01.jpg
徳永さん

徳永兼三(とくなが・けんぞう)東京都大田区でプロショップ『BASS MATE』を経営するエキスパートアングラー。バスフィッシングからマグロ、GTといったビッグゲームまで幅広くこなし、国内外のフィールドに精通。これまでに数々のレコードフィッシュを釣り上げている。

https://yupfishing.com/manage/wp-content/uploads/2023/06/ikegai_icon01.jpg
池貝さん

池貝雅俊(いけがい・まさとし)バスフィッシング、シーバス、近海のオフショアなど関東周辺のルアーゲーム全般に造詣の深いバスメイトの店長。タックルに関する知識も豊富で、店内で扱う商品在庫のすべてを把握していると言っても過言ではない。

ベイトフィネスは利点だらけ。ベイトタックルの操作をマスターしよう

https://yupfishing.com/manage/wp-content/uploads/2023/06/yup_icon01.jpg
ヤップ君

クロダイとキビレはタックルを兼用することも可能ということですけど、徳永さんは「落とし込みの釣りでもキャスティングでも、ベイトタックルが主流になりつつある」とも言ってましたよね。その理由はなんですか?

https://yupfishing.com/manage/wp-content/uploads/2023/06/tokunaga_icon01.jpg
徳永さん

落とし込みの釣りではピンポイントを攻めやすいこと、無駄なラインスラックが出ないこと、着水音が静かなこと、動作にロスがなく操作感がダイレクトに伝わることなどなど、利点だらけです。もちろんキャスティングでも、ベイトタックルのリニアな操作感は大きなメリットになります。ビギナーの方は汎用性の高いスピニングから始めていただくことが多いですが、バスフィッシングでベイトタックルやフィネスゲーム(繊細な釣り)に慣れている人には、最初からベイトでスタートすることをおススメしているくらいです。

https://yupfishing.com/manage/wp-content/uploads/2023/06/yup_icon01.jpg
ヤップ君

ボクもバス釣りではベイトリールを使ったことがありますが、正直なところ、広い海でバス釣りよりもっと軽いルアーを、ベイトタックルで投げる自信はありません。

https://yupfishing.com/manage/wp-content/uploads/2023/06/tokunaga_icon01.jpg
徳永さん

一般的なベイトリールで軽いルアーを投げようと思うと、つい力んでしまってバックラッシュの原因になりますからね。でも、落とし込みのフィネスゲームは遠投する釣りではありませんし、ベイトフィネス専用のリールを使えば本当にトラブルレスです。一度試していただければ、ベイトのほうがスピニングよりもずっと扱いやすいことを実感していただけると思います。

https://yupfishing.com/manage/wp-content/uploads/2023/06/yup_icon01.jpg
ヤップ君

恥ずかしながら、ボクの場合はベイトリールの初歩からもう一度教えてもらう必要がありそうですけどね・・・。

https://yupfishing.com/manage/wp-content/uploads/2023/06/tokunaga_icon01.jpg
徳永さん

実際にそういう方も多いですが、ちゃんとレクチャーしますのでご安心ください。ブレーキ調整や投げ方のコツさえ覚えれば、ヤップ君もすぐにマスターできると思いますよ。

https://yupfishing.com/manage/wp-content/uploads/2023/06/yup_icon01.jpg
ヤップ君

ちなみにリールのハンドルは左巻きがベターですか?

https://yupfishing.com/manage/wp-content/uploads/2023/06/tokunaga_icon01.jpg
徳永さん

どちらでも構いませんが、ストラクチャー周りの落とし込みゲームでは着水と同時に食ってくることもよくありますから、右利きの方なら素早くハンドルを操作できる左ハンドルは有利ですね。

スピニングは遠距離攻略にメリット大

https://yupfishing.com/manage/wp-content/uploads/2023/06/yup_icon01.jpg
ヤップ君

スピニングタックルも1本持っていくとしたら、どんなものがおススメですか?

https://yupfishing.com/manage/wp-content/uploads/2023/06/tokunaga_icon01.jpg
徳永さん

スピニングの場合も基本は一緒で、ルアーを扱いやすく喰い込みの良いロッド。6.6フィートから7フィート前半で、ある程度ティップが柔らかいロッドを選んでおくことが大事です。リールは2500番~3000番クラスを選んでもらえば間違いないでしょう。

https://yupfishing.com/manage/wp-content/uploads/2023/06/yup_icon01.jpg
ヤップ君

これもバスロッドやシーバスロッドで代用できますか?

https://yupfishing.com/manage/wp-content/uploads/2023/06/tokunaga_icon01.jpg
徳永さん

もちろんです。リールも、海水対応のものならそのまま流用できますよ。

https://yupfishing.com/manage/wp-content/uploads/2023/06/yup_icon01.jpg
ヤップ君

スピニングタックルはどんな釣りにも無難に対応できて、扱いやすいイメージですが、逆になにかデメリットってあるんですか?

https://yupfishing.com/manage/wp-content/uploads/2023/06/tokunaga_icon01.jpg
徳永さん

スピニングタックルは遠投しやすく、最大飛距離のなかでのキャスティングコントロールがしやすいのが利点。キャスティングのキビレゲームではそのメリットが生きてきます。でも、ショートレンジのキャスティングコントロールはかなり難しいし、近距離での手返しも良いとは言えません。そこがデメリットといえばデメリットです。

https://yupfishing.com/manage/wp-content/uploads/2023/06/yup_icon01.jpg
ヤップ君

ということは、落とし込みのフィネスゲームでは使いにくいってことですか?

https://yupfishing.com/manage/wp-content/uploads/2023/06/tokunaga_icon01.jpg
徳永さん

使いにくいということではありませんが、ベイトに比べると糸フケも出やすいし、キャストが山なりになって「ボチャン!」と大きな着水音を出してしまうことがありますよね。クロダイは警戒心も強いので、これがマイナスになることもあるんです。ストラクチャーのゲームでスピニングタックルを使うなら、できるだけソフトなプレゼンテーションを心がけることが大切です。

https://yupfishing.com/manage/wp-content/uploads/2023/06/yup_icon01.jpg
ヤップ君

了解です。とにかくまずは挑戦して、体験してみることですね。

東京湾ボートチニングゲーム①に戻る
東京湾ボートチニングゲーム③に続く

■取材・文/高橋大河 Taiga Takahashi

◎INFORMATION
フィッシングプロショップ バスメイト
所在地:東京都大田区東矢口3-6-7
TEL:03-3735-0200
定休日:毎週月曜日
HPアドレス:www.bassmate.co.jp

注目記事

MOVIE

TOP