クロマグロキャスティングに使用するショックリーダー、おすすめアイテムを5アイテム紹介します。少し地味ですが、実はとても重要なアイテムであるショックリーダー。選び方のコツ、ファイティングリーダー、スペーサーシステムなどとともに紹介していきます。
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クロマグロキャスティング用ショックリーダーの選び方
オフショアキャスティング最大級のターゲット、クロマグロを狙うには万全の準備が必要です。
ショックリーダーを選ぶ際にも妥協は禁物です。これなら絶対大丈夫、という製品を選ぶための基準を紹介していきましょう。
クロマグロキャスティング用ショックリーダーを選ぶ基準その1-強度
クロマグロは魚類屈指のパワーとスピードを持つ相手。
サイズにもよりますが、ファイトは長時間に及ぶことも多く、ショックリーダーには絶対的な強度が求められます。
クロマグロのサイズとショックリーダーのlb数の関係としては以下が目安です。
30~50kg級 → 100~130lb
50~100kg級 → 130~170lb
100kg超え → 170~300lb
上記を参考にPEラインの号数とのバランスも考慮して、使用するショックリーダーを選びましょう。
クロマグロキャスティング用ショックリーダーを選ぶ基準その2-耐摩耗性
クロマグロとのファイトではショックリーダーに耐摩耗性が求められます。
ファイト中、ショックリーダーは魚体のどこにでも当たる可能性があります。尾ビレの付け根に絡まる、などはよくある現象です。いわゆる魚体ズレと呼ばれるリスクです。
ルアーを飲み込まれたときにも耐摩耗性の高さが試されます。ランディング直前では船底ズレの危険性もあります。
耐摩耗性の低いショックリーダーではブレイクのリスクが大きくなります。
同じ強度(強力)でも製品によって耐摩耗性は異なります。同じ強度でも耐摩耗性を重視して、あえて太いショックリーダーを選ぶ、という考え方もあり、です。
十分に吟味して選びましょう。
飲み込まれた際のリーダーブレイクを防止するためには、リーダー先端にザイロンノットなどを結束する方法もあります。
クロマグロキャスティング用ショックリーダーを選ぶ基準その3-しなやかさと操作性
しなやかさもクロクロマグロ用ショックリーダーでは重視される要素です。
ラインシステムやスイベルとの結束など、しっかり締め込むことができなければ十分な強度は得られません。
硬すぎるショックリーダーはキャストトラブルが多発し、ルアーの動きを妨げることもあります。
こうしたことから、クロマグロキャスティングではしなやかな特性を持つナイロンリーダーが人気です。
クロマグロキャスティング用ショックリーダーを選ぶ基準その4-品質の均一性
クロマグロとのファイトは大型になればなるほど長時間に及ぶため、ショックリーダーにかかる負荷が大きくなります。
近年ではロッドやリールなどのタックルの進化が速く、よりパワーファイトが可能になっています。200kgオーバーの可能性も高くなっていることから、よりショックリーダーを強くする傾向があります。
安価なモノは強度がバラつきがち。多少、値が張っても信頼と実績があるメーカーの製品を選ぶことをおすすめします。
一生モノのレコードフィッシュのチャンスは多くはありませんからね。
クロマグロキャスティング用ショックリーダーをセットする長さ
ショックリーダーの長さはキャスティングに支障がない範囲でなるべく長く、というのが理想です。
キャストするときに必要なタラシを出した状態で、リールのスプールにショックリーダーを1回転巻き込む、というのが多くのエキスパートたちが好む長さです。
キャスト時に指を掛けるところはPEではなくリーダーにしたいこと。船縁での最後の攻防はショックリーダーだけで行いたい、というのが、このスプールに1回転、という主な理由です。
ただし、スペーサーシステムを使用している場合はこの限りではありません。
クロマグロキャスティング用おすすめショックリーダー5選
バリバス アバニ ショックリーダーSMPナイロン
