画像提供:シマノ
トンジギに使用するPEライン、おすすめ6選を紹介します。より良いPEラインを選ぶための目安も併せて紹介します。信頼できるPEラインを選んでビッグなタネトンを仕留めてくださいね。
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トンジギ用PEラインを選ぶときのチェック事項
トンジギ用のPEライン、どんなことをチェックして選んでいますか?
価格? もちろん大事なことですが、安かろう、悪かろうでは困りますよね。
10kgに満たない魚ばかり、ということもありますが、トンジギは大型魚がゲストとしてヒットしてくる確率が高い釣りでもあります。
タネトンと呼ばれる大型ビンチョウマグロはもちろん、30kgオーバーのメバチマグロ、50kgオーバーのキハダマグロやマカジキがヒットしてもキャッチできる!
ヤップ!ではそんな高品質の安定したPEラインをおすすめしたいと思います。
それではトンジギ用PEラインの基本、信頼に足る条件などをチェックしていきましょう!
トンジギ用PEラインの号数は?
トンジギ用PEラインの号数は3号、もしくは4号が定番です。
ヤップ!としては安心の4号をおすすめします。
ビンチョウマグロだけを相手にするなら3号でも十分です。30kgクラスのキハダマグロがヒットしても劣化の少ない3号ならなんとか戦えます。
でも、安心して戦うためには4号がおすすめです。
理想は2セット以上のタックルを準備、PE3号タックルとPE4号タックルを用意することです。
活性が低いとき、軽量ジグでも釣りが成立するとき、小型のビンチョウマグロばかりのときにはPE3号タックルを握るわけです。もちろん、ドンっと大型キハダマグロなどがヒットしてくる可能性があるので要注意ですけどね。
トンジギ用PEラインの長さ
PEラインは出来れば400m巻いておきましょう。
ドテラ流しで釣るトンジギでは150mのレンジを釣るために50~60m余分にラインを出すことはごく普通のこと。
200m以上ラインを出している状態で大型魚がヒットして走られたら…、とても不安ですよね。
オマツリしてカットしたり、釣行を繰り返すことで傷んだ先端部分をカットすることを考えるとラインがなくなる不安はさらに増すでしょう。
余裕を持って巻き込んだ方が、ジャストで巻き込むよりもかえって安上がりだったりします。
リールのキャパシティとの関係もありますが、できるだけ余裕を持って巻いておくことをおすすめします。
トンジギ用PEラインの編み数は?
トンジギ用PEラインの編み数は8本撚りを基準に考えるとよいでしょう。
現在の8本撚りのジギング用PEラインは品質と価格のバランスに優れているからです。
より編み数が少ない4本撚りや逆に多い12本撚りでも、十分にトンジギを楽しめます。
でも、4本撚りはしゃくっているときに糸鳴りが気になったり、水切り性能が低い製品も多いのが現状です。12本撚りはコスト面が気になります。
現時点で理想のトンジギ用のPEライン、と考えると9本撚り(構造?)の製品の利点が光っていますね。
トンジギ用PEラインには直進性が欲しい
トンジギではディープレンジに素早く、確実にジグを届けることが重要です。
そのためには水の抵抗、横からの潮流の影響を受けにくく、たわみにくい性能、つまり直進性に優れたPEラインが理想的です。
編み方や構造、コーティングの違いで直進性は大きく変わります。
購入の際には注意してチェックしてみましょう。
トンジギ用PEラインは低伸度、高感度のものがよい
100m以上のラインを背負ったジグを、ディープレンジでしっかり操作するためには、伸びの少ないPEラインがおすすめです。
低伸度のPEラインは感度向上にもひと役買います。
海の中の情報が数多く伝わってくる高感度のPEラインは釣りを楽しく、優位に変えてくれるでしょう。
原糸自体の伸度はもちろん、編み方による伸度の違いも気にしてみるとよいでしょう。
トンジギ用PEラインにマーキングは必須
トンジギではボトムにジグを着底させることはありません。
水面を起点にジグを落とすレンジが指示されるのが基本の、中層を探る釣りです。
つまり単色のラインでは釣りが成立しない、と言っていいくらいのハンデを負うことになります。
