ティップランは、ボートからアオリイカを狙う釣法です。キャスティングでのエギングとは異なり、重めのエギを使い、素早くボトムまで沈めていくのが特徴です。この記事では、ティップラン用エギを選ぶ際のポイントと、編集部が厳選したおすすめ製品を紹介します。
本記事ではアフィリエイトプラグラムを利用しています。
この記事を作った人ヤップ!編集部
ヤップ!でオフショア情報を発信する人たち。編集長の大川直を中心にそれぞれに得意な分野について執筆&撮影して投稿。信頼できる情報を分かりやすく伝える! をモットーに活動中。
ティップランエギの選び方5つのポイント
ティップランでは、エギの重さや形状のセレクトが釣果を大きく左右します。ここでは、失敗しないエギ選びのポイントを5つ紹介します。
ティップランエギの重さ(ウエイト)
ティップラン用エギセレクトの最大のカギとなるのが重さです。水深や潮流の速さに合わせて、エギの重さを調整する必要があります。
標準的なティップラン用のエギは20〜30gですが、深いポイントを釣る場合や潮が速い場合は40g以上のエギも有効です。25g、30g、35gと複数のウエイトを用意しておくと安心。調整用の追加シンカーも用意すると万全です。
ティップランエギの形状
ティップランエギは、通常の陸っぱりエギとは異なる専用の形状をしています。
特にシンカー(重り)はヘビーが基本。ドテラ流しで安定した姿勢を保つため、前方寄りにセットされており、船からの縦方向の釣りで効果を発揮します。
安定した姿勢で沈下し、不要な糸フケを抑えることで、より明確なアタリを捉えることができます。
ティップランエギのサイズ(号数)
アオリイカが捕食しているベイトの大きさに合わせて、エギのサイズを選ぶのが基本です。
ティップランで使用するエギのサイズは3.0号、3.5号が一般的です。小型のイカが多い場合は2.5号、大型を狙う場合は4.0号も視野に入れましょう。
アオリイカが抱きやすいサイズ感を意識するのが重要です。
ティップランエギのカラー
エギのカラーは、アオリイカの活性や潮の色、天候によって使い分けるのが基本です。 背中のカラーと布の下の地のカラーの2色を意識することが大切ですが、慣れないうちは全体的な色味でシンプルに選ぶとよいでしょう。
アピール系カラー: ピンク、オレンジ、チャート系など。濁り潮やローライト時に有効で、遠くのイカにも存在をアピールします。
ナチュラル系カラー: ブラウン、オリーブ、パープルなど。澄み潮や日中の高活性時に、イカに警戒心を与えずにアプローチできます。背中も地もパープルのパープルパープルは全国的に人気の定番カラーです。
ケイムラ、夜光(グロー)カラー: 紫外線発光(ケイムラ)や夜光(グロー)は、水中でのアピール力が強く、イカの視覚に強く訴えかけます。特に深場やマヅメ時に効果的です。
メーカーの違い
各メーカーから様々なティップラン用エギが販売されています。
実績のある定番モデルから、新しいテクノロジーを搭載したモデルまで選択肢は豊富です。
自分のスタイルや予算に合わせて、信頼できるメーカーのエギを選ぶのがおすすめです。
ティップランエギおすすめ10選!
ティップランに適したエギを10選紹介します!
