テンリュウのスパイクシリーズに新たな2アイテムが仲間入り!

キャスティング

画像提供:テンリュウ

近海のオフショアキャスティングに対応するスタンダードロッドとして人気のテンリュウスパイクシリーズにNEWモデルが仲間入り! 1本は近海ライト・遠投モデルのSK842S-MLM。もう1本は近海オールラウンド・ストロングモデルのSK822S-X。それぞれ深堀りして紹介していきましょう!

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この記事を作った人ヤップ!編集部
ヤップ!でオフショア情報を発信する人たち。編集長の大川直を中心にそれぞれに得意な分野について執筆&撮影して投稿。信頼できる情報を分かりやすく伝える! をモットーに活動中。

テンリュウ スパイクとは?

スパイクとは老舗ロッドブランド、テンリュウが誇るオフショアキャスティングロッドシリーズの名前です。

近海にフォーカス、飛距離と粘りにこだわるオールラウンド&ストロングなシリーズです。

「スパイクはテンリュウのオフショアキャスティングロッドの中でスタンダードに位置づけているシリーズです。誰もが安定した飛距離を出せて、大物と安心してやり取りを楽しめるロッド、が基本コンセプト。尖り過ぎることなく、誰でも扱いやすい、という設計のシリーズです」(開発担当:上森俊季さん)

スパイクを冠しているロッドのシリーズはテンリュウに3つあります。「スパイク」「スパイクXPG」「スパイク トラベル」です。

スパイクXPG(エクストリーム・パワー・ゲーム)は大型魚にターゲットを絞った、尖ったシリーズ、スパイク トラベルは3ピース仕様で携行性に優れたシリーズです。

オフショアキャスティングのスタンダード、スパイクシリーズの初代登場は2003年に遡ります。二代目は2009年。そして現行モデルである三代目は2020年に登場しました。

スパイクは20年以上に渡って厚い支持を得ている人気シリーズなんですね。三代目も追加モデルを仲間入りさせながらラインナップを拡大しています。

そんな三代目スパイクシリーズに2025年、新たに2アイテムが登場します。オフショアファンなら気になりますよね?

では、さっそくNEWモデル2本をチェックしていきましょう。

スパイクシリーズに追加される2025NEWモデル

2025年、スパイクシリーズに仲間入りするのは「スパイクSK842S-MLM」「スパイクSK822S-X」の2本です。

スパイクSK842S-MLMとは

SK842S-MLMは近海ライト・遠投モデルに位置付けられる一本です。

「コンセプトはカツオをメインターゲットにした遠投モデルです。リリースのきっかけとなったのは三重沖でのカツオキャスティング。アングラーからは見えないようなカツオ をソナーで追いかけて、その群れの先頭を待ち構える!みたいな釣りがありまして。遠投性能が求められるスタイルなんですが、これまでの8ft以下の一般的なロッドでは船長の要望に応えられる飛距離が出せませんでした。そこで圧倒的な飛距離を出せるロッドを作ろう、となったのがきっかけです」(開発担当:上森俊季さん)

8.4ftというレングスをフルに活かしたオーバーヘッドキャストを基本に、30~60gのジグやプラグ類をカッ飛ばすためのロッドです。最大80gまでのルアーのフルキャストに対応しています。

SK842S-MLMは遠投性能だけでなく、「タメが効く」というのも大きな特長です。

「バラしにくい、というのもアピールポイントです。タメが効く設計なんです。硬すぎるロッド、短いロッドだとテンションが抜けやすいのですがSK842S-MLMはテンションが抜けにくい調子なんです」

「船下に突っ込まれたときでもバラしにくい。カツオは釣れるときはダブルヒット、トリプルヒットとなることも多いですよね? 乗合船に大人数で乘って楽しむ場合はランディングの順番待ちとなることも多い釣りです。三重沖だと5、6kg以上のカツオも多いので、ネットで掬うことが基本。うまく船縁でカツオをコントロールする必要があります。こうした状況ではバラしにくい、テンションが抜けないような調子が重要になります」(開発担当:上森俊季さん)

こうしたタメが効く調子は投げやすさにもつながります。しなやかでありながら、コントロールが効く張りもあるSK842S-MLMは、誰が使っても投げやすい調子に仕上がっている、というわけです。カツオ狙いでの定番セッティング、PE2号+ショートリーダーでのフルキャストは硬いロッドだと指への負担も大きいですからね。やはり程よい、しなやかな曲がりが欲しいですよね。

