【スーパーライトジギング(SLJ)】ロッド、リール&ライン! 最初に揃えたいタックルとは?

初心者

スーパーライトジギング(SLJ)で必要とされるタックルは? ロッド、リール、ライン、それぞれについてファーストセットを用意するための基礎知識を紹介します。

この記事を作った人ヤップ!編集部
ヤップ!でオフショア情報を発信する人たち。編集長の大川直を中心にそれぞれに得意な分野について執筆&撮影して投稿。信頼できる情報を分かりやすく伝える! をモットーに活動中。

SLJはスピニング、ベイトともに楽しめるが、最初のワンセットならスピニングがおすすめ。

スタートにまずワンセット! ならばスピニングタックルがおすすめ

スーパーライトジギング(SLJ)は誰でも気軽に楽しめる釣り。しかし、ライトジギングとSLJのカテゴリー分けは、厳密な線引きはありません。

その区別はおおむね使用するタックルによるところが大きく、メインラインのPEが0.8号以下、使用するジグの重さが80グラム以下、というのがひとつの目安でしょう。

浅場を攻めることが多いのがSLJの特徴です。ときにキャストして横方向に探ったほうが効果的なことがあります。

ドテラ流し、バーチカル、いずれで釣る場合もキャストしたほうが釣りやすいことがあるので、まずワンセットということであればスピニングタックルをおすすめします。

もちろんベイトタックルでも楽しめます。2セットめ、3セットめとして視野に入れるとよいでしょう。

綺麗に曲がるロッドを見ながらのファイトは楽しすぎる!

ロッドはSLJ用と表記されているものから選ぼう

ロッドは代用も効きますが、SLJ用ロッドのなかからセレクトするのが無難。メーカー各社から多数リリースされており選択肢はとても広いです。

長さは6~7フィート前後が標準。パワークラスが0番、1番、2番などと分けられているので、出かけるフィールドでのメインターゲットや使用ジグなどによって使い分けるとよいでしょう。

とりわけ際立つSLJ用ロッドの特徴として、ソリッド製のブランクスが多用されているアイテムが多いことが挙げられます。

ソリッドティップを採用しているものはアタリを弾きにくく乗せやすいのが長所。オールソリッドロッドは視覚的にも弧を描く曲がりが楽しめるし、バラしにくいのも長所。細くてもまず折れない、というのもオールソリッド製の特徴です。

反面でソリッド製ブランクスのはチューブラーブランクスに比べると操作性や軽快さはスポイルされがちなので、メリットとデメリットをよく理解したうえで選ぶとよいでしょう。

操作性や感度を重視するならチューブラー製を選ぶことをおすすめします。

ライトさが魅力のSLJだが、リールはあまりに小型のものは避けたほうが無難。4000番程度がおすすめだ。

リールとラインはどんなものを使う?

スピニングリールは4000番前後を選択します。SLJはライトさが魅力なので、一定の耐久性や強度をクリアしたもののなかから、なるべく軽量なものを選ぶとよいでしょう。

青物がヒットする確率が高いフィールドでは、剛性の高い、タフなモデルを選択するのがおすすめ。とくにハンドル周りには注目。

しっかり握りこめて、力を入れやすい配慮がされたノブを採用しているものだと疲れにくく、パワフルなファイトにも対応できます。

リールのギア比は水深によって使い分けるのが基本。浅ければノーマルギア、深ければハイギアといった具合です。

ハイギアタイプはジグを横方向にスライドさせるアクションが出しやすい。ノーマルギアは移動距離が少なく、狭いレンジを刻むように攻めやすい、という特長もあります。

好みもありますが、まず1台、というのであれば汎用性の広いハイギアタイプがおすすめです。

メインラインはPE0.8号を基準に、大型魚の確率が低くライトウェイトジグで浅場を釣る場合には0.6号、青物などのヒット率が高いフィールドでは1号を使用するとよいでしょう。

リーダーはPE0.8号の場合はフロロカーボン20~25ポンドを使用。リーダーはメインラインの太さに合わせて使い分けるようにします。長さは3メートル程度が目安です。

リーダーとルアーの接続は、直結でもOKですが頑丈なスナップやスモールサイズのコンビリング(溶接リング&スプリットリング)で行うとルアー交換が素早くできて便利です。

ベイトタックルは利点も多い。独特の釣趣もあるので、ぜひ2セットめからは候補に入れてみたい。

余裕があれば利点も多いベイトタックルも用意したい

海底付近をネチネチと探ったり、フォール中のバイトに対応しやすかったり。根に走る不意の大物への対応力も高いのがベイトタックルの利点です。

満足のいくスピニングタックルを揃えられたら、つぎなるセットとしてベイトタックルも用意できれば万全です。

ロッドはスピニングロッドと同様のセレクト基準でOK。つまりメーカー各社から発売されているSLJ用ロッドから、フィールド特性や使用するジグ、ターゲットのサイズや種類を考慮して選んでください。

ベイトリールはダイワ製なら100番、シマノ製なら150番、200番がセレクトの目安。ブラックバス用のものでも使用できますが、長期の使用を考慮すると小型でもソルト仕様のものがおすすめです。

ソルト仕様のリールは耐久性や剛性が高く、パワフルなモデルが多いので安心して長期間使用できるでしょう。軽量さを優先して選択するのも一手です。

ワンセットあれば始められる。最初はスピニングタックルを用意しよう!

まとめ スピニングタックル1セットで始めてみよう!

スターティングセットはキャストしやすく、トラブルレスなスピニングタックルがおすすめです。

ロッドはSLJ用と表記されたものから選ぶのが安心。長さは6~7フィート。フィールドや対象魚の大きさ、種類、使用するジグなどによってパワークラスを選択します。

リードはスピニングなら4000番、ベイトリールならメーカーにもよりますが100~200番がセレクトの目安。

ラインはメインがPE0.8号、リーダーはフロロカーボン製の25ポンド前後が標準的です。

釣り人みんなを笑顔にする、スーパーライトジギングはそんな楽しい釣りです。ぜひタックルを1セット用意し、始めてみませんか?

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