すべてのジギングスタイルのなかで、もっとも多種多彩なターゲットを手にすることができるのがスーパーライトジギング(以下、SLJ)。超軽量なタックルなので、小型の相手でもファイトはスリリング。誰でも気軽にトライできるオフショアフィッシング、SLJとはどんな釣りなのか、紐解きます。
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スーパーライトジギングはジギングのスタイルのひとつ
スーパーライトジギングとは、ジギングという釣り方がより細分化された結果生まれた、ジギングのジャンルのひとつです。現在ではジギングを、ジギング、ライトジギング、スーパーライトジギングにカテゴライズするのが一般的です。
SLJと略語で呼ばれることも多いスーパーライトジギングは、ジギングのなかでも最も軽量なタックルを使って気軽に楽しめる釣りに位置付けられています。
しかし、カテゴリー分けされてはいるものの、それぞれに明確な線引きがなされているわけではありません。
ライトジギングとスーパーライトジギングの境界線もコレ! と決まったものがあるわけではありません。
ただ、釣り具メーカー各社のSLJタックルを基準にすると、一定のラインが見えます。それは使用するジグが80グラム以下、メインラインが0.8号以下、というもの。こうしたタックルを使って楽しむジギングがSLJと言えるでしょう。
超軽量タックルで多彩なターゲットを狙うSLJ
その名の通りタックルはとても軽量で軽快。フィールドも浅場が中心で穏やかな海域で楽しむことが多いのが特徴です。
船に慣れない方でも安心。つまり身近なスタイルでもあります。多彩なターゲットが楽しめる、ということもあって、とても人気が高い釣りのひとつです。
タックルがスーパーライトなため、魚とのファイトもとてもスリリング。初心者や体力に自信がない女性などを含めて、老若男女が楽しめる釣りです。
発祥の地とされる伊勢湾を皮切りに、その人気は全国に飛び火。現在では全国津々浦々、どこでも楽しめる釣りとして成熟の度合いを深めています。
もともとSLJはイサキをメインターゲットとして始まった釣りです。そのためイサキを釣らないとSLJではない、というイメージを持っている方がいるかも知れません。
しかし、イサキは初夏をトップシーズンとしてその他の季節は釣るのがとても難しくなる相手です。
そこで現在ではイサキ以外にも多種多彩な魚が釣れてくるのだから、すべて釣って楽しんでしまおう! という雰囲気が主流です。
イサキ以外の代表的なターゲットとしては、マダイ、アマダイ、シーバス、キジハタやカサゴなどの根魚、ブリ、ヒラマサ、カンパチといった青物、タチウオ、サワラなどなど。
フィッシュイーターはもちろん、ほかのスタイルのジギングでは釣ることが難しい魚たちを手中にできます。そんな点もSLJの大きな魅力のひとつですね。
SLJだからといって、ヒットからランディングにいたるまでの流れは通常のジギングと変わることはありません。ただ、使用するラインが細いため、こまめに傷や劣化をチェックすることが大切。
また、自分がスーパーライトなタックルを使用しているからといって、必ずスーパーライトな魚がヒットしてくるわけではありません。不意の大型魚がヒットしてくることは日常茶飯事です。
超軽量なタックルで大型魚を仕留める! という意外なスリルも魅力のひとつでしょう。
まとめ 誰でもが楽しめるスーパーライトジギング
SLJの全体像が掴めたでしょうか? まとめると、
スーパーライトジギングとは、ジギングという釣り方がより細分化された結果生まれた、ジギングのジャンルのひとつです。現在では最もライトな釣りに位置付けられています。
線引きは曖昧ですが、使用するタックル基準ではジグが80グラム以下、メインラインが0.8号以下、というのがひとつの目安になります。
穏やかなフィールドで楽しめることが多いので、船に慣れない方でもOK。老若男女、誰もが多彩なターゲットを狙えることもあって、とても人気が高い釣りです。
SLJだからといって釣りの流れは通常のジギングと変わることはありません。超軽量なタックルで大型魚を仕留める! という意外なスリルも大きな魅力です。
魅力満載のスーパーライトジギング、始めてみませんか?
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