外房ヒラマサのザ・デイ!宏昌丸でラッシュした20kg、30kgオーバーの夢マサたち

キャスティング

春の外房には巨大なヒラマサが回遊してくる。船を流し替えるたびにヒット! そんな日が例年、必ず何日かは存在するのだ。ここでは外房ヒラマサに通い続けるアングラー、宮本健太郎さんのザ・デイ!体験記を紹介しよう。

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この記事を作った人宮本健太郎(みやもとけんたろう)
釣りは小学生からスタートし現在で20年以上。シーバスやライトソルトを経てオフショアゲームにハマり10年。釣具のキャスティング勤務。サポートメーカーはパッションズ、バリバス。インスタグラムアカウント:kentaro_miyamoto_official

外房ヒラマサでは屈指のルアー船、宏昌丸でオオマサに挑む!

千葉県勝浦市の川津港から出船する宏昌丸は、外房の海を熟知し、釣らせると評判の吉清船長と、熱い情熱を持つ中乗りの田口さんが同船する外房屈指のルアー船です。毎年春には大型のヒラマサが上がり、盛り上がりを見せるので、3月から5月にかけては頻繁に釣行しています。

3月上旬にシーズン二度目のチャレンジ。オオマサに備えてラインをすべて新品に巻き直して臨みました。午前船では、港近くにあるイワシの反応を攻めました。港のすぐ前から根中というポイントにかけて、鳥山とイワシの反応があり、ジグをキャストしたり、シンペン、ミノーなどを使い反応を追いました。この反応が灘(岸)よりで出ると、大型のヒラマサが付くそうです。

イワシの群れの中では、ヒラマサ以外のフィッシュイーターも多く釣れます。マダイ、サワラ、ヒラメなど、嬉しいゲストも豊富です。午前船では、サワラや本メジなどがヒットしたものの、ヒラマサからのコンタクトは得られませんでした。本メジはすべて船べりでリリースしました。

イワシの反応をしつこく攻めましたが、午前船ではヒラマサが上がることはありませんでした。

外房沖に巨大なヒラマサが回遊!

昼に一度港に戻り、午後からのお客さんを乗せて再度沖へ。僕は通しで乗船しました。午後船は全員で4人が乗船。船内は広々使えました。

出船してすぐは午前と同様に灘よりのイワシの群れの中を攻めましたが、相変わらず難しく反応なし。2、3回流して見切りをつけ、船長は沖のポイントに船を走らせました。

春はモンスターサイズが出るため、ひと流し目は6号タックルを手にしました。風は北西、流れは南からの潮で船は東に流れています。キャストしたラインが風に煽られ、船足も速いので、ダイビングペンシルではなく、水面下を巻きで引けるルアーを選びました。

この選択が功を奏したのか、早速バイトがありましたがフッキングには至らず。波向こうだったためサイズは分かりませんでしたが、魚が入っていることを確信しました。同じタイミングで投げていた同船者にヒット!魚が潮上に向かって走っていったのを確認、邪魔にならないように位置を変えてキャストしたところ再びバイト! 今度はしっかり掛かりました。

新品のラインなのでドラグを強めに設定していたのですが、一気に引き出されました。自分が掛けた魚も強いトルクで一気に潮上に向かい、すぐに大型だと確信しました。

33kgのオオマサを皮切りに20kgオーバーが次々ヒット!

ライン強度を信じロッドを思いっきり曲げ込み応戦。抵抗を感じた魚は強烈な首振りとセカンドランを見せました。走られている最中もロッドは曲げ続け、少しでも走る距離を短くするよう対応しました。

走りが終わったら反撃の時間。少しでも根から遠ざけたいのでショートポンピングと素早いリーリングで浮かします。ある程度浮かしたところで再びグングン首を振ってサードラン。先程よりスピードも距離も落ちています。勝負ありです。

潮流の関係で船下にラインが入ったので脇挟みに持ち替え、テンション抜けに気を付けながらじわじわ浮かし、船長と田口さんお二人にランディングしていただきました。

船に横たわった魚体を見て唖然としました。今まで見てきたどのヒラマサより長く、そして太い…。急いでホースで海水を送り込み蘇生させました。

春は産卵絡みの魚が多いので極力いい状態でリリースするようにしています。魚の元気が戻ってきたところで計測、計量。

尾叉長133.5cm 
船上計量33kg

4年前に釣った自己記録を大幅に更新する一尾、そして30kgという大台を突破したことに自然と涙があふれてきました。泣きながら魚の口にホースで海水を送り込み蘇生をしているうちに先にヒットした方の魚も無事ランディングされました。

なんともう1本も30kgオーバー!二人で記念撮影&蘇生。2尾とも元気よく海に帰っていきました。

外房ヒラマサのまさにザ・デイを堪能し切る!

