アイキャッチ画像提供:グローブライド
ダイワの新作ダイビングペンシル!ソルティガ カドラーが登場します。フィールドテスター、瀬川良太さんの魂が込められている、というABS樹脂製のルアーです。オフショアキャスティング界に激震を与える!? ソルティガ カドラーの魅力を徹底解説します!
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この記事を作った人ヤップ!編集部
ヤップ!でオフショア情報を発信する人たち。編集長の大川直を中心にそれぞれに得意な分野について執筆&撮影して投稿。信頼できる情報を分かりやすく伝える! をモットーに活動中。
瀬川良太さん監修ダイビングペンシル、ソルティガ カドラー
いい釣りしてますか、ヤップ!です。
ダイワさんが満を持して! という感じでダイビングペンシルをリリースします。ご存知ですか?
その名は「ソルティガ カドラー」。
監修者は飛ぶ鳥を落とす勢いのソルティガフィールドテスター、瀬川良太さん。瀬川さんといえば、ニュージーランドに在住してデカマサを釣りまくり、帰国してからも国内外、ショア、オフショアを問わずにヒラマサ、GTを釣りまくっている凄腕アングラーです。
自身でもROCKS IN HEAT(RIH)というルアーブランドを主宰。実績多数のダイビングペンシルをリリースしているだけに、ダイワさんからリリースされるソルティガ カドラーが、どんなダイビングペンシルなのか、気になるのは当たり前といってもいいでしょう。
ソルティガ カドラーのサイズ、飛行性能、アクション、素材
それではソルティガ カドラーの特長をひとつずつチェックしていきましょう。
185mm、77g。やや小振り&やや重めなボディサイズ
瀬川さんが最初に求めたのはサイズです。カドラーの全長は185mm。このサイズが絶妙なんです。世界を舞台に釣り歩く瀬川さんによれば、180mmから185mmがスタンダートで使いやすい、とのこと。
185mmはベイトフィッシュが大きくても小さくても使い手次第で対応できるベストサイズなんだそうです。つまりは世界標準ということでしょうか。
クラス最高レベルの驚愕の飛距離
オフショアキャスティングで飛距離はとても重要です。
届いたから釣れた、届かなかったから釣れなかった、ということは日常茶飯事です。
ルアーを重くして飛距離を稼ぐのは、そう難しくはありません。重くすればいいだけです。もちろん、いい動きが出るかは別の問題になりますけどね。
ソルティガ カドラーは違います。重さではなくルアーの性能と形状で他を圧するような飛距離を生み出しています。
まず注目したいのは強度を保ったまま限界まで絞り込んだスリムテール形状。ルアーはテール(リア)から飛んでいきます。この形状が空気抵抗を低減し、安定した飛行姿勢を実現している、というわけです。ウエイトはテールに固定でガッツリ入っています。回転はとてもしにくいです。
ソルティガ カドラーを横から見ると「飛行機の翼を切断したときの断面」(瀬川さん)みたいな形状になっています。飛行機のように空気の抵抗をうけて揚力を生み出すみたいです。風に乗るイメージで飛んでいくようです。風に乗るルアーって飛びますからね。
「オフショアで使う場合、風を背負って投げることが多いですよね。だからフルスイングしなくても、風をちゃんと捉えるようして投げれば大丈夫。軽く振っても必要な飛距離はストレスなく得られると思いますよ。」(瀬川さん)
立ち位置を選びにくいショアでもテストが繰り返されたソルティガ カドラー。強い向い風や横風への対応を考えて作られただけに、追い風でのキャストなんか余裕? ですね。
安定したダイビングと立体螺旋S字アクション
ソルティガ カドラーのアクションは3Dの立体的な螺旋状アクション。185mmサイズでも、遠くから魚を寄せることができる、強波動を生み出すことができるように設計されています。「ボディ全体で水をグルグルかきまぜるように動く」(瀬川さん)そうです。
こうした動きを生み出しているのはボディ形状に加えて、3カ所に配置されたウエイト。テール付近にしっかり入ったウエイトは飛びと浮き姿勢のコントロールを担っていますが、注目したいのは背面と腹部に入ったカウンターウエイト。
