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この記事を作った人ヤップ!編集部
ヤップ!でオフショア情報を発信する人たち。編集長の大川直を中心にそれぞれに得意な分野について執筆&撮影して投稿。信頼できる情報を分かりやすく伝える! をモットーに活動中。
フィッシュグリップの使い方は?
一般的にフィッシュグリップは、釣り上げた魚をつかむときや、寄せてきた魚をランディングするときに使う道具です。
魚を素手で直接つかむと手が汚れたり匂いが付くだけではありません。ハリを外す際に手が滑ったり、フックが手に刺さってケガをしてしまうこともありますよね。
フィッシュグリップを使えばそんな心配は不要。魚の体表のヌルで滑ることもなく、確実につかむことができるんです。
魚種によってはエラやヒレにとげを持っていたり、毒があったりすることもありますが、そんなときでもフィッシュグリップを使っていれば安心。見たことのない魚がヒットしても安全に対処できます。経験の少ないアングラーや家族連れのアングラーにとっても、うれしいアイテムですね。
魚側の観点からも、体温の高い人間の手で触られてやけどをしたり、体表の粘膜がはがれて抵抗力が落ちたりすることを防ぐことができます。リリース前提で釣りをする場合には、この点も大きなメリットになります。
あとは・・・。そうそう、写真撮影で魚を持ち上げる際も、フィッシュグリップがあれば魚を直接持つ必要がありません。サワラやタチウオのように歯の鋭い魚でも、安心して「映える」写真が撮れますね!
こうしてみると、フィッシュグリップはもはやアングラーの必需品と言っても良いのではないでしょうか。
フィッシュグリップは使い道で選ぶ!
とはいえ、一口にフィッシュグリップと言っても目的に応じて様々なタイプがあります。
大きく分けるとハサミ型、トング型、アーム型の3つ。
このうちハサミ型とトング型は「魚つかみ」とも呼ばれる通り魚体を直接つかむ単純な構造。つかむ力も比較的弱いため、主に小物釣りで多用されています。船釣りで古くから多用されるメゴチバサミはトング型に入りますね。
いっぽうアーム型は先端のアーム(フック、グリップと表記するメーカーもあり)で魚の顎をつかむ形状で、中型魚から大型魚にも適した構造。
オフショアアングラーにとってのフィッシュグリップと言えば、通常はこのタイプになります。ここではアーム型に絞って考察します。
アーム型① コンパクト(ミニ)タイプ
SLJや小型の根魚などをターゲットにしたライトゲームでは、アーム型のなかでもコンパクトなものがおすすめです。
フィッシュグリップミニとも分類されるこのタイプはそれほど大きな荷重には耐えられませんが、軽量・小型でベルトやベストにぶら下げても邪魔にならない利便性が持ち味。メバル、カサゴ狙いにも最適です。
アーム型② スタンダードタイプ
アーム型の製品のなかでも魚をつかむ性能に特化した標準的なタイプ。トリガーやスライドレバーを操作して魚の口をつかみます。つかむ力は製品によって異なりますので、購入の際は耐荷重を確認して、狙うターゲットをしっかりホールドできる規格のものを選びましょう。
もちろん、フィッシュグリップ自体の自重や大きさ(長さ)も大事なチェックポイント。できるだけ軽量でグリップ力が強いもの、また、ステンレスやアルミ製で錆に強いこと、などを確認すると良いでしょう。
アーム型③ 計量機能付きモデル
アーム型のなかには秤(はかり)の機能を併せ持つものもあります。魚をつかんでぶら下げれば、その魚の重さが測れるというわけですね。
規格は製品によって5kgだったり7kgだったり、重いものでは20kgクラスまで計量可能だったりといろいろ。
魚の重さだけでなく、ラインの号数に応じたドラグテンションを瞬時に設定できるドラグチェッカーとしての機能が付いたタイプも販売されています。いずれも数値は目安で、正確な計量を約束するものではありませんが、あれば便利な機能と言えるでしょう。
秤付きタイプの欠点は他に比べて大きく、重くなってしまうことですが、これは仕方ありません。シンプルに軽さを取るか、機能を取るかで選べば良いでしょう。
フィッシュグリップおすすめ14選
アーム型 コンパクトタイプ
プロックス/フィッシュキャッチャーR ミニ
全長約130mm・自重122gで、本体にはアルミ、フックにはステンレスを採用。魚をキャッチした後、指に掛けておけるフィンガーホールと、携帯に便利なカラビナ付きのスパイラルコードが標準装備されているのもうれしいですね。デザインもおしゃれで、ゴールド、ガンスモーク、パープル、レッドの4色がラインナップされています。
ゴールデンミーン/GMグリップミニLT
ボディ本体に軽量で錆に強い強化プラスチックを採用し、自重はなんと49g。身軽に動いて小型魚と遊ぶにはもってこいのアイテム。魚の口をつかむ際は左右のボタンを押してフックを開きます。本体後端がカラビナと一体化したデザインがコンパクトさをいっそう際立たせていますね。
ダイワ/フィッシュグリップV 130K
ダイワからリリースされているフィッシュグリップVシリーズ3アイテムのなかで、小型魚に特化したモデルが130Kです。サイズは全長130mm・80g、魚のアゴをつかむ際は先端のレバーをスライドしてフックを開きます。本体後端はカラビナと一体化したデザインで、コンパクトに持ち運びが可能です。
アーム型 スタンダードタイプ
