相模湾のシイラタックル、ロッド選びついて学ぶ第1回目。ロッドの長さはどのくらいが使いやすいのか? パワークラスは? その他、注意したい点は? バスメイトの池貝店長が答えます!
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相模湾シイラタックルにまつわる登場人物
釣り経験はあるものの、ビギナーレベルから抜け出せずにいる30代男性。オフショアゲームでエキスパートを目指すべく奮闘中。
徳永兼三(とくなが・けんぞう)東京都大田区でプロショップ『BASS MATE』を経営するエキスパートアングラー。バスフィッシングからマグロ、GTといったビッグゲームまで幅広くこなし、国内外のフィールドに精通。これまでに数々のレコードフィッシュを釣り上げている。
池貝雅俊(いけがい・まさとし)バスフィッシング、シーバス、近海のオフショアなど関東周辺のルアーゲーム全般に造詣の深いバスメイトの店長。タックルに関する知識も豊富で、店内で扱う商品在庫のすべてを把握していると言っても過言ではない。
相模湾シイラキャスティングは7月、8月がビギナーデビューにおすすめ
店長さんこんにちは! 今度オフショアゲームに挑戦してみようと思って寄ってみたんですけど、これから始めるのにおススメの釣りはありますか?
いまからの季節なら相模湾のシイラがちょうどいいと思いますよ! スポーティでゲーム性も高いし、乗合船も多く出ているので手軽に始められます。
たしかにシイラは夏の魚というイメージですね。シーズンはいつ頃まで?
エリアにもよるけど、関東周辺で乗合船が出るのはだいたい6月から8月いっぱい。チャーターならもう少し遅くまで楽しめます。あ、チャーターっていうのは、船を一艘、丸ごと貸し切ることですね。
そっか、じゃあいまから準備していけば十分間に合いますね。その時期のなかでも、とくに釣りやすいタイミングとかってありますか?
大雑把に言えば、シーズン初期は当たれば大釣りできるけどムラもある。逆に中盤から後半は魚がそれなりにスレるけど釣果は安定する、という傾向がありますね。ビギナーが狙いやすいのは7月、8月です。新群れが入ってきたりすればいっそう期待できますよ。それと「初期はデカいのが釣れる」とも言われるけど、ボクはそれほど意識してないかも。
タックルは何セットか用意しておくべきですか?
ベテランはルアーや釣り方に合わせて数種類のタックル持っていくこともあるけど、乗合の場合はそんなに多くのロッドを持ち込むことはできないし、初めは万能に使えるタックルをワンセット準備しておけばいいでしょう。
了解。じゃあまずロッドから教えてください。
相模湾シイラ用ロッドの長さは7フィート前後。PE1.5~2号使用に適したもの
1本でオールマイティーに使うなら、長さや硬さが極端に偏っていなくて、いろいろなタイプのルアーを幅広く扱えるもの。6フィート半(約195㎝)から7フィート半(約225㎝)のスピニングタイプで、シイラ専用のロッドやオフショアキャスティングロッドのライトクラスが適していますよ。
6フィート半から7フィート半か・・・。長いロッドと短いロッドはどういう違いがあるんですか?
強いて言うならショートロッドは操作性に優れていて、トゥイッチングなどの細かいアクションの演出が得意。ロングロッドはリーチがあるぶん飛距離を稼ぎやすいですね。どっちにしても、このくらいの長さを選んでおけば船内での取り回しもしやすいし、釣り座がどこになっても対応しやすいですよ。
ロッドのパワーは何を基準に選べばいいのですか? やっぱり魚の大きさかな。海の魚は大きいですからね。
いや、魚の大きさはそれほど気にしなくて大丈夫。ロッドのパワーは適合ルアーウェイトや適合ライン(PE号数)で表示されている場合が多いので、それに合わせて選ぶのが基本です。ラインやルアーについてはこのあと説明しますが、メインとなるのはPE1.5号から2号、ルアーウェイトなら30~50gですね。
なるほど。雑誌やカタログを見るとガイドとかブランクの材質、グリップの形状なんかも比較しているみたいですけど、そういうのもチェックしておかないとマズイですか?
いやいや、用途が合っているロッドならそこまでやる必要はないでしょう。でもショップで現物に触れるなら、自分の体格に合わせて握りやすさや軽さなどを確かめてください。あとはあまりにもクセが強いロッドや、特定の釣り方に特化したロッドは用途が限られてしまうから避けたほうが良いですね。じゃあ早速、予算も含めてヤップ君にピッタリのロッドを探してみましょう。
やった! よろしくお願いします。
■取材・文/高橋大河 Taiga Takahashi
◎INFORMATION
フィッシングプロショップ バスメイト
所在地:東京都大田区東矢口3-6-7
TEL:03-3735-0200
定休日:毎週月曜日
HPアドレス:www.bassmate.co.jp
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