スーパーライトジギング(SLJ)ではどんなタイプのジグを用意するべき? 重さは? 材質は? そんな疑問を持つアナタへの回答を用意しました!
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ジグはいくつかのタイプを用意し、使い分けていく
スーパーライトジギングで使用するジグの重さはフィールドによって異なりますが、多くの場合は30~80グラムがメインになります。
ジグを揃えるときの注意点として、ひとつのタイプを多く用意するのではなく、ローテーションして反応を探れるよう、いくつかのタイプに分けて揃えることをおすすめします。
たとえばジャーク&フォールともにこなす万能タイプ、フォールアクションに強いタイプ、ただ巻きやスイミングアクションで使いやすいタイプ、というように、3つくらいに分けて揃えておくと、明確なローテーションをしやすくなります。
この場合のローテーション例としては、まず万能タイプから使用し、ジャークとフォールのどちらに反応がよいかを確認します。
ジグをチェンジすることなく反応がよかったアクションパターンを重点的に試せば、よりヒットの確率をアップさせることができるはずです。
いっぽうでジグをチェンジしていくのもよいでしょう。
たとえばフォールに反応がよいと思われる場合は魅惑的なフォールアクションを出しやすいジグをセレクト。重点的にフォールの釣りを展開する、というパターンフィッシングを行うと効率的にヒットにつなげることができるでしょう。
同様にジャークへの反応がよいときはスライドアクションを得意とするジグ、ただ巻きへの反応がよいときはスイミングに特化したタイプのジグなどにチェンジしていくのもセオリーです。
こうしたパターンフィッシングを展開していけば、より効率的にヒットパターンを絞り込むことが可能になります。
ジグは長所と短所を理解し、長所を生かす場面で使用する
ジグにはさまざまな形状があります。
すでに触れたように、ジャークすると左右への大きくスライドするタイプ、フォールアクションでアピール力を発揮するタイプ、その中間のタイプというように動きを生み出す源はその形状に大きく依存しています。
さらにはスライドする幅の大小が異なったり、フォールの仕方が異なったりします。フォールアクションだけに注目してみても、ビラビラとフラッシングを伴いながら落ちるもの、ユラユラとゆっくり落ちるものなど、さまざまなジグがあります。
材質によっても動きは異なります。最も多用される一般的な材質は鉛製。とくに表記がないものは鉛製と考えてOK。すべてのジグの基本になる材質です。
鉛製ジグに加えてスーパーライトジギングで注目したいのはタングステン製のジグです。鉛より比重の重いタングステンを主素材に使ったジグは、同じ重さなら鉛製ジグよりシルエットを小さくできるので、ごく小さなベイトを捕食しているときなどに効果的です。
さらに小さくて重い特性のため素早いフォールが得意。ジャークやただ巻きしても生み出す波動が小さいため、ナチュラルに対象魚にアピールできます。
繊細な攻略が求められることも多いスーパーライトジギングでは欠かせない素材のジグと言っていいでしょう。
比重の重いタングステン製に対し、比重の軽い鉄製のジグも存在します。選択肢は多くないものの、フワフワとしたフォールアクションを武器に独自の攻略パターンを生み出すことも可能なジグです。
以上のようにジグにはさまざまなタイプや形状、素材などが存在します。大切なのは、使うジグの長所と短所をしっかり理解し、長所を生かす場面で使用することです。
ジグのカラーは基本色を揃え、あとは船長におすすめを確認すべし!
ジグのカラーセレクトはとても気になりますが、明確な答えが出にくい要素でもあります。
基本的にはイワシなどのベイトフィッシュを模したナチュラル系、ピンク、ゴールドなどのアピール系の2系統を用意しておくと、さまざまな状況に対応可能です。ローライト時や根魚などに効果的なケイムラやグローカラーなども用意できると完璧です。
特定のターゲットに対して効果的とされるカラーもあります。たとえば緑金はマダイに絶対効く! ブラックはナイトゲームのタチウオジギングにはマスト! などと言われるものです。
またご当地カラーと言われるものも存在します。理由は分からないけれど、なぜか昔からよくヒットするというカラーです。
特定のカラーにヒットが集中することもありますが、カラーについてあれこれ悩みだすとキリがありません。
まずはシンプルな基本色を揃え、加えて乗船する船の船長に「おすすめカラーは何ですか?」と確認することをおすすめします。
フックセッティングは前後にツインフックを装着するのが基本
フックセッティングも重要です。
スーパーライトジギングでは、さまざまなフックセッティングが可能です。
基本はツインタイプのフックをフロントだけ、もしくはフロント&リアにセットする2つのパターンの2つでしょう。
青物がメインターゲットになるときはフロントだけで十分でしょう。
ジグが小型の場合や根掛かりを回避したり、スモールフィッシュのスレ掛かりを避けたりするためにもフロントのみにするセッティングパターンは有効です。
魚が追尾して捕食するようなときや、フォール中のバイトが多いときはリアフックのセットが効果的です。
入れ喰いが続くようなときはフックをシングルにするのもよいでしょう。キャッチ後にフックを外す際の安全性が向上、手返しのスピードも速くなるので結果的に釣果がアップしたりします。
フックは前後のセッティングを基本に、状況や捕食の仕方によって前後いずれかにセットしたりして、より効果的なフックセッティングを探っていくとよいでしょう。
まとめ 使用するジグの特徴をよく理解することが大切
スーパーライトジギングで使用するジグについて、簡単にまとめてみましょう。
ひとつのジグに偏ることなくさまざまなタイプのジグを用意する。
ウェイトは30~80グラムを用意する。一般的な鉛製のほかタングステン製なども用意しておくのが理想的です。
カラーは基本色を揃えたうえでご当地カラーなども用意できると安心。
フックセッティングはツインフックを前後にセットするパターンを基本に、状況によって使い分けていく。
凝り出すと増えるいっぽうのジグ。集める楽しみを味わいながらも、使いこなしていくことが大切です。
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