画像提供:翔英丸
宮城県塩釜を拠点にするフィッシングガイド船、翔英丸。同船で楽しむブリをメインターゲットにした青物ジギングがシーズンを迎えています。基本タックル、攻略の基本などを佐藤英治船長に訊きました!
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北は江ノ島周辺、南は亘理沖を狙う
ヤップ 翔英丸さんの青物ジギング、シーズンインですね。
佐藤船長 そうですね。例年、11月からスタートして翌年の2月くらいまで楽しめます。昨年シーズンは年内はいまいち、年が明けてからワラサが釣れ出して盛り上がりました。
ヤップ メインターゲットは?
佐藤船長 イナダからワラサ、いい魚で5、6kgくらいまでのイメージですね。
ヤップ エリアはどのあたりを釣るんですか?
佐藤船長 北便と南便で分かれていて、北便を江ノ島便、南便を亘理便って呼んだりもします。北便はガチで狙う感じ。比較的大型の確率が高いのが特徴です。水深40m〜120mの沈み根を中心に釣ることが多いですね。ゲーム性があるっていうか、玄人好み、というのが北便ですね。
ヤップ 南便の特徴は?
佐藤船長 南便は無難にイナダ、ワラサが釣れるのが特徴ですね。水深50〜60mの砂地にちょっと根が入っているところを中心に狙います。年によっては、まあまあいいサイズが多くなったりもするんですけどね。
翔英丸のおすすめタックルは?
ヤップ タックルはどんなものがおすすめですか?
佐藤船長 タックルは北便でも南便でもだいたい一緒です。PE3号に50lbリーダーが基本。ロッドは6〜7ftの近海ジギング用。スピニングタックルが定番です。状況次第ではPE2号タックルでも大丈夫です。とくに南便ではライトタックルもおすすめです。南便ではSLJでも楽しめます。ジグはだいたい150g前後、北便では200gくらいまで使うこともあります。
ヤップ ジグのおすすめはありますか?
佐藤船長 このあたりでは以前、鉄ジグがすごく人気が出たときがあったんです。その名残もあってネイチャーボーイズのスイムライダー、ウィグルライダーは定番ですね。最近人気なのはジャッカルのバンブルズジグ。あれのセミロング、ロングなどは人気がありますね。
ヤップ ご当地カラーとかありますか?
佐藤船長 こっちの人はみんなグローが好きなんですよね。とくにシルバーグローは人気がありますね。 自分はピンク、ブルー、シルバーがあればいいと思っていますね。
普通のワンピッチが強し! 速いジャークパターンが効くこともあり
ヤップ おすすめのジャークパターンとかはありますか?
佐藤船長 基本はワンピッチじゃないですかね。このパターンが特別にいい、というよりは頑張っている人が釣りますよ。たまに若い子だけ釣るときがあります。そういうときは速い動き、元気な動きが効きますね。チャカチャカとしゃくる感じですね。反対にイカがメインのベイトのときはスロージギングが効くときもありますね。
ヤップ ゲストはどんな魚が期待できますか?
佐藤船長 北便だとアイナメ、メバル、オキメバル。あとはヒラメ、マゾイくらいですね。マゾイは美味しいので人気がありますね。南便だとホウボウ、カナガシラが増えますね。
まずはオーソドックスな釣りをマスターする
ヤップ お客さんになにかアドバイスはありますか?
佐藤船長 言うことを聞いて、ってことですかね。基本的に、僕からはこれを使った方がいいとか、こういうふうに釣ったほうがいい、とかは言わないんです。でも、聞かれたら答えます。たとえば、事前に電話で道具を確認しても準備してこない人がけっこういるんです。理由は分からないんですが、そういう人はだいたい釣れません。釣り方なども周りを見て自分だけが釣れていないときは聞いてくれれば、普通にアドバイスできることは多いので、そういうときは素直に聞いてほしいですね。特別なことをしなくてもいいんですけどね。他の人より自分が釣ってやろうっていう、なにか特別なものを仕込んでくる人ほどダメなことが多いですよ。
ヤップ まずは普通にオーソドックスな釣りをやってくださいってところですね。ありがとうございます。
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