オフショアキャスティングに注力するバリバスからリリースされるナイロンショックリーダーのフラッグシップモデル。同社最高レベルの直線強度を誇り、耐摩耗性は素材から見直して向上させています。また、特殊加工を施すことで耐久性をアップ、経時劣化を大幅に改善しています。モンスターの最後の突っ込みに対しても耐えて粘る特性が、レコードフィッシュキャッチに大いに貢献するでしょう。太号柄でもしっかり留まり、残量に応じて締め直しが効くセンターホール付きスプールバンドも秀逸です。
バリバス オーシャンレコードショックリーダー
ヒラマサ、マグロ狙いのアングラーから絶大な支持を得ているショックリーダー。引っ張り強度はバリバス最高レベル。加えて、ラインシステムが組みやすく、ダイビングペンシルの動きを妨げない、ベストバランスのしなやかさが最大の特徴。SP-V加工によりナイロンラインならではの短所である吸水劣化を抑え、耐久性を大幅にアップしています。監修はヒラマサキャスティングのトップランナー、田代誠一郎さん。クロマグロ好きでもある田代さんに現場で叩き上げられて完成した逸品です。
X-BRAID キャストマンアブソーバー
ハイレベルのショック吸収性能としなやかさを特徴とする、キャスティングゲームに特化したショックリーダー。特殊なナイロン原糸、スーパーブロンを使用。破断にいたるまでの伸度は35%(通常のナイロン原糸は30%以下。X-BRAID調べ)を誇る。しなやかさの恩恵でノットの決まり具合もよく、ルアーの動きを妨げない柔軟性はクロマグロキャスティングにも最適。
デュエル ハードコア パワーリーダー
フロロカーボンとナイロンをブレンドした超強力複合素材「カーボナイロン」使用したショックリーダー。ナイロンならでは扱いやさとノット作成を容易にするしなかやさ、フロロカーボンならではの低伸度と高感度の両面を備えたハイブリッドショックリーダー。モンスター派のクロマグロアングラーとしては150lbまでしかないところが少々残念なところ。
プロセレ ナノダックス キャスティング ショックリーダー
ナノダックス原糸を使用したキャスティング用ショックリーダー。一般的なナイロンラインの15~30%アップの強度を実現。同じ強度ならより細い号数を使えるため、飛距離アップ、ナチュラルなルアーの動きを得ることができます。紫外線に強く、吸水性な低いナノダックス原糸の特性により、耐久性もアップ。クロマグロキャスティングでも、一部のユーザーに根強い支持を得ているショックリーダーです。
クロマグロキャスティングのリーダーシステムをサポートする製品
より確実なキャッチのためはもちろん、飛距離を伸ばし、トラブルなくキャストするためのリーダーシステムも人気を集めています。ここからは、リーダー先端を強化するための製品とスペーサーシステムに関する製品を紹介します。
リーダー先端を保護するための製品
バリバス アルティメットファイティングリーダー
クロマグロキャスティングの第一人者、佐藤偉知郎さん監修のファイティングリーダーシステム。ルアーアクションを損なわず、飲み込まれたときに懸念される歯切れを防止。スイベル、リーダーも高品質なモノを使用。安心してモンスターと渡りあえます。
X-BRAID ザイロンノット
フィッシング用リーダーラインのなかでは最強の名を欲しいままにし続けて20年以上の製品です。クロマグロ用ファイティングリーダーとしてショックリーダー先端にセットするにも最適な製品です。
スペーサーシステム関連製品
X-BRAID スクラム16プロテクトリミテッド
ラインシステム部をカバーする中空形状のアシストライン。ライントラブルを軽減し、システム部の耐久性をアップする製品。アップデートされて作業効率が大幅に向上しています。
シマノ オシア カバードノット16 PE 30m
キャスティングを繰り返すことで傷みがちなラインシステム部を保護するためのカバーPE。素材にSpectra®採用で衝撃に強く、リーダーシステムの耐久性アップを実現します。
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