【タイラバ】基本的な使い方をマスターしよう!

初心者

魚の王様・マダイをだれもが簡単に楽しめるタイラバゲーム。その基本にして王道のテクニックはなんと、「タダ巻き」。ただし! 同じように巻いても釣れる人と釣れない人がハッキリ分かれる。さて、そのキモとは?

この記事を書いた人高橋大河(たかはし・たいが)
1980年代より釣り雑誌、釣り具メーカーに関わる各種メディアで活動するフリーライター。専門は淡水・海水のルアーフィッシング。入門向けからマニアックな記事まで幅広く執筆する。雑誌「ソルトワールド」元編集長。タイラバ、インチクなどを使った釣り「漁具ING」を世に広めるきっかけを作った張本人。「ルアーフィッシングをはじめよう」(山海堂)ほか著書多数。

等速巻きを意識することで釣果は飛躍的にアップ!?

最強の誘いは一定速度でただ巻くだけ=等速巻き

タイラバの基本操作は、海底(または反応のあるタナ)まで沈めて一定速度で巻き上げてくるだけ。

ただそれだけです。

いやいや、それはあくまでも基本であって、いろいろと裏ワザがあるんですよね・・・、と思うかもしれません。

でも本当に、ただ巻くだけというのがもっとも効果的なテクニックなんです。

もっとも、この「タダ巻き」には鉄則があります。

それは「等速巻き」。

巻き始めから巻き終わりまで、一定速度をキープすることなんです。

巻き上げの途中でスピードに強弱を付けたり、ジギングのようにイレギュラーな動きを演出したりする必要もありません。

というより、下手に変化を加えるとフックとリーダーが絡むトラブルのもとになるばかりか、せっかく追ってきたマダイがタイラバを見切ってしまうことにもつながります。

自分では等速で巻いているつもりでも、リールの回転が悪いせいでリズムが乱れることもあるので注意が必要です。

タックルをチェンジすることでタイラバの動きに変化を出すことも可能。

アタリがなければ巻き速度や沈下速度を変えてみる

しっかり等速巻きができているのにアタリがないときは、巻き速度を速くしたり、遅くしたりして反応を探ってみましょう。

ただし! 前述の通り、一度の巻き上げのなかで速度を変えるのはNG。必ず等速をキープしてください。

ほかにはヘッドの重さを変えて沈下速度や巻き上げの角度を調整したり、ヘッドの形を変えてネクタイの動きにメリハリをつけるのも効果的。

いずれの場合も基本にして王道は「等速巻き」。ここだけは常に意識してください。

アワセの方法は「乗せ」と「掛け」の二通り。状況に応じて、または好みによる部分もある。

乗せるか、掛けるか。アワセは二通り

マダイのアタリは最初にコツコツとかじるような感触が出て、その後に大きくロッドを絞り込むことが大半です。

このアタリの出方を以前は、タイラバを追尾したマダイが少しずつネクタイを喰い込むから、と考えられていました。

それでも最初から大きくロッドを締め込むようなアタリが出ることもままあり、アタックの仕方はケースバイケースと考えたほうが良さそうです。

アワセの方法は「乗せ」と「掛け」の二通りです。

「乗せ」は前アタリが出てもアワセず、ロッドに重みが乗るまで一定速度で巻き続けるアワせ方。

ただし、まったくアワセないわけではなく、ロッドに重みが乗ったらリールを巻きながらテンションを掛けて、マダイの口にハリを貫通させることが大切です。

「掛け」はマダイのアタリを感じて積極的にハリを掛けていくアワせ方。

前アタリが出た時はすでにヘッドまで咥えているという前提で、はっきりとしたフッキングを行うスタイルです。

現在は両者の長所をミックスした「乗せ掛け」というスタイルも定着。文字通り乗せて掛ける、そんなアワセになっています。

サイズは小さくても狙い通りに掛けてキャッチしたマダイは最高だ。

まとめ 等速巻きに乗せアワセ。静と動を楽しもう

タイラバゲームは、ジギングのようなアクティブなロッドワークや派手なアワセの動作もない、いわば静の釣りです。

しかし、ひとたびマダイがヒットすれば、ライトタックルは満月に絞られ、スプールは逆転してドラグが鳴き、細糸を駆使したスリリングなやり取りへと続きます。

そんな静と動のギャップを大いに楽しみ、大ダイを仕留めてください。

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