ダイワ(DAIWA)/エメラルダス ボート II RV(ラトルバージョン)
速いフォールスピード、シャクると素直にダートするアクションが特徴。
ヘッドとシンカーを一体にすることで効率よくウェイトアップすることができ、よりコンパクトな形状になっています。これにより速いフォールスピードの実現、フォール時のスパイラル軽減を叶えています。
信頼の日本製スーパーシャープ段差カンナ、仮面シンカーボート装着可能。
ヤマシタ(YAMASHITA)/エギ王 TR
ティップランで最も重要となる安定したスイム姿勢にこだわったエギ。
十字形状のハイドロフィンTRと独自の形状のハイドロシンカー、ハイドロボディ、そしてパラシュート降下を生むデカ針の組み合わせによって、抜群の安定感を生み出します。
イカが最も見やすい490グローをフィンに採用。水深のある場所や笹濁りのシチュエーションで特に効果を発揮します。
エバーグリーン(EverGreen)/ドラッギン番長
エギング界の帝王・重見典宏監修のボートエギング専用エギ。
わずらわしいシンカーの交換・追加は基本的に不要。豊富なウエイトバリエーションからエギ本体を「即交換」「即投入」できるので、海況変化に「即対応」。
海況に合ったウエイトで有効に攻め続けることができるため、チャンスを逃しません。
サイズは3.5号でウエイトは30~90gの幅広いラインナップを誇ります。
バレーヒル(Valleyhill)/スクイッドシーカー 30 Regular
フィールドを選ばないティップランエギングのオールラウンドタイプ。
秋の釣りがしやすい海況で水深30mまでのポイントであれば、まずは30gレギュラーでイカの反応を確かめましょう。
水切れの良いヘッド形状により、ロッドアクションへのレスポンスが優れているのが強み。
また、高浮力な発泡素材を用いたことで、深い場所でもキビキビと動くのも特徴です。
シマノ(SHIMANO)/セフィア アントラージュ シーグル 3.5号 フラッシュブースト
シマノ独自のフラッシュブーストを搭載したエギ。
ボディ内部のミラープレートが振動を続けることで、他のエギには見られない生命感を演出。ステイ中にもアピールを続けてくれます。
引き抵抗は小さく、ステイ時の安定性やフォールの速さなど、ティップランに必要な基本性能が妥協することなく追求されています。
クレイジーオーシャン(CrazyOcean)/ティップランナー
ティップラン専用エギ、ティップランナーはティップランに必要とされる要素すべてを独自に検証し、最善と呼べる性能を追求。
ダート性能を大幅にアップさせる薄型ヘッド&水流の中で直進安定性をUPさせるキールシンカーで、切れの良いダートと安定したステイを実現。
スムースフォルムボディはシャクリの軽さと安定性に貢献します。
デュエル(DUEL)/エビQ TR
ティップランエギング専用モデル。
最大の特徴はエビを模した手足の存在。
手はドテラで流して引っ張られている時や、潮流などでプルプルと動き波動を生み、リアルな動きでイカにアピールします。
足はフォール時、鳥毛の様に沈下姿勢を安定させ、アクション時にはふわふわ誘います。
シンカー部分にスリットを入れることで、別売りのクイックTRシンカーのゴムバンドを脱着しやすくしています。
キーストン(KEYSTONE)/デイブレイク3.3号
エギシャープのDNAを受け継ぐ、ティップラン専用エギ。
エギシャープ3.5号のボディと、エギシャープ専用に開発された傘針KS06針をそっくりそのまま搭載。
つまり、エギシャープが持つ圧倒的な釣果力をそのまま継承し、ティップランエギングでのさらなる可能性を引き出すことに成功しています。
ボディは小さな操作で大きく動く硬質発泡ウレタン樹脂を採用。
釣研(TSURIKEN)/エギスタTR
胸ビレと尾ビレの位置にケイムラ素材のスタピライザー(安定装置)を搭載。
安定した泳ぎを実現しつつ、周囲にしっかりとしたアピール力を発揮します。
引き抵抗とシャクリ抵抗を抑え、イカのアタリを敏感に捉える各パーツ形状もウリ。
ボディ・ヘッド・シンカーの細部に至るまで、機能を追求した形状により、抵抗を限界まで抑えることが可能になり、安定した泳ぎへの相乗効果を演出します。
メジャークラフト(MajorCraft)/EGIZO TRスマートフィット
ティップランで最も重要な、軽快に動いて、ピタリと止まる、一連の動作をスマートに行うことを目的に開発されたエギ。
亜鉛合金を素材としたゴウキンヘッドを採用することで比重を抑え、誘いからステイの間の無駄な動きを排除することで、これまで以上に「ピタリと止まる」ティップランエギに仕上がっています。
まとめ お気に入りのティップランエギを見つけて使いこなすべし!
ティップランは、エギの重さや形状を状況に合わせて使い分けることが釣果への近道です。
今回ご紹介した10選を参考に、ご自身のスタイルに合ったエギを見つけて、ボートからエギングを存分に楽しんでください。
繊細なアタリを捉えた時の感動は、一度味わったら忘れられませんよ。

コメント