タチウオジギング用おすすめジグ12選

ジギング

タチウオジギングでは、あまりに過剰なアクションはNG。控えめな動きが基本になります。そんなアクションの演出に適した、タチウオジギングに効果的なジグをさまざまな角度から考察してみましょう。

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ヤップ!でオフショア情報を発信する人たち。編集長の大川直を中心にそれぞれに得意な分野について執筆&撮影して投稿。信頼できる情報を分かりやすく伝える! をモットーに活動中。

タチウオ用ジグの2大素材は鉛とタングステン

メタルジグの素材のうち、最も多く出回っているのが鉛。ほかにもタングステンや鉄が使われています。

それぞれの比重は鉛が11.3、タングステンが19.3、鉄は7.8。同じ大きさならタングステンが最も速く沈み、鉄はゆっくり沈みます。また、同じ重さならタングステンは鉛や鉄よりもシルエットをコンパクトに作ることができます

タチウオジギングにはこれらの素材すべてが使われていますが、近年では沈みの速さ、コンパクトシルエット、水押しの小さいアクションなどの素材特性からタングステンジグの人気が上昇しています。しかし、同じ重さでシルエットを大きく見せたいときや、表層でスローに誘うときなどは比重の小さい鉛や鉄が有利になります。それぞれの素材の特徴を理解して使い分けることが大切です。

タチウオ用ジグはタダ巻きでもよく泳ぐ形状が基本

ジグの形状にもいろいろなタイプがありますが、タチウオ狙いではトリッキーな誘いよりもソフトなワンピッチアクションやタダ巻きやフォールがメインになるため、巻くだけでしっかり泳ぐタイプがベター。大きく飛ばしたり、不規則に動いたりするジグはミスバイトを誘発し、ラインブレイクの原因にもなりかねません。できるだけストレートに近い形状のものを選び、控えめなロッドワークで誘うようにすれば、まず間違いありません。

多用するジグのウェイトは80~200g。目安は水深の2倍

ジグの重さは水深の2倍程度を基準に、潮の流れやそのときに捕食しているベイトのサイズで加減します。

タチウオジギングでは50mから100mのポイントを攻めるケースが多いので、80gから200gのジグを揃えていけば間に合うことが多い、ということ。ポイントや状況によっては45gや60gといった軽量ジグ、逆に200g以上の重いジグが活躍することもあるので、事前に船宿さんなどに確認して、それに従うことが一番です。

マッチザベイトはそれほど意識しなくて良いと思いますが、明らかにベイトが小型のときや、低活性で食いが渋いときは同じ重さでシルエットの小さいタングステン製を多用すると良いでしょう。

タチウオジグの定番カラーはピンクやパープル。時間帯に応じて臨機応変に

カラーは一般的なブルーやアカキン、イワシカラーなどのほか、オールピンクやオールパープルといったタチウオ限定的カラーも人気。グロータイプも実績があります。

使い分けは時間帯や空の明るさ、潮の澄み具合を基準に、夜間・曇天・濁り潮では派手目の色、日中や晴天、澄み潮ならナチュラル系というのがセオリーです。

タチウオは日によって、時間帯によってヒットカラーが目まぐるしく変わることもあるので、同一パターンに偏らず異なるタイプのカラーを用意しておくことが大切です。

タチウオジギング用おすすめジグ12選

鉛モデル

ジャッカル/アンチョビメタル タイプ1

タチウオジギングのスタンダードとして多くのアングラーが支持するアンチョビメタルには、タイプ0からタイプ3まで性能に特化した4つのモデルが存在します。ここでおすすめするタイプ1は広い範囲を素早く探ることを目的としたスピードタイプのジグ。急速沈下で狙いのレンジにいち早く到達し、ワンピッチジャークでは振り幅を抑えた動きでヒットレンジをテンポよくチェックします。遊び心を感じる目玉シールはウェイト表示を兼ねていて、迷いなくジグをローテーションできるメリットがあります。

ダイワ/鏡牙ジグ RF(リアフォール)

タチウオジギングに特化した鏡牙ブランドのリアバランス型ジグ。センターバランスタイプのものより素早く沈んでレンジに到達し、ジャーク&リトリーブもしやすい設計です。タチウオが下から喰い上げる形になるためミスバイトもしにくく、リーダーブレイクのリスクも軽減されそうですね。

ダイワ/鏡牙ジグ ベーシック-H

コスパの高さで評判の鏡牙ジグベーシックは、引き抵抗を抑えた左右対称のシンプルなフォルムが特長。サイズ・カラーもど真ん中で、人や釣り場を選ばず安定した釣果をもたらしてくれるオールラウンドジグです。今回おすすめするのはそんな鏡牙ジグのフック付きバージョン。フロント、リアともにサクサス仕様の4本バーブレスを装備しています。鏡牙ジグ単体もおススメですが、フックセッティングに悩むアングラーはここから入ってみるのもアリですね。