プロックス/フィッシュキャッチャーR ロング
フィッシュキャッチャーRのロングモデルは全長260mm・自重260g。フックもステンレス製のビッグサイズを搭載し、中型魚から大型魚までガッチリ確実にホールドしやすい仕様になっています。フックはピストル型のトリガーで開閉しやすく、カラビナ付きのスパイラルコードが標準装備されています。
シマノ/フィッシュグリップR UE-302T
「掴んだ魚は離さない」がキャッチフレーズの強力グリップ。バネの力ではなく魚の重さを利用してしっかりつかむ4点リンク構造と、一度つかんだフックの開きを抑えるカム構造がその決め手になっています。ハンドル部とトリガーはピストル型の形状になっていて、握りやすく操作もしやすそうです。サイズは全長246mm・150g。
ダイワ/フィッシュグリップV170
ミニグリップでもおすすめしたダイワ・フィッシュグリップVのスタンダードサイズになります。こちらは小型魚から中型魚まで幅広く使える万能型で、サイズも170mm・120gと手ごろです。フックの開閉はサイドのスライドレバーでワンタッチ、本体は握り込みやすいよう指に沿うようなデザインになっています。カラビナ付きの尻手ロープ装備で収納性も抜群。なお、さらに強力なタイプとしてフィッシュグリップV230も発売されています。
ダイワ/フィッシュグリップST225
堅牢な造りと滑り止めを施したグリップが安心感と使いやすさを醸し出しているフィッシュホルダー。ステンレス製の両開きフックが魚のアゴをガッチリつかみます。独創的なデザインと3色揃った精悍なカラーリングも魅力ですね。サイズは225mm・140gで、中型魚をメインに使い道も多彩です。
スタジオオーシャンマーク/オーシャングリップOG2100VⅢ
国内のフィッシュグリップの草分け的存在であるスタジオオーシャンマークの製品。なかでも、ライトなターゲットの釣りでは抜群の使いやすさと信頼性を誇り、ロングセラーとして知られるOG2100の第3世代モデル。グリップ(フック)先端部の形状や操作性など、定評のある性能がさらに増しています。
グリップにステンレス素材を採用したHDモデルは魚の歯に対する耐久性や横荷重がさらにアップしています。また、エントリーユーザー向けにはアフターサービスが受けられるNewbieプロダクトもあり。こちらは初めて選ぶフィッシュグリップとしてもおすすめです。
アーム型 計量機能付きタイプ
スタジオオーシャンマーク/オーシャングリップOG2510
魚のアゴをグリップすると同時に重量も計測可能な人気アイテム。スタンダードの2510のほか、ステンレスグリップ採用の2510HDもあり、より耐久性を重視ならHDタイプをチョイスしても良いでしょう。どちらも全長は254mmで、最大10kgまで計測が可能です。
スタジオオーシャンマーク/オーシャングリップOG2507VⅢ
ロングセラーモデルのOG2507をリニューアル、第3世代として誕生したのがOG2507VIII。
新形状のグリップ(アーム)、ラインの引っ掛かりを排除したNewサーフェースデザイン、軽量化を実現したアルミ&強化樹脂のハイブリッド構造など、軽量化と操作性の向上が図られたNEWバージョン。アフターサービスにもしっかり対応するNewスタンダードです。エントリーユーザー向けにはアフターサービスが受けられるNewbieプロダクトもあり。
ブルーストーム/BSJ-FG01
かんたんな操作で安全確実に魚をとらえるアルミ製の軽量フィッシュグリップ。グリップには12kgまで計測可能なバネ秤が内蔵されています。標準的な仕様で適度なサイズ感もあり、初めて使う人にもおススメです。
ダイワ/フィッシュグリップSC285
最大で10kgまで測定可能なスケール機能が付いたフィッシュグリップ。フック開閉がしやすいスライドトリガーや、魚の口に入れやすい形状を追求したステンレス製のフックなど、随所に細かい配慮が光ります。EVAのグリップは握りやすく、魚をバラシにくい360°回転構造になっています。独創的なシャープなデザインと色使いも魅力ですね。
番外 アーム型 シンプルタイプ
ラパラ/フローティングフィッシュグリッパー23cm RFFG9
ラパラから発売されているRFFG9はプラスチック素材を採用したフィッシュグリップ。プラスチック製のため軽量で魚に優しい特性があるうえ、フローティングタイプなので万が一海に落としても回収が可能です。アームの開閉は他のアイテムのようなトリガーではなく、ハサミやプライヤーのようなシンプルな構造。ほかに全長15cmのショートモデルRFFG6もあります。
スミス/イージーフィッシュグリップ22
シンプルな構造ながら扱いやすく、ホールドロック機構が魚をガッチリとキープ。錆に強いステンレス素材で海水での使用にも安心です。全長は22cmですが、ほかに18cmのモデルもあります。
まとめ フィッシュグリップは対象魚や機能を考慮、お気に入りの1本を選ぼう
フィッシュグリップは単に魚をつかむだけでなく、ハリを外す際の危険を回避したり釣った魚の重量を測ったりと用途はいろいろ。
1本あれば役に立つスグレモノですが、目的に合わないものではかえって不便に感じてしまうこともあります。
購入の際は狙うターゲットのサイズや欲しい機能に合わせ、素材、サイズ、グリップ力、耐久性などをしっかり吟味してくださいね。
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