【相模湾のシイラキャスティング】リール&ライン選び編

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シイラキャスティングのリール&ライン選びついて学ぶ第2回目。リールのサイズやギア比はどのくらいがベストか?ラインの号数や素材はどのくらいが適当なのか?バスメイトの池貝店長が答えます!

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登場人物

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ヤップ君

釣り経験はあるものの、ビギナーレベルから抜け出せずにいる30代男性。オフショアゲームでエキスパートを目指すべく奮闘中。

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徳永さん

徳永兼三(とくなが・けんぞう)東京都大田区でプロショップ『BASS MATE』を経営するエキスパートアングラー。バスフィッシングからマグロ、GTといったビッグゲームまで幅広くこなし、国内外のフィールドに精通。これまでに数々のレコードフィッシュを釣り上げている。

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池貝さん

池貝雅俊(いけがい・まさとし)バスフィッシング、シーバス、近海のオフショアなど関東周辺のルアーゲーム全般に造詣の深いバスメイトの店長。タックルに関する知識も豊富で、店内で扱う商品在庫のすべてを把握していると言っても過言ではない。

スピニングリールの4000番から6000番、ハイギアタイプがオススメ

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ヤップ君

ロッドが決まったら次はリール選びですね。リールはどのくらいのサイズがおススメですか?

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池貝さん

国産メーカーのリールなら、4000番から6000番クラスが標準ですね。下巻きを入れたうえでPEの1.5号から2号を200m以上巻いておけるサイズなら間違いないですよ。

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ヤップ君

リールにはハイギアとローギアがあるけど、シイラゲームではどっちが有利なんだろう?

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池貝さん

キャスティングの場合はやはりハイギアがおススメ。ギア比を基準にするとだいたい1:5.7くらいですね。ハンドルひと巻きで1m前後巻けるものがいいですよ。もっと速いエクストラハイギアのような機種もあるけど、そこまで速くなくてもいいでしょう。

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ヤップ君

どうしてハイギアのほうが良いの?

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池貝さん

巻き取りが速いってことは、糸ふけを瞬時に巻き取れるってこと。だからルアーのアクションエラーが起きにくく、たとえばポイントに着いたばかりでまだ船足が残っている状態でも、ルアーをしっかり動かすことができる。突然のナブラやボイルが出たときも、リトリーブ中のルアーを素早く回収して撃っていくことが可能なんですよ。逆にハイギアを使うデメリットは、キャスティングゲームではほぼないと言っても良いでしょう。

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ヤップ君

あと、カタログにはベアリング数やドラグ性能、防水性、剛性などいろいろ難しいことが書いてあるけど、正直、あんまりよく分からないんですよねえ。

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池貝さん

海水での使用、魚も大きくて強いということが前提になるので、耐久性や防水性は重要なポイント。でもそれを判断するのは、たしかに難しいかもしれないですね。ただ、リールの機種名に「SW」の表示があるモデルはそのための設計になっているので、選ぶ際の参考にしてください。あとはドラグの初期動作、いわゆる滑り出しがスムーズかどうか、ということになりますが、そういった点でも「SWモデル」を選んでおけば間違いありません。

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ヤップ君

最近はハンドルやスプールのカスタムパーツもあるみたいだけど、やっぱりノーマルよりそういうものに交換したほうが良いのかな?

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池貝さん

いえいえ、ノーマルのままでまったく問題ありませんよ。もちろん、性能や外観をより自分好みにカスタマイズしたいということであれば相談に乗ります。

メインラインはPE1.5~2号。リーダーはナイロン製の30~60lb

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ヤップ君

じゃあそれはいずれ相談するとして・・・。ラインはどんな素材で、どのくらいの号数を巻いておけば良いですか?

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池貝さん

ラインはPEの1.5号から2号、ショックリーダーはナイロンの30lbから60lbが標準です。リーダーの長さは1mから1.5mもあれば十分でしょう。

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ヤップ君

リーダーはフロロカーボンじゃなくてナイロンなんですか?

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池貝さん

はい。ジギングではフロロカーボンがよく使われますが、キャスティングでは浮力と適度な伸びがあるナイロンのほうが使いやすいんですよ。

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ヤップ君

なるほど。いまは細くて強いラインがたくさんあるから、シイラに見破られないようにできるだけ細いリーダーを結べば間違いないですね!

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池貝さん

はい・・・と言いたいところですが、耐久性も考えるとある程度の太さもあったほうがいいんですよ。たとえば強度40lbなら従来は12号だったけど、最近はヤップ君も言う通り10号くらいの太さしかない製品もありますよね。選ぶ際は号数表示も併せて確認し、それなりの太さがあるものを選んでください。

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ヤップ君

なるほど~。タックルはこれでOKですね。

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池貝さん

そうですね。あとは極端なライトタックルを避け、タックルバランスに注意してもらえば完璧。ロッドが強いのにラインが細いとか、フックが太軸なのに接続金具が弱いとか、どこか一か所が弱くならないように、全体のバランスを合わせてチャレンジしてください!

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相模湾のシイラキャスティング③に続く

■取材・文/高橋大河 Taiga Takahashi

◎INFORMATION
フィッシングプロショップ バスメイト
所在地:東京都大田区東矢口3-6-7
TEL:03-3735-0200
定休日:毎週月曜日
HPアドレス:www.bassmate.co.jp

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