アイキャッチ画像提供:シマノ
シマノさんからオシアコンクエストCT、出ました! まずは300番のリリースです。HG、PGに加えて今回からMGモデルも仲間入り。より戦略的な攻略が求められる近海ジギングシーン、タイラバシーンへの対応力が大幅にアップしたラインナップです。6年振りのモデルチェンジとなるため、モデルは同じでも、もはや別物といったほどの進化を遂げています。その実力を細かくチェックしていきましょう!
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24オシアコンクエストCTとは
近海ジギングファンみんな?が大好きな、オシアコンクエストCTが6年振りにフルモデルチェンジしました。ハイスペックな基本性能で定評のあるオシアコンクエストにCT、つまりカウンターがついているリールです。これはまさに鬼=オシアコンクエスト、金棒=カウンター、鬼に金棒なわけです。
初めてオシアコンクエストを買おうとしている人、オシアコンクエストは持っているけどCTも気になる人、前作のオシアコンクエストCTを気に入って使っているけど新しいモデルも当然気になりますという人。
みなさんが気になるオシアコンクエストCT、深堀りチェックしていきましょう。
オシアコンクエストCTの最先端テクノロジー&フィーチャーをチェック
新しいオシアコンクエストCTにはシマノさんが誇る最先端テクノロジー&フィーチャーが詰め込まれています。順番にチェックしてみましょう。
オシアコンクエストCTのココが新しい!マイクロモジュールギア&インフィニティドライブ搭載
リールの根幹をなす駆動系。前作のオシアコンクエストCTにもマイクロモジュールギアは搭載されていましたが、これに加えて24モデルではインフィニティドライブも搭載されました。
シルキーな巻き心地と強さを実現したマイクロモジュールギアに、より力強く、軽い巻き上げを実現するインフィニティドライブが加わった相乗効果は、アナタの想像をはるかに超えてくるでしょう。ワタクシも青物やタチウオといったライトジギングで使わせてもらいましたが、そのスムーズで力強い巻き上げは別次元。思わず「気持ちいいですね、コレ」と口にしたほどです。
マイクロモジュールギア&インフィニティドライブは先行リリースされているオシアコンクエストシリーズに搭載されており、多くの支持を集めています。リールとしての基本性能の高さは折り紙付き、といっていいでしょう。
オシアコンクエストCTのココが新しい!NEWラインカウンター搭載。
オシアコンクエストCTの最大の特徴であるカウンター関係も大幅に進化しています。
オシアコンクエストCTのココも新しい!耳で釣る!? 巻上距離アラームの搭載
オシアコンクエストCTに新たに搭載された新機能、巻上距離アラーム。これは音で巻き上げた距離を知らせてくれる、ありがたい機能。5m、10m、15mといったように5m刻みで3回アラームが鳴る、という感じでセッティング可能(刻みは5、10、15、20、25mから選択可能)。
カウンターに目をやることなく耳だけでレンジ変化を捉えることが出来る機能です。より集中してのレンジ攻略、トリヤマなどへの周囲の環境観察にも注意を向けた釣りを展開することができるでしょう。
オシアコンクエストCTのココも新しい!ディスプレイ画面の角度が5度傾斜!視野角が大幅に向上!
新しいオシアコンクエストCTではカウンターのディスプレイ画面が手前に5度、起き上がるように傾斜しました。だから? という方もいらっしゃるでしょうが、これが実釣シーンでは大きな違いとなって現れます!
