ジギングタックルはPE4号が標準
せっかく行くならジギングのタックルも持っていくつもりですが、遠征先でもジギングをやるチャンスはありますか?
船によって違うので一概には言えませんが、やる場合は50メートルから100メートルの深場を釣ることが多いですね。魚が大きくて数も多い傾向があるので、PE4号でリーダーは12号から14号くらいが基準になります。
キャスティングに比べるとずいぶんライトな感じですね。
ジギングはキャスティングに比べてド級のヒット率が低いということもありますが、以前よりプレッシャーも高まって、ガンガンしゃくるスタイルだけでなくローレスポンスの釣りも増えているんです。PE1号で10kgの魚を獲るという世界もありますよ。
ジギングのときのフックセッティングはどうしてますか?
私の場合はアシストフックをフロントに1本だけセットしています。フックはゲイブ幅が広いものを選び、ジグを抱かないように気を付けています。
アシストラインの長さはジグの長さに対して1/3、とかの目安はありますか?
ロングジグとショートジグでは変えるようにしていますが、そこまできっちりとしたものではなく、全体のバランスを見て調整する感じでいいと思いますよ。
玄界灘でオススメのジグはありますか?
MCワークスさんをはじめ、地元の海を知り尽くしたメーカーさんが作っているものはやはり強いですね。これは九州だけじゃなく、ご当地発祥のジグすべてに言えることです。
そういうジグはバスメイトさんでも買うことができるんですか?
はい。うちでは遠征のお客さん用にそうしたジグも扱っていますので、いつでも相談してください。たとえば九州で強いイカ系のグローカラーも豊富に取り揃えていて、現地では売り切れていてもうちにはある、なんてこともよくあります。
それは心強いなあ・・・。
重量制限や持ち込みNGのアイテムも。遠征ならではの注意点
最後に遠征ならではのアドバイスもしておきましょうね。まず、飛行機にタックルを持ち込む際は重量制限があります。どの飛行機会社もケース重量込みで20kgを上限にしていることが多くて、それを超えると1kgごとに超過料金が加算されます。自分が持ち込む荷物の総重量は前もって把握しておいてください。
20kgってどのくらいなんだろ? 今度一回測ってみよう。
それとロッドの長さはケースなどに入れた状態で2メートルまで。こっちは超過料金うんぬんではなく、2メートルを超えた時点で受け付けてくれません。離島などに飛ぶ小型機はさらに厳しく制限される場合もあるので注意が必要です。
そうなると、場合によっては3ピースじゃないとヤバいかもですね。
細かいところではライン処理に使うライター。預け入れ荷物には入れられず、手荷物で1個まで持ち込み可能ですが、ターボライターは殺傷能力があるという理由で没収されてしまいます。ライフジャケットのボンベも、標準で装備されている1個はOKですが、予備は持っていけません。後々のトラブルを防ぐためにも、荷物を預ける際に「このバッグにライフベストが入っていて、ボンベは備え付けのもの1個のみです」と申告しておくことが大切です。
なるほど~。遠征にはタックル以外にも気を付けなければならないことがたくさんありますね。なんか心配になってきました。
慣れればどうってことないですよ。ほかにも持ち込みができないものはありますが、それを知って上手に旅をするための裏ワザもたくさんあります。ここでは説明しきれませんが、その都度ヤップ君にも伝授するので安心してください。
■取材・文/高橋大河 Taiga Takahashi
◎INFORMATION
フィッシングプロショップ バスメイト
所在地:東京都大田区東矢口3-6-7
TEL:03-3735-0200
定休日:毎週月曜日
HPアドレス:www.bassmate.co.jp
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