背面には薄いカウンターウエイトを配置。浮き上がりの姿勢を安定させ、立ち上がりをスムーズにしています。これによりコンディションを問わないダイビングを可能にしています。
無軌道ともいえるパニックアクションを生み出しているのはベリー部のカウンターウエイト。あえてバランスを崩すようにセットされた、フリーに動く球状のタングステンウエイトがフィッシュイーターのスイッチを入れるようなイレギュラーアクションを生み出しています。
ボディ素材には安定性に優れたABSを使用
ハンドメイドルアーを自身で生み出している瀬川さん。ソルティガ カドラーでもウッドや発泡を素材にすることが可能だったはずですが、あえてABS樹脂を採用したそうです。その理由はずばり、安定性です。
「ABS製のルアーは磯や船縁にぶつけても、簡単に割れたり、浸水することはありません。ウッド製のルアーはどうして吸水しますし、発泡製のルアーは割れやすい。ABSに比べると製品寿命が短いんです」(瀬川さん)
いくら釣れるルアーでも歯の鋭い魚に1回噛まれたら終わり、1日使ったら動かなくなる、というのでは、ちょっとガッカリですからね。
さらにABS製のルアーは量産に向いていて、価格も抑えられます。入手もしやすいのが特長です。世界を釣り歩くためにはとても現実的、実戦的な素材と言えるわけです。
オフショアキャスティングならではの利点と注意点
ソルティガ カドラーは国内外、ショア&オフショアで数多くのテストを重ねて誕生したそうです。
オフショアでは玄界灘のヒラマサを中心に、沖縄、小笠原のGT狙いでも実績を出しています。
オフショアキャスティングでソルティガ カドラーを使う場合、とくに優位性を発揮するのはどういった場面でしょうか?
「オフショアキャスティングの場合、数人で楽しむことが多いと思いますが、カドラーの飛距離は同船者に釣り負けない、ということでも武器になると思います。飛行姿勢がすごい綺麗でとにかく飛びます。けっこう圧倒的な違いが出ると思います。200mmクラスのルアーじゃなければ飛ばない、という状況で、ひとりだけ185mmで同じくらいの飛距離を出していたので、自分だけ食いが良かったなんてこともありましたよ」(瀬川さん)
「水噛みがとてもいいので、ミヨシみたいに水面まで距離がある釣座でも全然OK。磯のすごく足場の高いところでテストしてきたので、ミヨシくらいの足場だったら、普通に潜って泳いでくれます。波のピッチの違い、変化などもあまり気にしなくていいと思います。なんにも気にしないで足元まで引き切れますよ」(瀬川さん)
ショアならではの変化に富んだ釣り座でテストを繰り返した強みですね。ただ、反面でオフショアならではの注意点もあるようです。
「ルアーとしての基本性能が高いので、アングラーは割とどんな状況でもやりやすいと思います。でも、船の上では自分の足場が動きますし、潮の流れの速さ、重さがショアでやってるときよりも厳しいときもあります。そういう時にはやっぱり相応のセッティングに変えてもらいたいですね。たとえば、フックサイズは変えなくとも、接続金具を重くしたり、軽くしたり。リーダーの太さ、長さなどを変えてみるとか。差は絶対出てくると思うので、いろいろ試してもらいたいですね」(瀬川さん)
どんな優秀なルアーでも状況に応じて使いこなすことが大切、ということですね。
まとめ 入手しやすく、基本性能に優れた、釣れるダイビングペンシル=カドラー
ここまでソルティガ カドラーについて紹介してきました。
世界中どこでも通用する、ベイトサイズに関係なく使える185mmのベストサイズ。
飛行姿勢抜群で他を圧倒する飛距離。
フィッシュイーターを狂わせる強波動と立体螺旋アクション。
強度と耐久性に優れ、安心して長期間使えるABS製ボディ。
以上、ダイビングペンシルとしての性能は申し分なし、と言えそうです。
最後にひとつ報告しておきましょう。みなさん! ソルティガ カドラーの価格をご存知ですか? メーカー希望本体価格(税抜き)で2,800円なんです!
大丈夫なんでしょうか、ダイワさん。とにかく使ってみて、ということなんでしょうか? いやはや。これは試してみることにハードルが見当たりません。おひとついかがでしょう?
それではみなさん、よい釣りを!
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