クロマグロとアングラーをつなぐ生命線、それがPEラインです。PEラインをテキトーに選んでいてはモンスターマグロキャッチは不可能です。ここではクロマグロキャスティング用おすすめPEラインを選択基準を含め、6アイテム紹介していきます。
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クロマグロキャスティング用PEをセレクトする
クロマグロをキャッチするためのまさしく生命線、となるのがPEライン。しっかり吟味して選ぶためのチェック項目を紹介します。
クロマグロキャスティング用PEを選ぶ基準その1:品質の安定性
クロマグロは最強のファイターです。どれほどの最強タックルを揃えても、これで万全というわけにはいかない相手です。
PEライン選びに妥協は許されません。それゆえ一番に優先したいのは品質の安定性です。
どんなに強いラインでも300mの一部が弱ければヤラれてしまいます。使っているラインのどの部分でも安定した強さを発揮できる、つまり強さの均一性が重要です。
品質の安定性はどんなものさしで測るのか? それはメーカー、ブランドの信頼、価格です。長年、この分野に注力して十分な実績を残しているブランド、製品なのか?を問いましょう。
また、クロマグロキャスティングほどのパワーゲームに対応できる、廉価で良い製品は残念ながら存在しないと思ったほうがよいでしょう。
モンスターサイズを繰り返しキャッチしているアングラーで安価なラインを使っている人はいません。
PEラインはそれほど重要なアイテムです。クロマグロのためにはケチらずドーンッといきましょう。
クロマグロキャスティング用PEを選ぶ基準その2:号数と強度(lb数)
クロマグロキャスティング用PEを選ぶときの基準でとくに重視したいのは強度です。
号数と強度(lb数)はほとんどの場合、比例しているのでどちらかを基準に選べばよいでしょう。
クロマグロキャスティングでは多くの場合、号数を目安にPE6号から12号が使われます。
クロマグロのサイズが大きいとき、フィールドの水深が深いとき、潮流が速いときなどは号数をアップする、というのが基本的な考え方です。
クロマグロキャスティング用PEを選ぶ基準3:耐摩耗性と耐久性
耐摩耗性も重要です。
繰り返すキャスト動作、魚体ズレや船体ズレ、ファイト時のガイドやラインローラーなどとのスレなどが、クロマグロキャスティングで心配される摩耗リスクです。
いずれも耐摩耗性が低ければラインブレイクにつながります。
摩耗や経時に対する耐久性も注意しましょう。
耐摩耗性や耐久性はPE原糸の素材やコーティング、構造などで総合的に判断することになります。
クロマグロキャスティング用PEを選ぶ基準その4:しなやかさと張りのバランス
ガイド絡みなどのキャストトラブル、飛距離、扱いやすさ、ノットの完成度などに影響するのがPEラインの張り、しなやかさです。
この要素での良し悪しはアングラー個々の好みも大きく影響します。
つまり絶対的な基準はありません。試していくなかで自分にとってのベストなモノを選びましょう。
クロマグロキャスティング用PEを選ぶ基準その5:編み数や構造
PEラインは編み糸です。PE原糸を編み込む数や構造はPEラインの特性を大きく左右します。
クロマグロキャスティングでは8本編み以上が好まれます。
キャスティング動作に代表される釣りの内容と相性がよいからです。近年では9本、12本、17本という編み数の製品もあります。
奇数のものは中芯が入っている製品です。高負荷時でもつぶれにくい構造で、耐久性に優れているのが特徴とされています。
メーカー各社の謳い文句もよく吟味して選択することをおすすめします。
クロマグロキャスティング用PEを選ぶ基準その6:視認性
PEラインのカラーによる視認性も気にしたいところです。
視認性がよければルアー位置を把握しやすいだけでなく、ダブルヒット、トリプルヒットしたときに自分のラインの存在を他のアングラーに認識してもらいやすくなります。結果、ラインクロスによるブレイク防止の助けになります。
マーキングの視認性に配慮している製品もあります。飛距離の把握はもちろん、号数によって色分けしている製品もあり、船上でのタックル選択ミス防止に役立つ工夫と言えるでしょう。
クロマグロキャスティング用PEラインおすすめ6選
バリバス アバニ キャスティングPE Si-X X8
クロマグロキャスティングのトップアングラー、佐藤偉知郎さんプロデュースによるマグロ用高耐久PEライン。強度はもちろんバリバス最高レベル。さらに長時間ファイトとなるクロマグロとのファイトで心配されるラインの劣化を防ぐため、特殊な耐熱材(Si-X)をPE原糸に練り込んでいます。適度な張りをもたせることでキャストトラブルにも高次元で対応。号数ごとにマーキングカラーを変えるという工夫は、魚のサイズによって瞬時にタックルをセレクトする必要があるクロマグロキャスティングに対応するため。やはりマグロ専用ラインは目の付けどころが違いますね!
バリバス アバニ キャスティングPE SMP X8
クロマグロアングラーからの支持も厚い、キャスティング専用PEラインのフラッグシップモデル。最大の特徴は高強度と高耐久性。従来のPEラインに比べて直線強度は2ランクアップ。さらに耐摩耗性、耐久性は200%アップ(ともにバリバス社比)。カモフラージュ効果の高いステルスグレー、飛距離を把握しやすい25mごとのマーキングなど、キャスティングで求められるあらゆる要素を高次元でクリアするPEライン。
バリバス(VARIVAS)
VARIVAS(バリバス) PEライン アバニ キャスティングPE スーパーマックスパワー 400m 12号 MAX160lb 8本 ステルスグレー
Avani Casting SMP PE
ダイワ UVF ソルティガデュラセンサー×12EX+Si3
ダイワ製PEラインのなかで最高峰に位置付けられるフラッグシップモデル。原子には強さ、耐摩耗性、耐久性の源となる「TOUGH PE」を採用。この原糸を釣り糸専用「角打ち」12ブレイドで編み込み、潰れにくさと高耐久を実現しています。コーティングも最新鋭のシリコンコーティング、+Si3を採用。安心してクロマグロキャスティングに投入できる、最上級の強さと滑らかさを誇るPEラインです。シグナルレッドと名付けられたカラーもイケてますね。
X-BRAID ロンフォート オッズポート WXP1 8
クロマグロアングラーからの人気が高い、X-BRAID製品のなかでも最高峰に位置付けられるPEライン。超高強力PEを芯糸として、その周りを8本組のPEラインで包み込む二重構造を採用。高負荷時の扁平化を防ぎ、摩耗による強度低下を防止。数々のモンスターキャッチの実績が、高性能を裏付けています。
サンライン ソルティメイト フルコンタクト×8
「強度と飛距離を極めたキャスティング専用の8本組PEライン」をキャッチコピーとする対ビッグゲーム用ハイグレードPEライン。テストにテストを繰り返し、安心して大型魚と渡りあえる強度と、繰り返しのキャストにも劣化しにくい組み方を追求。キャストトラブルを軽減する適度な張り感も実現。高い視認性で操作性の高さとトラブル防止にも貢献する「サクラピンク」カラーの採用。キャスティングゲームに対するこだわりが随所に見えるラインです。
オシア17+PE
シマノ史上最強PEラインを謳う、17(16+1)本構造のフラッグシップモデル。最先端のPE原糸Izanas®のSF700を使用。中芯1本を16本撚りPEで包むように組み込む構造により、クロマグロと思い切りファイトできる強度と耐久性を実現しています。究極のキャスティング性能の実現を目指し、ライン、ロッド、リールの組み合わせてのシステマティックな視点から誕生したPEライン、という点は総合メーカーならではアプローチですね。
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