アオリイカを狙うエギングの中でも、近年、特に人気を集めているティップラン。小さなアタリを穂先(ティップ)で捉えるこの釣りには、高感度な専用PEラインが欠かせません。しかし、多くの製品がある中で、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね?
本記事では、ティップラン用PEラインの選び方を5つのポイントに絞って解説、さらにおすすめ製品を厳選して紹介します。自分に合ったラインを見つけて、ティップランをさらに楽しみましょう!
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ティップラン用PEラインの選び方5つのポイント
ティップラン専用PEラインを選ぶ際に重要な5つのポイントを見ていきましょう。
ティップラン用PEラインの号数は細すぎず太すぎず
ティップランで使用するPEライン、おすすめはズバリ0.6号です。
PEラインは細いほど水の抵抗が少なく、エギの沈降速度が速くなるため、素早く狙いのタナに到達させることができます。感度も良好でアタリも伝わりやすくなります。
反面、細すぎると耐久性が落ちますし、オマツリや根掛かりなどで簡単にラインブレイクしてしまうリスクが高まってしまいます。
PEラインの号数は0.4号から0.8号程度なら釣りが成立しますが、使用感と耐久性のバランスを考慮するとPE0.6号がおすすめです。
ティップラン用PEラインの視認性は大事
エギの沈下速度や角度の変化を把握し、アタリを捉えるためには、マルチカラーや単色でも視認性の高い蛍光色などが適しています。
特に、ラインマーカーが入っている製品は、水深や出したラインの長さを把握しやすく、イカがエギを抱いたわずかな動きの察知にも貢献します。
ティップラン用PEラインの視認性は非常に重要です。
ティップラン用PEラインの感度
ティップランは、ロッドティップ(穂先)の動きでアタリを取る釣りですが、ラインの感度はロッドティップの感度を大きくサポートします。
高感度なラインは、わずかなロッドティップにアタリを伝えます。風や潮の流れ、ボトムの状況も把握しやすくなります。
高比重PEラインも存在しますが、基本的にはノーマルなPEラインで良いでしょう。
糸よれやトラブルの少なさ
ティップランはシャクり、フォールを繰り返す釣りであり、ときにはキャストすることもあるため糸よれやライントラブルが起こりがち。こうしたトラブルは極力避けたいところです。
高密度で真円に近い構造のPEラインは、糸がらみが少なく、快適な釣りをサポートします。
表面に特殊なコーティングが施されている製品は、摩擦抵抗が少なく、飛距離アップにも貢献します。ガイド絡み防止にも貢献します。
ティップラン用PEラインの強度と耐久性
PEラインの強度は、大物とのやり取りや根掛かり時の回収に不可欠です。ときには青物が連発することにもあります。
しかし、強度だけでなく、耐久性も重要です。潮風や紫外線、摩擦に強いラインは、劣化しにくく、長期間性能を維持します。
ラインの摩耗は突然のラインブレイクにつながることがあるため、表面の傷はこまめにチェックしましょう。
おすすめのティップランPEライン9選
ここでは実績あるおすすめのティップランPEラインを紹介します。
バリバス(VARIVAS)/アバニ エギングマックスパワーPE X9
CORE-INPUT製法が適度な張りとワンランク上の高い耐久性を実現するPEライン。
ガイド絡みやエアノットなどのライントラブルを激減させ、1日中シャクり続けるハードなティップランに対応します。
また、Vertical Braid工法により抜群の直進性と3%台という超低伸度化に成功。たるみが出にくく、水切り性能も高いためエギのフォールスピードは群を抜き、手返しアップをサポートします。
感度も良好で小さなアタリも確実にアングラーに伝えます。視認性に優れたマーキングシステムを搭載しているのも魅力です。
バリバス(VARIVAS)/アバニ エギングマックスパワーPE X8
高耐破断性工法により原糸1本1本を超緻密に編み込むことで、ムラのない安定した超高強度を保持。ライン表面はシルクのような極上のなめらかさと超低伸度を実現しています。
さらに、特殊コーティングによりガイドとの摩擦が大幅に低減され、キャスティングの遠投性能と耐久性を向上させています。
