XESTA・PPJシリーズがフルモデルチェンジ!飛躍的に性能を進化させたPPJ UPDATE登場!

ジギング

PPJシリーズが8年ぶりにフルモデルチェンジ。トレカ®︎T1100G採用で耐久強度は約2倍! 操作性も向上しています。より長期の使用を考慮したEVA形状など、ユーザーファーストの改良も多数。開発を担当したXESTAの宇都宮基さんに、シリーズの特徴をたっぷりと語っていただきました!

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この記事を作った人ヤップ!編集部
ヤップ!でオフショア情報を発信する人たち。編集長の大川直を中心にそれぞれに得意な分野について執筆&撮影して投稿。信頼できる情報を分かりやすく伝える! をモットーに活動中。

PPJ UPDATEシリーズとは?

ヤップ PPJ UPDATEとはどんなコンセプトのシリーズですか?

宇都宮基さん(以下、宇都宮) これまでスローエモーションPPJとして展開してきたシリーズのリニューアル、まさにアップデートシリーズです。前作が2017年のリリースなので、8年越しのリニューアルになります。

基本的にはアイテムは前作を踏襲しています。それぞれで少しニュアンスは異なるんですけど、全体的に共通、かつ劇的に変わったところは、パワーと耐久強度がかなり上がっている点です。どの番手、アイテムも前作と比較して扱えるジグの重さの範囲が広くなっているのが特徴ですね。

PPJ UPDATE・アップデートの内容

PPJ UPDATEのアップデート、その内容に踏み込んでいきましょう!

アップデートの主役は「トレカ®︎T1100G」の採用

ヤップ アップデートに踏み切ったきっかけは何ですか?

宇都宮 きっかけは「トレカ®︎T1100G」という素材の登場ですね。先行してXESTAの他ジャンルのさまざまなロッド作りをしていく中で、この素材を使ったサンプルがすごく良いものができていました。

元々PPJシリーズは、ブランクス素材のトン数で言うと、基本的には30tと24tをメインプライという形で作っていました。今回、その30tのカーボン素材の代わりに「トレカ®︎T1100G」を採用しています。「トレカ®︎T1100G」は細かく言ってしまうと33tで、これまで採用していた30tよりも弾性が強く、かつ同じ肉厚で巻くと、約35%強度が強いと言われている素材なんです。この素材の変更がシリーズ全体を大きく変えた、と言えますね。

PPJ UPDATEシリーズの耐久性向上について

ヤップ 新たなPPJ UPDATEシリーズの耐久性は具体的にどのくらい上がっているんですか?

宇都宮 これまでのPPJシリーズの破断強度は、60度で保持した場合、平均で10kgくらいでした。これでも同クラスのロッドで比較すると「かなり強い」と言われていたんですが、「トレカ®︎T1100G」を採用したことによって平均で約20kg、つまり約2倍の強度を実現しました。それでいて、どのアイテムも自重はほとんど変わりません。前作より軽くなったアイテムもあります。自重を重くすることなく、素材とカーボンの巻きのバランスを変更することによって、約2倍の強度を出せるようになったんです。これは技術革新に近いと思いますよ。

PPJ UPDATEシリーズ・ガイドとグリップ周りの変更点

ブランクス以外の変更点に注目していきます!

PPJ UPDATEシリーズのガイドセッティングについて

ヤップ PPJ UPDATEシリーズのガイドセッティングについて教えてください。

宇都宮 ガイドに関しては、基本的に前作のガイドサイズ、セッティングを踏襲しています。数を変えたのは1本だけ。B-57のガイド点数を、いままでは8個だったのを9個に変更したぐらいです。曲がりとガイドのセッティングを調整した際に、ガイド数を1個増やしたほうがベストと判断したからですね。

それ以外にアイテムはガイドのサイズも、使っているガイドの種類も基本的には前作と一緒です。トップガイドはオーシャンガイドと言われているチタンフレームのMNSTガイド、ティップセクションはチタンフレームのKWガイド、バットガイドは足高のチタンRVガイドです。リングはすべてSiCです。

PPJ UPDATEシリーズのグリップ・リールシートについて

ヤップ グリップやリールシートについてはいかがですか?

宇都宮 リールシートはT-DPS20で変更なしです。グリップ周りはパーツとしては変わりませんが、変えたところもいくつかあります。まず、フロントグリップのEVAを少し厚くしました。フロント部分のEVAを厚くしたのは、前作の仕様で長く使ってもらううちに、EVAの肉が薄くてちぎれることがあったためです。修正してほしいという意見もあったので、若干肉厚を増して対応しました。

グリップエンド部のEVAの形状も変更しました。若干細く、シャープな形状に変更しました。一番エンドの部分は、脇に引っかかるようにシャープさを出しつつも、しっかりホールドできる形状にしています。細くした理由は、スロージギングで多用されるエルボージャーク(肘当てジャーク)をする際、この部分が太いと邪魔になることがあったからです。肘に当たる部分を細くしたことで、エルボージャークはかなりやりやすくなっていると思いますよ。

また、EVA部分の全長も長くしています。最初はもっと短く、より細くしていましたが、細くて短すぎると脇に当たって痛いんですよね。いろいろ調整して最適な形状に落ち着いたという感じです。

エンドグリップへのメタルパーツ追加と変更の意図

ヤップ エンドグリップにはメタルパーツも追加されていますね?

