FGノットを完璧に作りたい、自分のFGノットにいまひとつ自信が持てない…。そんなアナタにおすすめなのがスタジオオーシャンマークのFGノット作成ツール。オーシャンノッター、エンドノッターEK50VII、KSリキッド02の3つがあれば、100%強度のFGノットが作れますよ!
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スタジオオーシャンマークのFGノット用ツール3兄弟の中核をなすのがオーシャンノッター。
スタジオオーシャンマークのFGノット用ツールとは?
アイデア満載の製品で私たちの釣りを豊かにしてくれるメーカー、スタジオオーシャンマーク。
ここでは、そんなスタジオオーシャンマークがリリースしているFGノット作成ツールに注目してみます。
同社のFGノット用ツールは大きく分けて3種あります。
オーシャンノッターOK105/OK70
エンドノッターEK50VII
KSリキッド02
以上の3つです。
開発を担当したスタジオオーシャンマークの大塚隆さんにいろいろ訊きました。裏話も含めた開発ストーリーを紹介します。それでは順番にチェックしていきましょう!

第三世代となるロングセラー商品、オーシャンノッター。
オーシャンノッターを使えば強度100%FGノットを最速4分で作れます
オーシャンノッター、なぜ作ろうと思ったんでしょう、大塚さん!
「オーシャンノッターを作ろうと思ったきっかけは宮古島のモリゾー船長がちょっと変わったFGノットをやっているのを見たことです。いまでは珍しくないと思いますが、リーダーにPEを絡げるのではなく、PEラインにリーダーを絡げていくやり方のFGノットだったんです」
「指にぐるぐるっとPEを巻いて作る難しさやPEラインを絡げるときにテンションの差が出にくい、という印象を受けたので、素晴らしいやり方だなと思いました。このやり方で誰でも簡単、確実に、どこでもできるツールがあれば、という思いがあって開発をスタートしました」
最初の製品リリースは2012年。「やじろべえ」的な形状は当初から一緒です。ただし、幅が現行品よりも広いのが特徴でした。

厚さ4mmの極厚アルミ板から削り出した高剛性アルミマシンカットボディ(OK105H)。
「最初は幅広く作ったんですが、使い込んでいくうちにあまり幅が広いと、本体がグルグル回っちゃうことが分かりました。そこで幅が120mmだったのを110mmに落としました。さらに現行商品では105mmまで落としています。付属のベルトをベルクロタイプからバックルタイプにしたり、バックルをより太くしたりとマイナーチェンジを施し、使いやすさを少しずつ向上させて2021年から第三世代として生産を続けています」

第三世代では第二世代の20mmからさらに横ブレの少ない25mm幅のベルトを採用(OK105H)
FGノットを組む作業に正確さとスピードをもたらす、これがオーシャンノッターの最大の優位性。
その優位性は月日を経るごとに浸透。毎年売り上げを更新するロングセラー商品になっている、というわけです。

第三世代では新たにリング掛け用フックを装着(OK105H)

大型テンションラバーはシリコン製(OK105H)