トンジギではPEラインにカラーマーキングが施されていることは必須条件なのです。
10m単位で十分なので、必ずカラーマーキングが施されているラインを選びましょう。
メーカー各社はより見やすい、より覚えやすいマーキングの配色に工夫を凝らしているので、好みのカラーリングをチェックしてみるとよいでしょう。
トンジギ用PEラインおすすめ6選
バリバス/アバニ ジギング10×10 マックスパワーPE X9
圧倒的なフォールスピードと狙いのレンジを正確に射抜く直進性という、まさにトンジギにシンデレラフィットする性能を持つPEライン。
独自製法によって組み上げられた9本構造は適度な張りと高耐久を実現。引っ張られることや水圧による糸つぶれが起こりにくいため大型キハダマグロがヒットしても安心です。
また縦編み工法を採用しているため水の抵抗が少なく、加えて3%台という超低伸度化によりラインのたわみが大幅に低減。水中でピンッとラインが張り、フォールスピードと感度が非常に良いのが特徴です。
ジグのダイレクトな操作感もハイレベル。コーティングも最新鋭なので、耐久性と低吸水性の高さはトップレベルです。
ダイワ/UVF ソルティガデュラセンサー8+Si2
従来原糸より太く新円になった新原糸、タフPEを採用した8本撚りの高性能PEライン。
ダイワ独自の特殊シリコン加工、EvoSilicone2(+Si2)の採用により、耐摩耗性、滑り性能、耐久性が大幅にアップ。
4号で53lbとハイレベルな強力とハイスペック満載ながら、値ごろ感のある価格設定がありがたし。3号を600m巻きたい、という方はスロージギングバージョンのUVF ソルティガ SJ デュラセンサー×8+Si2を推します。
X-BRAID/シンジX9
同社で人気のロンフォート オッズポート WXP1 8で実証済の高強度、高耐磨耗性能に「至高」とされる、水切れと感度をプラスした次世代の9本構造PEライン。
まさにトンジギ向けと思えるパフォーマンスは基本構造だけでなく、独自の樹脂加工の力も大きいようです。ハンガーパックは300mまでなので、より長尺で巻き込みたい方は12連結規格を選びましょう。
シマノ/グラップラー8PE
抜群のコストパフォーマンスを実現しながらも充実のハイスペックで、多くのオフショアアングラーの人気を獲得している定番ライン。
超高強力ポリエチレン繊維、イザナスを使用、これをVT工法で組み上げた信頼の強力に加え、ヒートシンクコーティングによる耐熱性、滑り性能をプラス。
コストパフォーマンスもよし。まさに鬼に金棒的なPEラインです。
サンライン/ソルティメイト PEジガーULT
サンラインが誇る強力素材、アルティメットPEラインにスムースサーフェス加工(SSP)を施した意欲作。
極上の滑りと滑らかさを生み出すSSPの真価は二枚潮を貫くフォールスピードに現れます。
誰よりも速くヒットレンジにジグを届ける、恐るべきPEライン、ということです。
ビンチョウマグロはもちろんキハダマグロに白旗を上げさせる強力もハイレベル。さらに瞬時に深度を把握できるイージーメジャーリングカラーシステムも大きな武器となるでしょう。
ゴーセン/アンサージギング PE×8
ゴーセン独自の技術が散りばめられた、ジギング専用8ブレイドPEライン。
ハイテンションで原糸を正確に組み上げるHDX製法は、強力の安定化と高感度を実現。
さらにハイレベルの耐摩耗性と耐衝撃性も確保。タフなトンジギでも信頼感は抜群です。
独自の樹脂加工とシリコーンコーティング、ジギング専用マーキングなどにもラインメーカーならではのこだわりが見えますね。
まとめ
トンジグ用PEラインの基本事項、選び方のコツ、おすすめ製品などを紹介しました。
いかがでしたか?
トンジギではPEラインはとても重要なアイテム。
あまりケチることなく、品質の安定した、信頼できるモノを選んでおくことをおすすめします。
安かろう悪かろう製品を選んだ結果、「アレッ? なんで切れるの?」となって、一生に一度のレコードフィッシュを逃さないよう、くれぐれもご注意くださいね。
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