シマノ/オシア シックスサイド

六面体の形状が特徴的なシックスサイドは、6:4のリアバランスによる素早い沈下が特長。中層の反応を効率的に捉え、ショートスライドとクイックフォールでタチウオのバイトを誘うジグです。ラインナップは100gから200gの5サイズに8色を展開。シマノ独自のスケールブースト仕様をはじめ、アカキン、パープル、グローピンクなどタチウオを意識したカラーが揃っています。コンパクトなシルエットも相まって、低活性時の攻略にも効果を発揮してくれそうですね。

シマノ/スティンガーバタフライ サーディンウェーバー

サーディンウェーバーは青物から根魚までどんなシチュエーションにも対応可能なパイロットジグ。シンプルなフラットサイドのデザインはビギナーにも無理なく動かすことができ、シャクリからフォールまで様々な誘いを楽しむことが可能です。タチウオはもちろん、いつでもどこでも使えるオールマイティなウェポンとしておすすめしたいジグです。

CB ONE/Z4

CB-ONEのZ4ジグは、ナチュラルなリーフ型の形状と軽快な引き心地が特長。横方向への動きを抑えたアクションは大きく軌道を変えることなく、タチウオの視界のなかで動かすことが可能です。水平のフォール姿勢は弱ってふわふわと漂うベイトフィッシュを連想。一定のゾーンでじっくりと誘いたくなるジグです。

パームス/ヘキサ―サーベル

タチウオ専用を謳うヘキサ―サーベルは、ハイアピールでありながらイレギュラー過ぎないアクションバランスを追求したジグ。多面体ボディのフラッシング効果でアピールしつつも、過剰なアクションを抑えてミスバイトやラインブレイクを防いでいます。ウェイトバランスはやや後方重心で、巻きでもフォールでも使いやすい形状。カラーパターンもグロー、UV、パープルなどタチウオに効果のあるパターンを無駄なくラインナップしています。

サプライズ/ラーベルラッシュ

東京湾をテストフィールドに磨き上げたタチウオ用ジグ。コンセプトは「動かないジグ」。タングステンジグに迫るコンパクトさ、80mm130gというスペックで激戦フィールドでも数多くの実績を残している実力派。鉛とタングステン、2つの長所を併せもったジグです。カラーも人気色、定番色をガッチリ押さえた8色を展開しています。

タングステンモデル

ダイワ/ソルティガTGベイト

タングステンジグの代名詞とも言えるほど人気・実績の高いソルティガTGベイト。ヘビーウェイトモデルは80gから180gまで揃い、カラーも豊富。タチウオジギングをやるなら必ず持っておきたいと言っても過言ではない、必釣ジグのひとつです。

メジャークラフト/ジグパラ バーチカル タングステン

ジグパラタングステンはショア、オフショア問わず活躍するオールマイティなタングステンジグ。10gから120gまで11サイズの展開で、カラーは全16色。タチウオジギングに活躍しそうな80gから120gにはフロントにダブルアシストフックを標準装備。8色がラインナップされています。

テイルウォーク/ヤミージグTGタチウオゲームチューンド

極小シルエット&高比重のタングステンジグに、タチウオに特化したカラーパターンばかりを厳選。オリジナルモデルより強化したコーティングで塗装の剥離を防いでいることからも、タチウオチューンの本気度が伝わってきます。使い方も多彩で、ワンピッチジャーク、テンションフォール、タダ巻きなど様々なアクションに対応。いろいろ試してタングステンジグの威力を実感してみたいジグですね。

ボ-ズレス/TG TOKICHIRO タチウオカラー

早くからタングステンジグを手掛けてきたボウズレスからはTG TOKICHIROのタチウオカラーバージョンをご紹介。フォール時は多面形状から生まれるフラッシングを伴うスパイラルアクション、ジャーク時は激しいヒラ打ち、リーリングではトラウトスプーンのようなスイミングでタチウオを誘います。サイズは60g、80g、100g、120gの4種類で、無双パープル、傾奇レッドゼブラ、グローヘッドパープルの3色を展開。ほかにノーマルカラーとメッキタイプもあり、釣れそうな色が揃っています。

まとめ タチウオ用ジグは適材適所で使い分けることが肝心

近年のタチウオジギングはタングステン製が人気。プレッシャーの高いフィールドほど、その傾向が強くなります。しかし、鉛のジグにもタングステンでは出せないシルエットや動きがあり、適材適所で使い分けることが肝心です。

タチウオは条件によってパターンが目まぐるしく変わるターゲット。素材、ウェイト、カラーなどをまんべんなく揃えてその日のヒットルアーを探し当ててください。

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