宇都宮 前作のエンドグリップ上部は、ロッドのブランクスとEVAの境目がそのままEVAが剥き出しだったため、船に添えつけてある、樹脂や金属製のロッドホルダーに引っ掛かってちぎれるケースがありました。実際、前作のPPJユーザーのロッドを見ると、気を使ってテープを巻いている方もいました。そこで、EVAをガードする意味でメタルパーツを追加し、改善しました。

各モデルの調整と注目アイテム

PPJ UPDATEシリーズは全5アイテム。なかでも注目アイテム、仕様変更が大きい3アイテムをチェックします!

B-50の変更点

宇都宮 B-50は前作になかった番手です。前作のB-48を引き継いだイメージのアイテムです。一番ヘビーなモデルですが、長さが4.8ftから5.0ftに、約10cm長くなっています。これまでB-48は超ヘビーゾーンに特化しており、B-48でしか対応できないゾーンがありました。そのためB-48に頼ることも多かったんです。パワー的には一番ヘビーロッドで、その下がB-52なんですが、この差がちょっと大きかった。そこで5.0ftにすることで、B-48とB-52の中間のパワークラスとして両方をカバーできるようにしたかったんです。ユーザーさんも細かく分けて何本もロッドを揃えるのは大変ですからね。

B-48はどうしてもハイレスポンス寄りで、深場やヘビージグを使う人限定、という感じのロッドでした。B-50は、B-48に比べるともう少しソフトにしゃくれて、少し長めのレングスを利用してスロージギング的にジグを強く飛ばすこともできます。とくに中深場で「もう少しジグを飛ばしたい」というシーンのために5.0ftのレングスは重宝すると思いますね。

このB-50では、使用ジグの最大表示はハイピッチで800gという驚異的な数字を記載しています。表記できるということは、それだけの強度が十分にあるということ。ちなみにテストでは1000gまでハイピッチしています。

B57について

宇都宮 進化の度合いが特に大きいのはB-57です。B-57は前作と同じ仕様ですが、350gマックスで考えていたジグウエイトが、400gまで扱えるようになりました。

5.7ftという少し長めのロッドながら、ハイピッチでの使用最大ジグウエイトを400gに上げたことで、鹿児島近海に代表されるカンパチジギングで多用される、350~400gのジグをしっかり動かせます。

前回作の5.7ftはややローレスポンス寄りで気持ちよくしゃくれるロッドだったんですが、パワーと耐久性が上がったことで、大型カンパチが出る場所で、しっかり曲げながらジグを動かせるロッドへとブラッシュアップされました。

B55について

宇都宮 これまでのシリーズ中、最も売れていた B-55にも注目してほしいですね。前作でも2回マイナーチェンジをしていました。B-55はリリース後もしゃくり心地を追求していたんです。一番最初のバージョンは少し耐久強度が低く、自分のロッドが折れたタイミングで強度を上げたんです。強度は上がりましたが、しゃくり心地が少し落ちてしまったんです。スロージギングでは気持ち良かったんですが、ハイピッチでは今ひとつでした。そこで今回、PPJ UPDATEシリーズの開発段階でしゃくり心地の追求に最も力を入れたのがB-55でした。しゃくりやすいロッドにするために徹底的に調整しました。苦労した分、B-55は非常に良い仕上がりになっていると思います。

デザインの変更とコンセプト

ヤップ デザインも大きく変更していますね。

宇都宮 前作はホワイトでしたが、今作はブルーにしました。独自性と格好良さを求めて、前作はホワイトを選んだのですが、長年使うと少し日焼けが目立つのが難点でした。いろいろなカラーを試す中で、クリアやホワイトの上にマリンブルーを塗ると、透明感のあるすごく良いブルーができたんです。そこで「これで行こう」と決まりました。オーシャンブルーと呼んでいます。

PPJシリーズの変わらないコンセプト

ヤップ いままで変更点にフォーカスしてお話を伺ってきましたが、シリーズとして変わらない部分はどんなところでしょう?

宇都宮 PPJとして変わらないコンセプト、引き継いでいるものは以下の3つです。

 •ハイピッチ性能を徹底的に追求する
 •中深場で大きく重たいジグを使っても思いのままにコントロールできる
 •深海ゾーンでもスロージギングでしっかりアプローチできる

以上の3つがPPJシリーズの信条であり、ここをさらに追求してブラッシュアップしていくことが、カンパチやヒラマサなどの大型魚へアプローチする近道だと考えています。PPJ UPDATEのコンセプトでもありますね。

まとめ PPJ UPDATEシリーズの特長とは?

ヤップ 最後にこれだけは伝えたい、ということはありますか?

宇都宮 強くお伝えしたいのは、パワーが大幅にアップしたということ。そして耐久強度が約2倍になった点です。それなのにロッドの自重は前作同等か、むしろ軽くなっていることも強調したいですね。

たとえばB-60では、以前は180gだったものが、耐久強度がほぼ2倍になって自重は175gになりました。「5gだけ?」と思うかもしれませんが、軽くなってしゃくり心地がアップし、耐久強度がさらに上がっているわけです。これは非常に価値のある進化だと考えています。

より長く使ってもらえるよう多くの改良を施している点にも注目してほしいですね。オーシャンブルーのブランクスカラーは劣化しにくいですし、グリップ周りのEVAも保護したり厚くしたりすることで、破損しにくい構造にしています。すべての部分がアップデートされたという印象で、名前の通り、全力で「アップデート」したモデルになったと思います。

ヤップ ありがとうございました!

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