タイラバ用のラインはPE一択。そしてPEラインにはショックリーダー（以下リーダー）の接続が必須です。では、リーダーをチョイスする際にはどんな点に着目すれば良いのでしょうか。この記事では強度・感度・水キレの良さといった性能面はもちろん、PEラインとのバランスも含めて良いリーダーの条件を考察してみましょう。
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知っておきたいタイラバゲームにおけるリーダーの役割
そもそもPEラインの釣りに、リーダーがなぜ必要なのでしょうか。それはPEとリーダーにはそれぞれ別の役割があるからです。
PEラインはタイラバをいち早くボトムに届けるため、出来るだけ細いものを選ぶのがセオリー。そうすることでリールに大量にストックできるというメリットも生まれます。
ただし細いPEにはマダイの歯や根ズレに対する耐久性はありません。リーダーはそんなPEラインの弱点を補うためのものであると、まずは理解してください。
リーダーの素材はフロロカーボン一択
冒頭でメインラインはPE一択と書きましたが、リーダーはフロロカーボン一択と考えて良いでしょう。
比重の大きなフロロカーボンはナイロンに比べて水キレが良く、潮流の影響を受けにくい性質ゆえタイラバの沈下を邪魔しないというメリットがあります。また直線性や感度、根やマダイの歯に対する耐久性でもナイロンに勝っています。
唯一クッション性ではナイロンに軍配が上がりますが、タイラバゲームにおいて最優先のファクターではありません。タイラバ専用を謳った市販のリーダーがすべてフロロカーボンであることからも、それは明らかでしょう。
太さは4号を基準に調整
タイラバではリーダーの太さは号数で表すことが多いように感じますが、一般的なソルト用リーダーはポンドで表示されていることも多いので注意してください。
号数で選ぶ場合は4号を基準にして、根が荒いポイントや大ダイ狙いではそれより太く、砂地のシャローや小ダイが多い釣り場ではそれより細くという具合に調整します。
ただし極細のPEに極太のリーダー、またはその逆というようにアンバランスなセッティングはトラブルの元。厳密な線引きはありませんが、極端に太さの違う組み合わせは避けるようにしましょう。
カラーはクリアがメイン。ステルスカラーも人気
リーダーのカラーは無色透明のものがほとんどですが、魚に見破られにくいとされるピンク系のカラーも人気があります。
ピンク系のカラーが本当に魚から見えにくいかはわかりませんが、光の屈折が魚の警戒心に影響を及ぼす可能性はないとは言えません。
太陽光線が届きやすい浅場のポイントや、澄潮で魚の警戒心が高そうな状況では試してみる価値がありそうですね。
30ｍ巻きと50ｍ巻きはどっちがいい？
ソルト用のフロロリーダーには20ｍ巻き、30ｍ巻きを中心に、一部50ｍ巻きがあります。タイラバ用リーダーで最も多いのは30ｍ巻きです。
仮に一回当たりのリーダーの長さが5ｍだとした場合、30ｍ巻きなら6回、20ｍ巻きは4回分になりますね。4回分では心もとないと感じるかもしれません。
しかし、少量ずついろいろな太さのリーダーを持っていきたい人もいるでしょうし、次の釣行まで期間が空く場合は巻き癖や品質の劣化というデメリットも起こり得ます。
どれを選ぶかはその人の使用頻度によっても違いますが、現場で足りなくならないよう、十分なストックを準備しておくことが大切です。
タイラバ用リーダーおすすめ9選
シマノ/炎月EX フロロリーダー
炎月の名を冠した信頼のフロロリーダー。硬いコアと柔らかい外層の2重構造で結節強度を出しやすい設計。30ｍ巻きで2.5号から6号までがラインナップされており、繊細なゲームからパワーゲームまでタイラバシーンをフルにカバーしています。
バリバス/バリバスショックリーダー フロロカーボン
高感度・低伸度というフロロカーボンの特性をフルに生かした操作性の高さと、耐摩耗性に優れたノンストレスコーティングが秀逸なリーダー。どんな釣りにも使える安心感は、ルアーラインメーカーの先駆者的存在であるバリバスならではと言えるでしょう。
ダイワ/紅牙リーダーEXⅡ タイプF
結びやすさや糸さばきのしやすさなど、使い勝手を追求した専用設計。35ｍ巻きスプールで、2号から5号まで6アイテムを展開。ラインカラーはステルスピンク。スプールバンドの色で号数がわかる仕様もうれしいですね。
ダイワ/フロロショックリーダーX
アジングなどのライトソルトからジギングまでをカバーする汎用フロロリーダー。アイテム別のスプールバンドがついて号数も一目でわかります。タイラバには2号から5号がおすすめです。
メジャークラフト/弾丸フロロ ショックリーダー
安心の日本製ラインでありながら求めやすい価格を実現したコストパフォーマンスが魅力。30ｍ巻きで、クセのない品質はソルトゲーム全般に適応。タイラバには2号から5号がおすすめです。
クレハ/シーガー フロロショックリーダー
実績と信頼のシーガーフロロショックリーダーは、幅広いソルトゲームに対応するスタンダードな品質が際立ちます。11アイテムのラインナップからタイラバ用には30ｍ巻きの2号から5号がベストマッチ。
X-BRADE/ビットラインリーダー スーパーストロング
極めてベーシックで高品質。0.8号から20号まで揃った豊富なラインナップで多くのアングラーに支持されているリーダーです。20ｍ巻きで価格も手ごろに抑えられているため、号数を細かく使い分けたいときにも強い味方になります。
X-BRADE/FCアブソーバー スリム＆ストロング
X-BRADEの製品比較で従来比1.2倍の強度とスリム化を実現したフロロリーダー。3号以上と太めの号数が中心のラインナップですが、ディープの大ダイ狙いやドテラ用に細くて強いリーダーを探している人は要チェックです。
デュエル/パワーリーダー タイラバCN
フロロカーボンとナイロンをハイブリッドした、デュエル独自のカーボナイロンを採用。両者の良いところをミックスしたことで、フロロの低伸度と若干のクッション性アップを実現しています。30ｍ巻きで3号、4号、5号の3アイテムから選ぶことが可能です。
まとめ 一度、真剣に使っているリーダーを検討してみましょう！
軽視されがちなリーダーですが、実釣ではとても大きな役割を果たしている存在です。
各メーカーも知恵を絞って性能アップを図ったり、コストパフォーマンスの良さを競いあっています。
一度、真剣に使用するリーダーを検討してみることをおすすめします。
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