誰でもキャストしやすく、飛距離も出せてバラしにくいというSK842S-MLMの特長は、カツオだけでなく、シイラやブリ、ビンチョウなどをテクニカルに狙うときにも大いに頼りになるでしょう。

スパイクSK822S-Xとは

SK822S-Xは近海オールラウンド・ストロングモデルに位置付けられる一本です。

「ヒラマサキャスティング、PE10号対応モデルです。スパイクXPGにも同様のアイテムがありますが、XPGではファイト性能を重視しているのが特徴。SK822S-Xはどちらかと言えば操作性を重視したロッドです。XPGと比較すると少しシャープで軽量、リアグリップも少し短くなっていて、取り回しの良さ、操作性の良さが際立っています」(開発担当:上森俊季さん)

20kgオーバーのヒラマサが期待できるような状況、ビッグサイズのヒラマサとシャローエリアでガチ勝負しなければいけない状況で活躍するロッドです。

ヘビーロッドでありながら扱いやすいレギュラーファストテーパーで、60~70g程度を下限に180g程度までのダイビングペンシルの操作性に秀でたブランク性能も秀逸!

ダイビングペンシルの初動時、しっかり水を噛ませてダイブさせることができる繊細さも兼ね備えています。数日間の釣りを前提とする遠征釣行でも疲れにくいのもウリのようです。

ターゲットは大型ヒラマサだけでなく、GT、50kgクラスまでのマグロ類などに対応。ファイト性能もバッチリです。

「ロッドを立てた、角度をつけたファイトにも対応できるよう設計しています。60度にロッドを立てての最大ドラグは16kg。高負荷をかけたときでも、しっかりバットまで使ったファイトを展開できます。スパイクXPG譲りのファイト性能ですね」(開発担当:上森俊季さん)

五島列島をはじめとする玄界灘をメインフィールドとして、韓国チェジュ島のヒラマサやオマーンのGTなど、海外でもテストを重ねた自信作のようですよ。

スパイクシリーズの基本フィーチャー

現行スパイクには先鋭のフィーチャーがフル搭載。パーツ類は適材適所で採用されていますが、シリーズに共通しているモノも多数。チェックしてみましょう!

スパイクシリーズのブランク

スタンダードモデルならではの粘りと反発力をバランスよくブレンドしたブランクはシリーズに共通した特徴です。

技量の高低に関わらず、誰でも堪能できる安心感ある強さと快適なキャストフィールが魅力です。

バット部にはテンリュウの独自技術によって生み出されるC・N・T(カーボン・ナノ・チューブ)素材を採用。粘り強度が向上しているので、トルクフルなファイトを展開できます。

◎C・N・T(カーボン・ナノ・チューブ)とは…
https://fishing.tenryu-magna.com/technology/concept.html#cnt

スパイクシリーズのガイド

シリーズに共通してKガイド(ステンレスフレーム・SiC-Sリング)とオーシャンガイド(ステンレスフレーム・SiC-Sリング)を適材適所で採用しています。

ちなみに今回のNEWモデル、SK842S-MLMにはKガイドのなかでもライトなダブルフットモデルであるLKWガイドを採用しています。


全アイテムともにブランク性能や使用リールのサイズなどを考慮して、ベストなガイド位置を追求してセットされています。

スパイクシリーズのグリップ周り

三代目スパイクシリーズではテンリュウのお家芸、西陣織仕様のカーボンパイプを採用しています。

まさにテンリュウロッドのアイデンティティを表現する仕様。渋いこだわりが光ります。

リールシートは評価の高いDPSシートが採用されていますね。

◎天龍×西陣織とは…
https://fishing.tenryu-magna.com/technology/nishijin.html

スパイクシリーズのラインナップ

SK842S-MLM 、SK822S-Xの2本が追加されたことで、 2020年から続く三代目スパイクシリーズは10アイテムにラインナップが拡充されました!

日本近海を想定するオフショアキャスティングでは死角なし、と言えるラインナップです。

まとめ 近海オフショアキャスティングを楽しみたい? それならスパイクがおすすめです!

スパイクシリーズ、いかがでしたか? NEWアイテムのSK842S-MLM 、SK822S-Xにググっとフォーカスして紹介してきました。

誰よりもぶっ飛ばしてカツオを仕留めたい! というアナタにはSK842S-MLM 。

憧れの20kgオーバーのヒラマサを膝に乗せて写真を撮りたい! というアナタにはSK822S-X。

ぜひ手に取ってその性能を実感してください。愛用ロッドにしなければいけないNEWアイテム、なんじゃないですか?

◎テンリュウHP スパイクシリーズ製品ページ
https://fishing.tenryu-magna.com/offshore/spike.html

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