通常ならここで満足してストップフィッシングとするところですが、滅多にないチャンス日と少人数でしたので釣りを続行させてもらいました。風と潮が合っていないため同じように水面下を長く早く引けるルアーで反応を探っていくと再びヒット。今度はタックルが5号なのでパワーファイトで浮かすというよりロッドの復元力を活かしたファイトスタイルで応戦。

魚が頑張ったらラインを出し、止まったら反撃するイナシファイトで上がってきたヒラマサもこれまたデカい。尾叉長125.5cm 余裕の20kgオーバーでした。

蘇生をして計測。膝乗せ写真は撮らずにすぐにリリース。3本目を狙います。

流し直すたびに誰かしらに反応がありフックアウトやトラブルで船に上がらないまま夕マヅメのラスト流しを迎えました。ノットを組み直した6号タックルを握りました。前回の流しではルアーの後ろにアタックしてくる感じでしたので、気持ちゆっくり目に誘いながら巻くと水中でひったくられました。

1本目同様ファイトは強烈!首振りが大きくプレッシャーをかけていても反転してドラグを引き出していきます。早い潮流も相まって高負荷でのファイトでしたが落ち着いてランディング。両隣に船長と田口さんがタモを構えているのは非常に心強いです。

尾叉長125.5cm、こちらも余裕の20kgオーバーでした。一日に一切のミスなくオオマサを3本キャッチすることが出来ました。

水面下早引きルアーがキーワードとなった春の爆釣デイ

今回釣れた魚は水面下早引きルアーへの反応が顕著でした。近年流行りの水面下を早巻きで魚を誘う釣り。ダイビングペンシルを上手く引けない潮波や、流れる船の速度が速い時に活躍すると思います。また沖の遊泳力のあるベイトを捕食しているときにも効果的かと思います。この釣り方が数年前から浸透してダイビングペンシルだけでは出せなかった魚が釣れるようになりました。

一生に一度のサイズがヒットするかもしれない春の外房。タックルセッティングは万全にラインのチェックもこまめに行いましょう。ロッドやリールはもちろんラインや接続金具まで、いざというときに切れないように注意したいですね。どこかに不具合があると上がらないのが大型のヒラマサです。それほど強烈な引きです。

僕はキャスト頻度にもよりますが、基本的には3回の流しでノットを組み直しています。今回はバリバスの新製品、アバニ ショックリーダーSMPナイロンを使用しましたが、しなやかでノットが組みやすく、キャスト時の糸抜けも良く感じました。また、ファイト中もショックリーダーの伸びを感じることが出来て、余裕を持ったファイトを展開出来たように感じます。

3月中旬、全国的に釣果が聞こえ始め、春マサシーズンが本格スタートしました。僕自身、かなりいいスタートを切れたので、今年も引き続き外房スタイルでヒラマサを狙っていきたいと思います。

外房ヒラマサ、オオマサキャッチに活躍したタックル

【6号タックルデータ】
ロッド:パッションズ/スペンサー84H
リール:14000XG
ライン:バリバス/アバニ キャスティングPE SMP X8 6号
リーダー:バリバス/アバニ ショックリーダーSMPナイロン100lb
ルアー:ローカルスタンダード/ウォブルベイト185

【5号タックルデータ】
ロッド:パッションズ/スペンサー84MH
リール:ダイワ/ソルティガ14000-XH
ライン:バリバス/アバニ キャスティングPE SMP X8 5号
リーダー:バリバス/アバニ ショックリーダーSMPナイロン100lb
ルアー:デュエル/ハードコアウォータードライブ150S

バリバス/アバニ キャスティングPE SMP X8

バリバス/アバニ ショックリーダーSMPナイロン

ダイワ/ソルティガ14000-XH

デュエル/ハードコアウォータードライブ150S

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