ライトゲーマーにおすすめのコンパクトモデルOK70も登場しています。
■スタジオオーシャンマーク・オーシャンノッター製品ページ
https://studio-oceanmark.com/products/ocean-knoter-ok105-ok70/
FGノットの締め込み作業をパーフェクトにキメる、エンドノッターEK50VII
次に紹介するのはエンドノッターEK50VIIです。
エンドノッターEK50VIIはカンタンに言ってしまうと小型の締め棒です。
編み込みしやすいベストなサイズ感と、手を離してもPEラインがバラけないところが最大の特徴です。
「FGノットを作る際、締め込む工程は2カ所あります。ひとつはPEラインを絡げた部分をギューッと締め込むとき。これは強度を出すために締め込むわけですが、このときはラインが傷まなければどんな棒でもいいとも言えます。でも、もうひとつの工程、つまりハーフヒッチを繰り返して仕上げていくときに、大きな締め棒だと、1回編み込むごとPEラインを外して巻いて引っ張って、という作業をしなければいけません。これは面倒ですよね。指でしっかり締め込むのも大変ですしね」
「ハーフヒッチで編み込むときの締め込み作業も快適にしたい、と考えて作ったのがエンドノッターEK50VIIです。ヒントを得たのは漁師さんが網を縫う針。針に糸が巻き込まれて留まっていて、手を離してもラインがバラけないんです。エンドノッターは、Oリング状のゴムリングとラインを重ねることなく巻き付けるための幅広リングの組み合わせで、PEラインをストックできます。エンドノッターにラインを付けたままハーフヒッチができて、なおかつそのまま引っ張れる。とてつもなく便利なツールなんです」
2つの締め込み作業がエンドノッターEK50VII 1個で確実&簡単に出来ちゃうわけです。
絡げた部分を締め込むのはノットの強度を出すために重要。ハーフヒッチの締め込みは、キャスティングに対する耐久性を出すために重要。キャストしているうちにFGノットがほどけてきちゃう人はハーフヒッチの締め込みが甘いのです。
「エンドノッターEK50VIIは小さいです。世にある多くの締め棒は大きいので、小さすぎるのでは?と言う声もあります。でも、エンドノッターEK50VIIはハーフヒッチを施すとき、ループに通していくためにちょうどいい大きさになっているんです。普通の締め込み棒を使っている人がエンドノッターに切り替えるとほとんどの人が感動しますよ。あと、小さな突起が出ているので、船上でちょっと置いておいても転がっていかない。これもいいアイデアでしょう」
船上で使うことを前提に作られている、というわけです。さすが現場主義のスタジオオーシャンマークさんですね。
■スタジオオーシャンマーク・エンドノッター製品ページ
https://studio-oceanmark.com/products/end-knoter/
KSリキッド02はスッと染み込んで速乾!PEラインを守ります!
まさに改良型の商品開発で生まれた!(大塚さん談) というのがKSリキッド02です。
「ノットを締め込むときにワセリンを塗るっていうのが、ひとつの常識としてあると思います。この常識って何?と考えると、いわゆる摩擦系のノットをしっかりと締め込むときに、滑りをよくして熱の発生を抑え、ラインを傷めることがないようワセリンを塗る、ということだと思います」
「でも、ワセリンってラインの外側しか塗れないですよね。もみ込んだとしてもなかなか編み糸の内側までは入れにくい。さらにノットの内側までワセリンを塗り込むのはかなり困難だと思います。ワセリンが染み込んでいくまで待たなくちゃいけない、ということもデメリットです」
FGノットを締め込んだときに温度測定画像。ゆっくり締め込んでもノット部は2度以上温度が上がる、というエビデンスあり。ノット内部はさらに高温になっていると予想されます。
ワセリンはいまひとつ、と判断した大塚さん。そうなるとリキッド系しかない、という結論に達したようですが…。
「リキッド系のモノもありましたが、容器に工夫がなかったので、ドバドバとこぼれちゃったりする製品ばかりでした。ワセリンの染み込みにくさと、リキッドタイプの容器が不十分なものしかないという、2つの問題を解決するために生まれたのがKSリキッド02というわけです」
よりPEラインに素早く染み込んでいくことを考えるとリキッドの粘度が重要になります。ほとんどの潤滑系のリキッドは粘度50で作られているそうです。でも、それでは満足しないのが大塚さんです。
「うちのリキッドは粘度が2。表記では02となります。だからPEラインにちょっと触れた瞬間にさっと中に入って行きます。この粘度2のリキッドはすぐ乾くのも利点です。一般的なリキッドは手につくとけっこうヌルヌルして、その後の締め込み作業とか、ラインを切る時に1回拭かなくちゃいけないものが多いんです。こうした煩わしさがなくなることは凄くいいでしょう?」
ハイ、凄くいいです。

ストレスのない使い心地は専用容器によるところが大きいようです。
「容器にも注目してほしいですね。ニードルタイプの容器に入っていて、どんなノットにもチョンとつければ、そこにすっと染み込んでいきます。ワセリンみたいにベタベタ塗らなくていいし、目薬の容器みたいなやつに入っていて、ちょっと押すとドバっと出る!みたいなこともありません」
■スタジオオーシャンマーク・KSリキッド02製品ページ
https://studio-oceanmark.com/products/ks02/
オーシャンノッター、エンドノッター、KSリキッド02という三種の神器でライン強度100%のFGノットを作りましょう!
いかがでしたか?
オーシャンノッター、エンドノッター、KSリキッド02という三種の神器を使ってFGノットを組めば、ライン強度100%を叩き出すことが可能だそうです。
これはテストを重ねた結果の数字で自信あり、とのこと。いわゆるエビデンスがあるわけです。
ただし、この100%は作成直後の数値。フィールドで使い続ければ当然少しずつ強度低下が生じることをお忘れなく。
もちろんFGノットはツールを使わなくても組むことは可能です。だから、ツールなんて要らないでしょ、という意見もありましょう。しかし、アナタのFGノットは100%の強度が出ていますか? と問われたらいかがでしょう?
「僕らはFGノットが最強です、と言いたいわけではありません。ただ、オーシャンノッターを始めとするうちのツールを使って、しっかり手順を踏んでFGノットを組んでもらえば正確に、確実にノットが組めます。正確さは強度とイコールです。ライン強度100%のFGノットを誰でも組めるのが、うちのツールの魅力だと思っています」
ドラグゆるゆるでファイトしてませんか? ライン強度ギリギリのファイトを展開して獲る! そんな「イケてる」アングラーたちにとって、スタジオオーシャンマークのFGノット用ツールは、欠かすことができないアイテムと言えそうですね。
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