ここ数年でオフショアアングラーに浸透したカウンター付きリール。ジギングやタイラバの強い味方ですよね。そのメリットとおすすめアイテムをご紹介します。
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この記事を作った人ヤップ!編集部
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カウンター付きリールとは?
カウンター付きのリールとは、両軸(ベイト)タイプのリールに液晶のデジタルカウンターを装備したもの。
エサ釣りを中心とした船釣りではかなり以前から使われていましたが、ルアーアングラーに浸透したのはここ10年程のことです。
使われているジャンルはジギング、タイラバ、イカメタルなど。いずれも水深把握が重要なポイントとなる釣りものです。
カウンター付きリールのメリットは正確な水深把握と再現性の高さ
オフショアゲームでは10m毎に色分けされたPEラインを使い、狙った水深をつかんでいるアングラーが多いと思いますが、その方法はずっとラインを見ていなければならないし、誤差もけっこうあるんです。
でも、カウンター付きリールを使えばそんな心配は一気に解消。メートル単位でヒットレンジを素早く、正確に把握することが可能になり、次の一投でも再現性の高い釣りが期待できます。
とくに水面からタナ取りをする釣りや、タチウオやサクラマス、イカメタルなど中層の反応を釣る釣りでは、非常に重宝するのがカウンターです。
上位機種になると指定の水深をアラームが教えてくれたり、巻き上げやフォールの速度を表示してくれたりする機能も装備されています。こうしたオプション機能が集中力を高め、持続してくれることもカウンター付きリールのメリットと言えるでしょう。
カウンター付きリールを選ぶポイント
カウンター付きリールを選ぶ際、どんな点に注目すれば良いのでしょうか? チェックポイントを検証してみます。
自分の釣りにマッチするサイズを選ぶ
もっとも重要なことは、自分が想定する釣りに必要なラインを巻き込むキャパシティがあるかどうかということです。要は何号のラインを何m巻き込めるかということです。
狙う水深ピッタリでは足りません。潮流が速くて真っすぐ沈まなかったり、大物がヒットしてドラグを引き出されたりということがあるからです。
ギリギリの巻き量ではフォールの際もライン放出がスムーズにいきません。高切れへの対応も考え、余裕を持って巻き込んでおきたいところです。
自分の使う号数のラインを水深の2倍くらい巻けるものなら多少のアクシデントにも余裕で対応できるでしょう。
液晶画面の見やすさもポイント
液晶画面はサイズが大きいほど見やすくなることは言うまでもありませんが、それとは別に文字の配列やバックライトの有無などによっても見やすさが変わってきます。
購入の際はそんなところも比較してみると良いですよ。
プラスαの機能もしっかりチェック
カウンター付きリールを使う最大の目的は水深を素早く、正確に知ること。基本的にはこの点がクリアされていればOK。
ただし、設定した水深を知らせてくれるアラームがあればずっと画面を見ている必要はないですし、ボトムからの巻き上げ幅を知らせてくれる機能があれば、無駄にしゃくり続けることによる時間と体力のロスも軽減できます。
年々進化するカウンター付きリールだけに、便利な機能はチェックおきたいところです。
カウンター付きリール おすすめ17選
ジギング用ロープライスモデル
ダイワ/LIGHTGAME X IC 150&200
堅実で標準的なスペックを装備し、ルアーゲームのみならず幅広いジャンルに対応可能な汎用モデル。150番と200番があり、200番はPE4号が160m入る容量があります。ライトラインにはオーバースペック気味ですが、1台でいろいろやりたいと考えるならこのリールから入門するのも良いのでは?
テイルウォーク/ヴィレイヤーDG100
実売で2万円を切るモデルながら、デジタルカウンターにはLEDバックライト付きの大型液晶画面を採用したハイパフォーマンスリールです。不意の高切れなどに備えてワンタッチでスプール交換が可能。ライン入力設定も2種類保存可能など、実戦に即した工夫も随所に取り入れています。カウンター付きリール入門用としても、ぜひチェックしておきたいアイテムですね。
ダイワ/LIGHT SW XIC
シンプルな機能ながらタチウオをはじめとしたライトジギング、SLJのほかイカメタルゲームでも活躍するハイコストパフォーマンスリール。オールマイティなサイズ感と買い求めやすい価格帯はデジタル機の入門にもおすすめです。ラインキャパはPE1号×200m、ギア比は6.3。
アブガルシア/MAX DLC BG
MAX DLC BGは近海のビッグゲームを想定したサイズ感とコスパが光るリールです。PE3号×200mのキャパはジギングやディープタイラバで使いやすそう。もちろん、MAX DLCシリーズの特徴である大型ディスプレイ&LEDバックライトは踏襲していて、液晶画面の見やすさも健在です。
ジギング用ミドルプライスモデル
ダイワ/LIGHT GAME RX IC 150
2024年発売のライトゲームRX ICは巻き上げ速度や落下速度を表示する機能を装備した高性能カウンターを搭載。軽量・コンパクトでありながらPE1号×400m、PE2号×200mの糸巻量を誇る150番サイズで、一回り大きなリールを求めている人にもピッタリ。ほかに200番もあり、ライトジギングのほかタイラバ、イカメタルなどジャンルを問わないオールラウンドプレーヤーという感じです。
