サワラ狙いのブレードジギングに最適なリーダー選びを解説します。ナイロンとフロロカーボンの違いや太さの目安、最新&定番モデルの特徴を初心者にもわかりやすく紹介します。
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ショックリーダーを結んでライントラブルを回避せよ
ショックリーダーは、擦れからPEラインを守るのに欠かせない存在です。
通常は、ナイロンやフロロカーボンなどのモノフィラメントラインを使用します。
ブレードジギングは横(斜め)方向の速巻きが中心なので、根ズレのリスクは低めですが、サワラの鋭い歯やエラ、ヒレに当たった際の糸切れを防ぐ重要な役割を担います。
もうひとつ注目したいのが、ショックリーダーの伸縮性です。
魚の突っ込みや突然の走りで発生する衝撃も、ショックリーダーが吸収してラインブレイクを防いでくれます。
また、サワラは意外と口元が柔らかく、ファイト中に口切れを起こすことがありますが、適度に伸びるリーダーを組み合わせれば、ハリ穴の拡大や裂けを抑え、バラシを軽減できます。
ブレードジギング対応ショックリーダーを選ぶコツ
ブレードジギングにおけるショックリーダー選びの基本を徹底解説していきましょう!
ショックリーダーはナイロン? フロロカーボン?
ショックリーダーは、ナイロンとフロロカーボンの2種類から選びます。ブレードジギングにおいてはどちらも定番で、アングラーの好みや当日の状況によって使い分けられています。
ナイロンは、高速巻きとの相性が抜群です。一般的に伸縮率はおよそ30%前後。
速巻き中にショートバイトがあってもアタリを弾きにくく、ハリ先を口元に“絡め取る”ような効果が得られます。
また、突然の突っ込みなどの強い衝撃を吸収してくれるため、バラシも少なくなります。
いっぽう、フロロカーボンは初期伸度が低く、感度に優れるのが特徴です。素材そのものが硬く、擦れに強いので、サワラの鋭い歯が当たってもラインブレイクしにくいという特性があります。
どちらにも一長一短があり、タックル(特にロッド)との相性によっても使用感が変わります。できれば、どちらのタイプも試してみて、自分に合うほうを見つけてください。
なお、もしビギナーが「どちらを選べばいいかわからない」と悩んでいるようなら、まずはキャストトラブルが少なく、安価でバラシの少ないナイロンから始めてみるといいでしょう。
ショックリーダーの太さは、PEラインに合わせよう
ショックリーダーの太さは、使用するメインライン(PE)の太さに合わせるのが基本です。
ブレードジギングではPE1.2~2号を使うのが一般的です。それに合わせて25~40lbを結ぶといいでしょう(ナイロンでもフロロカーボンでも同様)。
細すぎるショックリーダーはNGです。サワラは歯が鋭いので、ラインテンションがかかった状態で触れると切られてしまうリスクがあります。
ベストな太さを選んで、安心してファイトできるセッティングを心がけましょう。
ショックリーダーの長さは、投げやすさ優先で短めに
ショックリーダーの長さは、矢引き(約90cm)を目安にしましょう。
長すぎるとキャストトラブル頻発! とくにフロロカーボンリーダーをロングで使っているとトラブルだらけになります。
90cmくらいであればアンダーハンドでもオーバーハンドでも投げやすく、飛距離も出しやすいでしょう。
ショックリーダーはこまめにチェック! 傷んでいたら結び替えよう
サワラ狙いのブレードジギングでは、気づかないうちにショックリーダーが劣化していることがあります。表面がささくれ立ったり白っぽくなったら、それはキズが入ったサイン。新しいショックリーダーに結び替えましょう。
こまめに触って傷んでいないかチェック。1尾釣ったら次のキャスト前にショックリーダーは必ずチェック、はクセにしましょう。
ヤップ!おすすめブレードジギング用ショックリーダー5選
ヤップ!おすすめブレードジギング用ショックリーダーを厳選5アイテム紹介します!
バリバス(VARIVAS)/ショックリーダー[フロロカーボン]
バリバスの定番にして、エキスパートからも高く評価される傑作フロロカーボンショックリーダーです。
表面にSP-Tと呼ばれる樹脂膜コーティングが施されており、耐摩耗性をいっそう強化。ファイト中にショックリーダーがサワラの歯や魚体に触れても、表面が傷つきにくいのがポイントです。
また、並行巻きを採用しているため、糸グセがつきにくいのもマル。使用中にエビになりにくく、しかもルアーをまっすぐ引けるので釣れるアクションを演出しやすい。安心して使える万能フロロです。
バリバス(VARIVAS)/VEP ショックリーダー[ナイロン]
バリバスの売れ筋ナイロンショックリーダー。
VEP製法の採用により、一般的なナイロン製ショックリーダーの約20倍もの耐摩耗性を実現しているのが特徴です(同社比)
。
起伏のある地形や障害物が点在するエリアを攻めるときに頼れるモデルで、ナイロンらしい伸縮性が無駄バラシを軽減。テクニカルなポイントも安心して攻略できます。
また、ショートバイトが多発する状況でも、しなやかさと適度な伸びがアドバンテージとなり、確実なフッキングに持ち込みやすくなっています。
バリバス(VARIVAS)/オーシャンレコードショックリーダー
その名のとおり、ソルトのビッグフィッシュを仕留めるために開発されたナイロンリーダー。
監修を務めたのは、オフショアソルトのエキスパート・田代誠一郎さん。
同じ太さであればワンランク上の強度を実現しているのが特徴です。
ナイロンリーダーらしく、PEラインとの結束強度が得やすいのも強み。揺れる船上での結び替えでも、しっかりとノットが決まります。
カラーは魚に違和感を与えにくいミスティーパープルを採用。
低活性時や激戦区でも安心して投入できる実績モデルです。
シマノ(Shimano)/オシアジガー マスターフロロ リーダー
高強度フロロカーボン素材「マスターフロロ」を採用した信頼のハイエンドモデル。
なかでもデカいサワラが回っているときに投入したいショックリーダーです。
フロロカーボンでありながら、しなやかで衝撃吸収性に優れるのが特徴。
超高速巻き中のバイトも弾きにくく、ドスンというアタリを手元でしっかり感じ取れます。
外層を柔らかく、芯を硬めに仕上げた2重構造により、結節強度が高くノットも安定します。扱いやすさと強さを両立した実戦派フロロです。
ダイワ(DAIWA)/ソルティガ フロロリーダー X’LINK(クロスリンク)
ソルティガブランドの最上位フロロカーボンショックリーダー。
X’LINK(クロスリンク/分子間架橋構造)とは、フロロ分子をX状に結びつけて密度を高め、直線強度を向上させる技術です。
表面は硬めながら全体のしなやかさをしっかり残してあるため、ゴワつかず扱いやすいのがポイント。ショックリーダーを少し長めに取るときにもおすすめです。
ラインホール付きの専用スプールバンドが付属。ショックリーダーを瞬時に、必要なだけ取り出せます。
まとめ 釣果を左右するショックリーダー選びの重要性
いかがだったでしょうか。
今回はブレードジギングにおけるショックリーダーの基礎知識&選び方、そして注目モデルを紹介しました。
ショックリーダーは一見地味な存在ですが、実は釣り全体のバランスを取る縁の下の力持ちです。
自分のスタイルやタックルに合ったモデルを選び、快適でトラブルの少ないブレードジギングを楽しんでください!!

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