フォーリングバイトマーカーが、エギへのアタックをラインの動きで捉える繊細な釣り方にも適した仕様となっています。
ダイワ(DAIWA)/エメラルダスセンサーSSIII+Si
ハイブリッド8ブレイドスローシンキングPE。
秋〜春のシーズンのディープエリアで効果を発揮するPE×4、ポリエステル×4のハイブリッド高比重8本組タイプです。
ポリエステルがラインに張りを与え、操作性が大幅に向上。ラインそのものの比重
(1.10)が高いため、風や上波の影響を受けにくく狙ったポイントをトレースしやすいのが武器。
カラーはオレンジ(1m、5mごとに18cmの黒マーキング入り)。
シマノ(SHIMANO)/セフィア 8+
日本製原糸を使用した、日本製造の安心PEライン。
高分子量ポリエチレン素材によって高強度、低伸度を実現。シマノ独自のVT工法により、原糸を高密度に組み上げ、限りなく真円に近づけています。
これにより、ガイド抵抗を抑えたライン放出、飛距離の向上と、潮流の変化やアタリを正確に伝える高い感度を実現しています。
適度な張りとコシがあり、ライントラブルも軽減します。耐熱性に優れた特殊シリコンコーティングも魅力。
エックスブレイド(X-BRAID)/オードラゴンX8
あらゆる釣りをカバーする二重構造のPEライン。
特殊繊維をコアにした、ルアーゲーム全般から磯上物まで対応するオールパーパス8ブレイドシンキングPEラインです。
絶妙な重さ(比重1.2)を付与したため水に素早く馴染み、風の影響を受けにくくストレスフリーな操作性を実現。
X8ならではの表面の滑らかさで、飛距離が向上、糸鳴りも大きく低減しています。視認性を重視したイエローベースの5色マーキングも良し!
サンライン(SUNLINE)/ソルティメイト PEエギULT HS4
進化した4ブレイド、HS4(Higher Stage 4)のPEライン。
耐摩耗性が上がり、ハードジャークやファイト時、ガイドとの摩擦や浮遊物などに接触しても安心してやり取りを楽しめます。
高発色で視認性が良いカラーマークにより、水深の把握はもちろん、イカパンチの変化を見逃さずフッキングに持ち込み可能。
10m毎のカラーローテーションとマーキングで、飛距離や水深がよりイージーに把握できます。
クレハ(KUREHA)/シーガー PEX8ルアーエディション
ティップランのほかシーバス、ショアジギング、バスなどの幅広いジャンルに対応するPEライン。
グランドマックスPEの8本組を採用により強度を徹底追求。同社PEシリーズで最高クラスの低伸度を実現しています。
パッションピンクベースにライムグリーンのマーキングで、巻きスピードの把握しやすさ、アタリの取りやすさを追求したカラーを採用。
ゴーセン(GOSEN)/ANSWER EGING PE×8
ラインさばき抜群のエギング専用8ブレイドPEライン。
原糸を高密度で組み上げるMPX製法をサイズ毎に調整して使用することで、高レベルの耐摩耗性と耐衝撃性を実現。
また、ハイテンションで原糸を正確に組み上げるHDX製法により、強力の安定化と高感度を生み出しています。
独自のSG加工が、エギングに最適な張りとコシを生み、操作性は抜群。初期伸度を抑えた高感度設計で、イカのアタリを逃しません。
デュエル(DUEL)/スーパーエックスワイヤー™8 エギング
スーパーエックスワイヤーに「エギング専用」が新登場。
H.I.P( ヒートインテグレーションプロセス) 製法が原糸同士の密着度を高め、糸に絶妙な張りとコシを実現。
ガイド絡み等のトラブルが軽減すると同時に、耐久性アップ。真円性が高く、摩擦抵抗を軽減することでライン放出性がアップ。水切れも良くなることで操作性が向上しています。
まとめ 最適なPEラインを選んで、快適なゲームを楽しみましょう
ティップランは、ロッドティップのわずかな動きや変化を見極めることが釣果を左右する繊細な釣りです。この繊細な変化を感知するため、PEラインはとても大きな役割を果たします。
今回ご紹介した選び方のポイントやおすすめ製品を参考に、自分の釣りのスタイルやロッドに合ったPEラインを見つけてください。
自分にぴったりのラインが見つかれば、ティップランはもっと楽しくなります。ぜひティップランで大型アオリイカを攻略しちゃってください!

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