【タイラバ】タイラバ を自作してマダイを釣ろう!

初心者

構造がシンプルで難しい製作工程も不要なタイラバは、自作して楽しむにももってこい。自分だけのオリジナルタイラバでマダイをゲットできれば、このうえない満足感を得ることも可能だ。必要な材料や工具など、タイラバ作りについて勉強してみよう。

この記事を書いた人高橋大河(たかはし・たいが)
1980年代より釣り雑誌、釣り具メーカーに関わる各種メディアで活動するフリーライター。専門は淡水・海水のルアーフィッシング。入門向けからマニアックな記事まで幅広く執筆する。雑誌「ソルトワールド」元編集長。タイラバ、インチクなどを使った釣り「漁具ING」を世に広めるきっかけを作った張本人。「ルアーフィッシングをはじめよう」(山海堂)ほか著書多数。

もとはシンプルな漁具からスタートしたタイラバ。誰でも安価に釣れるタイラバを作ることが可能だ。

なぜ自作なのか? 自分で作るメリット

もともとタイカブラ、ゴムカブラなどと呼ばれる漁具から発展したタイラバは、構造が非常にシンプル。

漁具というのは少ない経費でより多くの釣果を得るための道具ですから、これは当然です。

泳ぎや塗装の面でもハンドメイドミノーほどの精巧さなどが要求されない点でも、自作しやすいルアーと言えます。

タイラバを自作することにはいくつかのメリットがあります。

ひとつは完成品を購入するよりも安くできるということ。

使う材料にもよりますが、市販品の半額、あるいはそれ以下で作れることがほとんどです。

もうひとつは自分好みのタイラバを作れること。

ヘッドの重さやフックの大きさ、ネクタイのカラーなど、市販品にはない組み合わせが自在にできるため、エリアの傾向に合わせた「当たりバリ」を形にすることが可能です。

さらには、

タイラバを自作すること自体が楽しく、オリジナルのタイラバにマダイがヒットする感激を味わえること。

これこそが最大のメリットではないでしょうか。タイラバ作りをするようになると、釣りに行けないときでも退屈することがありません。

各種パーツを組み合わせるだけでも完成品にはない個性的なタイラバを生み出すことができる。

カスタマイズと自作の違い

自分好みのタイラバを作る方法には、カスタマイズという手もあります。

これは市販のタイラバをベースに、スカートやネクタイ、フックなどのパーツを交換すること。各種パーツはショップに行けば豊富に揃っているので、それらを組み合わせるだけでも人とは違うタイラバを作ることは可能です。

ヘッドやパーツを含めて一から組み立てる場合は、材料と工具を揃えて形にしていきます。

ハリを結んだり、ネクタイをカットしたりするところから始まるため手間はかかりますが、そのぶん個性も出しやすく、釣れたときはより高い満足感を得られることでしょう。

複雑な工具も高価な材料も不要。意外にカンタンに作れるのがタイラバの魅力だ。

必要な工具と材料を準備しよう

タイラバを自作するための基本的な工具はハサミ、カッター、ニードル、ライターなど。ハサミやカッターはネクタイやスカートを切り出すための道具、ニードルは細いチューブにパーツを通すための道具、ライターは熱収縮チューブを収縮させるときに使います。

材料はヘッド、ネクタイ、スカート、アシストライン、フックとシリコンチューブなどのチューブ類。いずれも市販されています。

ヘッドは鉛製またはタングステン製で、無塗装のものからきれいにドレスアップされたものまでいろいろあります。

よりシンプルかつ低コストでいくならナツメオモリ、丸型オモリなど沖釣り用の中通しオモリを使うのも手。オモリの号数は1号=3.75グラムなので、25号で100グラム弱になる計算です。

沖釣り用のオモリは無塗装のままでも釣れますが、よりアピールを増すならマニキュア等で簡易的に塗装を施したり、リフレクトシールを貼ったりしてみましょう。

また、糸を通す穴が狭く、均一でない場合は、千枚通しで広げたり、シリコンチューブを入れたりしてラインの通りを良くしておきます。

ネクタイとスカートもスペアパーツとしてたくさんの種類が売られていますが、自作するなら板状のラバーを購入して、適当な幅と形にカットして使います。

それをシリコンチューブに入れて固定パーツでまとめれば、ネクタイ部分は完成です。固定パーツは自作も可能ですが、市販のものを使うのが簡単・確実です。

フックはタイラバ専用またはジギング用のアシストラインに結ぶため、事前に外掛け結びや内掛け結びなどのノットを覚えておく必要があります。

結び目はしっかり結べていればそのままで問題ありませんが、心配なら熱収縮チューブ等で補強しておきましょう。なお完成品も各種市販されているので、希望に合うタイプがあるならそちらを使うことも可能です。

自作したタイラバでキャッチできれば喜びも倍増! ぜひトライしてみよう。

まとめ 材料は百均でも購入可。身近にあるものも試してみたい

以上のように、タイラバのパーツはほぼすべてが市販されているため、それらを組み合わせることで自分好みのタイラバを作り上げることも可能です。

どこからどこまでを自作でやるかということも含めて選択肢は無数。はじめは無理なくできる範囲で自作を楽しむと良いでしょう。

材料は釣具店をはじめ、百均などでもタイラバ用パーツを購入することが可能。

それ以外にもほかの釣りに使うパーツや手芸材料など、タイラバに使えそうな材料は身近にあるかもしれません。もとは漁師さんがゴムの切れ端を結んで釣っていたと言われているくらいなので、自由な発想で自分だけの「当たりバリ」を作ってみてください。

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