シマノ/グラップラーCT150
剛性のあるHAGANEボディにロングシングルハンドルを搭載。ライトジギングのなかでもワンランク上のパワーゲームやディープレンジを攻めるのに適した150番サイズのリール。ギア比は8.1と高く、効率的なゲーム展開を好むアングラーにもおすすめです。フォールレバーも装備していて緻密な攻めのジギングを楽しめそうですね。
シマノ/グラップラープレミアム
最新のデジタルカウンターやフォールレバーなど、先進スペックを惜しげもなく盛り込んだハイグレードなリールです。150番サイズでラインキャパはPE1号を330m。ギア比は8.1で、ハンドル一回転あたり最大81cmの巻き上げが可能です。もちろん、ギアの滑らかさやタフネスも申し分ありません。安心感のある性能と高過ぎない価格設定のバランスもナイスです。
ジギング用ハイプライスモデル
シマノ/オシアコンクエストCT
フォールレバーをはじめシマノの先進テクノロジーのすべてを搭載したフラッグシップモデル。性能は疑う余地がありませんが、なによりこの丸型のフォルムに憧れるアングラーも多いのではないでしょうか。近海のジギングはもちろん、中深海のスロージギングやタイラバゲームにも人気のリールです。
ダイワ/ソルティガIC
すべての基本性能を高めた設計思想・ハイパードライブデザインで作り込んだ革新的なジギングリール。リール自体の性能はいうまでもありませんが、カウンターもデプスアラームや巻き上げ速度表示、バックライトなど最新の機能をフル装備しています。アイテムもSLJやタイラバ向けの100番サイズからライトジギングやディープタイラバを想定した300番まで揃っていて、自分の釣りにピッタリの1台を見つけられそうです。
ダイワ/ティアラLJ IC 300
ドラグ性能と巻き上げ性能を兼備したティアラシリーズの300番サイズ。ハイギア仕様で巻き上げはパワフル、PE2号で400mの糸巻量は近海のジギングからスロージギングまでシーンを選ばない安心感があります。カウンターは10cm単位の水深に対応し、各種設定にも細かく対応するなど最新の機能が満載です。
タイラバ用ロープライスモデル
テイルウォーク/タイゲームDGN63
ギア比6.3、最大巻き上げ長73cmと使いやすい本体に、タイラバ専用の中型EVAノブを採用した100mmカーボンクランクハンドルを搭載。ラインキャパシティはPE1号×200mで、幅広いフィールドをカバーするスペックになっています。
ダイワ/紅牙X IC
コストパフォーマンスを重視した、ビギナーにもおすすめの機種ですが、歪みの少ない高剛性アルミフレームがしっかりとした巻き感を演出します。ギア比は4.9と遅めですが、逆にこのクラスのローギアタイプをお探しならバッチリハマる1台です。
アブガルシア/MAX DLC
コスパと液晶表示の見やすさを優先するならこのリールもおすすめ。従来品の約2倍のディスプレイは文字が大きく見やすいだけでなく、夜釣りでもよく見えるLEDバックライト付き。さらに表示はシンプルな2ボタン式で、複雑な操作は必要なし。タイラバはもちろん、ナイトゲームが基本のバチコンやイカメタルにも重宝しそうですね。
タイラバ用ミドルプライスモデル
シマノ/エンゲツCT
タイラバブランドとして著名なエンゲツのハイスタンダードモデル。剛性や防水性に優れたボディと多機能なデジタルカウンターに加え、フォールスピードを自在に操るフォールレバーが搭載されている点も注目です。150番サイズのキャパと7.8のギア比は、ディープタイラバにも対応可能なスペックと言えますね。
ダイワ/紅牙IC 150
発売から年月が経過しても人気が衰えないカウンター付きタイラバリール。タイラバならではの「巻き」にこだわった設計と感度をベースに巻き上げ速度表示、落下速度表示、デプスアラームなどの機能をもったICカウンターを搭載。ヒットパターンの再現性を高めています。150番サイズにノーマルギア、ローギア、ハイギアの3タイプを展開し、それぞれに右巻きと左巻きがラインナップされています。
タイラバ用ハイプライスモデル
シマノ/エンゲツプレミアム
以前より操作性が上がったNEWフォールレバーやレベルワインド連動構造を搭載したハイグレードなリール。もちろんカウンターもスグレモノで、糸巻き学習機能の向上によって水深表示の精度が高まっています。応用性のある150番サイズというのもポイントですね。
ダイワ/紅牙IC200
タイラバガイドとしても人気のカリスマテスターの要望を形にしたディープタイラバ専用モデル。特徴的なロングハンドルやシックなカラーに目が行きますが、もちろん性能はトップレベル。とくに巻き上げ性能とドラグ性能には定評があります。アイテムはPE1号を600mストックする200番サイズの本体に6.3のノーマルギアと5.3のローギアを展開。
まとめ カウンター付きリールは賢く選び、使いこなしましょう!
カウンター付きのリールはこれまで勘や経験に頼っていたデータを正確に表示し、釣りの再現性を限りなく高めてくれる強い味方。エサを使った沖釣りのみならず、ルアーゲームでもどんどん愛用者が増えています。
ここではジギング用、タイラバ用と分けてみましたが、どのモデルもサイズさえマッチしていれば基本的には流用可能。SLJやイカメタル、バチコンなどもっとライトなゲームに適したアイテムも出ています。
適材適所なリールを上手に活用して、再現性のあるヒットパターンを探し当ててみたいですね。
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