“意のままにジグを操る”というジギングの本質を追求したオシアジガーのスピニングモデル、クイックジャークとナチュラルジャークが、それぞれの個性をさらに磨き上げて新登場。高反発系で「剛」のクイックジャークと、低反発系で「柔」のナチュラルジャーク。その特性や使い分けのポイントを見ていきましょう。
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8年ぶりのモデルチェンジ
クイックジャークとナチュラルジャークは、8年ぶりとなるモデルチェンジ。クイックジャークはさらにハイレスポンスに、ナチュラルジャークはさらにしなやかに、両極端な個性を磨き上げての進化を果たしています。
共通するのは全体がより細く、軽くなり、高効率&低燃費のコンセプトが加速していること。長時間のジギングでも、アングラーの意思に忠実なジグアクションを持続しやすくなっています。
鋭いジグアクションを生み出すクイックジャーク
クイックジャークは、オシアジガーリミテッドのアクションを継承する高出力・ハイレスポンス仕様。ミドルからハイピッチを軸にした鋭いジグアクションの演出が得意です。
潮を斬るようなシャープな操作性は、複雑な潮流のなかでのジギングや、強弱織り交ぜて仕掛けるコンビネーションジャークにおいても大きな武器となるでしょう。
実質的にオシアジガーリミテッドの次に来る高反発モデルがクイックジャーク。鋭いジャークにもバタつかないティップと、ヘビージグをも軽快に動かす屈強なベリーの組み合わせが絶妙ですね。
艶めかしいジグアクションが得意なナチュラルジャーク
ナチュラルジャークはスローからミドルピッチのジャークを得意とする低反発系。潮になじむ自然で艶めかしいジグアクションを思うがままに演出できます。
しなやかさを実感できるマイルドなブランクスに強靭な復元力兼備。大きく曲げ込むことでワイドなスライドアクションを苦もなく演出するパワーを発揮します。
オシアジガーのスピニングモデルのなかでは最もマイルドなナチュラルジャーク。潮の流れと対話しながら、ジグを本物の小魚のように泳がせてバイトを誘ってみたいですね。
軽量化を支えるスパイラルXコア&ハイパワーX
クイックジャークは高弾性の高強度素材T1100Gなどを、ナチュラルジャークは粘りに優れた低弾性カーボンを採用。
24仕様では超細径ブランクス設計により、最大23%・45gという驚異的な軽量化を達成しています。
ブランクスを細くするとネジレ・ブレ・パワーロス・強度低下などが生じやすくなりますが、それを打破しているのがスパイラルXコア&ハイパワーX。
素材に頼るだけでなく、2つのテクノロジーを搭載することで高次元のブランクス性能を実現しています。
細くて強靭なブランクスは、高効率・低燃費なジギングの源。ストレスなく、思い通りのジグアクションを楽しめそうですね。
段差レス設計&可変フードで一体感を演出。フルホールディングシート
フルホールディングシートは、ロッドと手の一体感を格段に向上させ、ストレスフリーのジャーク&ファイトをサポート。
段差レス設計は、滑らかな手触りも相まって吸い付くようなフィット感を演出します。
リールサイズに応じて「Sポジション」(6000番以下に対応)と「Lポジション」(8000番以上に対応)に調整可能なフードを装備。回転させるだけでピタリとフィットし、強く握り込んでもこのフィット感は変わりません。
手のひらに乗せるだけでしっかり決まる。Vホールドフロントグリップ
オシアジガーにはVホールドフロントグリップを搭載。両サイドをV字型にカットした形状は転がりにくく、手のひらにピタリとフィット。手に乗せるだけで安定し、あらゆる方向から魚の動きを制御します。
ファイトが長引いたとき、意外に負担が掛かるのがこの部分なんですよね。ここがピタッと収まれば、疲労感の軽減に大きく貢献してくれそうです。
まとめ ジギングの醍醐味を実感する納得のスペック
クイックジャークは4アイテム、ナチュラルジャーク4アイテムの全8アイテムをラインナップ。クイックジャークは2~5パワー、ナチュラルジャークは1~4パワーと、それぞれの得意な領域に設定されています。
高反発でマニュアルな操作性が持ち味のクイックジャークと、低反発でオートマチックなジギングが身上のナチュラルジャーク。どちらかひとつではなく、シチュエーションに合わせて使い分けてみたいロッドですね。
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