ジャーク中でもフォール中でも覗き込むような動作は不要。ストレスが大きく軽減されるだけでなく、パーミング性能も向上しています。インストラクターたちの評価が高いのもうなづける改良点です。こういう小さな工夫を重ねることで、より快適な釣りを追求する、飽くなきシマノさんの姿勢が現れていますね。
オシアコンクエストCTのココも新しい!より簡単になった糸巻き学習機能
糸巻き学習機能とはスプール回転と糸巻量の関係をデジタルカウンターに記憶させ、この2つの関係を利用して水深を表示させる機能のこと、
新しいオシアコンクエストCTでは、前作に搭載されている学習機能に加えて、300番で使用頻度が高いPE1.2、1.5、2、2.5、3号の学習データを搭載しました。
進化は止まることを知りませんね。
オシアコンクエストCTのココが新しい!Sコンパクトボディ
パーミングする側のプレートをハンドル側のプレートより小径にすることでパーミング性能アップを図っているSコンパクトボディ。さらに新しいオシアコンクエストCTではボディの幅をパーミングする側、つまりハンドルとは反対側で3mmコンパクト化しています。
その結果、300番とは思えないほどの手の平に収まる小型軽量ボディを実現。アングラーの疲労感の軽減、操作性の向上につながっています。
オシアコンクエストCTのシルキーな巻き心地と力強く、軽い巻き上げをよい手の平で感じることができるでしょう。
オシアコンクエストCTのココが新しい!より使いやすくなった新型ハンドル&ハンドルノブ
巻き上げ、操作感に大きく影響するハンドル。新しいオシアコンクエストCTでは番手ごとに最適な長さと形状を追求し、改良が施されました。
ライトジギングを想定した300/300HG、300PGには75mmハンドルに新型T字ノブを採用。力を入れやすいだけでなく、繊細な操作も可能な使いやすさを実現しています。
ディープタイラバを念頭にしたアイテム、300/300MGでは70mmハンドルに軽量のCI4+製のラウンドノブを採用。軸径は2mm太くなって、よりつまみやすくなっています。
オシアコンクエストCTのココが新しい!NEWフォールレバーの搭載
新しいオシアコンクエストCTには新形状と新機構を採用したNEWフォールレバーを搭載しています。
くぼみのある新形状レバーは、フィット感が向上した結果、操作性アップ! ストレスなくスピーディーなレバー操作が可能です。
また、以前のフォールレバーはブレーキを強くすると巻き上げも重くなる、といったデメリットがありました。NEWフォールレバーではフォールテンションをかけても巻き上げは軽いまま。これならずっとテンション掛けたままでも快適に釣りができます。前回の流しでつかんだヒットパターンのフォールスピード。もう一度このスピードで落として喰わせたいというときも、レバーを戻すことなくそのままにしても巻き上げは軽々。フォールバイトの再現性がグッと高くなりますね。
HAGANEボディ、X-プロテクトなど信頼のテクノロジー満載
新しいモノ以外にも従来から定評のある各種テクノロジー、フィーチャーは満載。やはりフラッグシップモデル、手を抜くところはありません。
オシアコンクエストCTをシマノインストラクターも高評価
シマノさんのライトジギング、タイラバを代表するインストラクターさんたちも手放し、という感じで絶賛。それぞれのインプレッションを公式HPから抜粋してみましょう。
オシアコンクエストCTインプレ・ジギング[山本啓人さんの場合]
「オシア コンクエストCTが生まれ変わって登場です。基本性能としては22オシアコンクエスト300シリーズを踏襲しているので、INFINITYDRIVE搭載による軽く滑らかな巻き心地を体感できます。感度もグッと向上している印象です。NEWフォールレバーも搭載されているので、より快適にフォールの釣りを展開できます。設定したレンジ内でのジグが泳いでいる水深を音で把握できる、巻き上げ距離アラーム搭載も嬉しい変更点。わざわざカウンターの数値を確認しなくても水深が分かるので釣りに集中できます。その分、鳥の動きを見たり、風の強さや向きなどを感じたりすることができますからね」(シマノHPより引用)
オシアコンクエストCTインプレ・ジギング[鈴木斉さんの場合]
「リールとしての基本的な構造、パーツは現行のオシアコンクエストと同じ。だから信頼性はとても高いです。剛性感が高いのでパワーロスがほとんど感じられないので、常にシャクリやアタリに集中できます。(中略)水深が分かりやすいカウンターがついていると、「そろそろ反応があるところにジグが到達する」ってところでアクションを変えやすい。バイトを誘発したり、バイトに備えたりすることができます。結果的に釣果もアップすると思います。近海のジギングはオシアコンクエストCTで決まりだな、って感じですね」(シマノHPより引用)
オシアコンクエストCTインプレ・タイラバ[赤澤康弘さんの場合]
「オシアコンクエストならではの強靭さに特化型のギア比。オシアコンクエストCT 300MGは様々なディープドテラ鯛ラバの状況を1台でこなすのにぴったりの巻き性能に仕上がっています。巻き取り負荷のかかる過酷な海域でもPGに近い巻きのトルクを備え、負荷の小さい状況でもHGに近い適度な巻き感度を両立することができました」(シマノHPより引用)
オシアコンクエストCT登場!近海のジギングはオシアコンクエストCTで決まりだな(by鈴木斉さん)
いかがでしたか?
やはり鬼に金棒なリールという表現がピッタリだったと自負しております。しつこいようですが、鬼=オシアコンクエスト、金棒=カウンターです。
これまで300番のオシアコンクエストCTを使っていた方は普通に買い替えがいいでしょう。
200番のような感覚で使えるので200番のオシアコンクエストCTを使っていた人は300番にしてみてもいいでしょう。
オシアコンクエストを使っていて、カウンター付きの導入を検討していた人は迷うことなく買い、でしょう。
ただ気になる点がひとつ。前作のラインナップを見ても、先行リリースされているオシアコンクエストのラインナップを見ても、200番はいずれ登場するような気もします。サイズセレクトだけは悩ましいところですね。
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