SLJファンから厚い支持を得ている人気ジグ、XESTAスクランブルターボSLJに新色が登場します! グロー&ケイムラによるアピール力を特長とする新たな4色とタチウオにフォーカスした5色です。それぞれ監修者にお話を聞きましたのでレポートしていきましょう!
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XESTAスクランブルターボSLJとは
もともとスーパーライトショアジギング(SLS)で人気があったXESTAの「ランウェイ ターボSLSチューンド」をオフショア用にチューニングしたジグ、それがXESTA「スクランブルターボSLJ」です。
XESTAスクランブルターボSLJの基本形状
XESTAスクランブルターボSLJをデザインしたのは山口県下関市の遊漁船「Dreamer’s High」の船長であり、XESTAのフィールドテスターとして活躍する早野択さんです。
裏表と両面対称形状のランウェイ ターボSLSチューンドの片面をセンターキールを頂点としてアールを付けた形状に、反対の面は3つのフラット面をエッジをつけて合わせた形状にデザインしています。これによりオフショアならではのドテラ流しなどでも使いやすいジグに仕上がっています。
ウエイトバランスは45対55とややリア寄りのセッティング。軽い引き抵抗とほどよく暴れるアクションを追求した結果です。
「メインの開発フィールドは下関ですが、広島、島根に代表される山陰、山陽エリアだけでなく、九州は全県でテストを敢行。西日本のSLJフィールドでしっかり実績を出しているジグです。」(早野さん)
XESTAスクランブルターボSLJの基本アクション
「イメージしたのはスプーンの動きです。ただ巻きすればウォブリング、お尻を振る動きを見せてくれます。フォールは平打ちやスパイラルフォールでイレギュラーな動きを見せます。パイロットジグとして、釣りをスタートするときに潮が流れているのか流れていないのか、巻きに反応するのか、フォールに反応するのかをチェックするのにとても使いやすいジグです。巻きでもフォールでもヒットが望めるので、どちらに反応がよいのか見極めるのにはベストなジグだと思います。」(早野さん)
動きは大きすぎず小さすぎず。誰が使っても使いやすいジグ、ということでしょう。
XESTAスクランブルターボSLJのこだわりのフックセッティング
スクランブルターボSLJにはデフォルトでフックがセット(太刀魚リミテッドカラーをのぞく)されています。そのセッティングがなかなか凝っています。
「フロントは段差式のツインで、リアはシングルです。段差式にしたのはタイラバのフックと同じで、じゃれついてくる魚を掛けていくっていう発想です。フロントの長い方のフックにはオーロラシートとティンセルを巻いて、サビキ的な効果を狙っています。リアをシングルにしたのは、ツインだとお尻を振りにくくなるからです。シートを付けないでティンセルだけ巻いています。ほどよく泳ぐことと巻き心地の良さを追求した結果です。」(早野さん)
XESTAスクランブルターボSLJに新色登場!
各地で実績を積み上げてきた「スクランブルターボSLJ」。これまでのカラーラインナップには各地で実績、人気のあった10色が用意されていました。
ここに2025年、フィールドテスターの早野択さん提案のSLJスペシャルカラー4色とフィールドアドバイザーのマシーン山崎こと山崎嵩行さん提案の太刀魚リミテッドカラー5色が仲間入り!
それぞれ深掘りしていきましょう!
早野択さん監修!SLJスペシャルカラー
リリースから〇年以上が経過、早野さん自身が欲しいカラーを追加でリクエスト!という流れで登場するのが早野択さん監修!SLJスペシャルカラーです。
「全体的にはグローとケイムラ、シルバーのホログラムを多用しているのが特徴です。30、45、60、80gとすべてのウエイトで展開予定です。」(早野さん)
それぞれのカラーの特徴、使いどころをチェックしていきましょう。
265.SEXYPLセクシーピンクグロー
片面はシルバーホロ、もう片面にグロー、それぞれにピンクのラインを配しているのが特徴のカラーです。
「西日本各地で実績の高いカラーです。ピンクラインのおかげで水中で非常に目立ちやすく、魚がルアーを発見しやすくなります。グロー面の効果もあって超アピール色に仕上がっています。」(早野さん)
266.UCKSHお怒りイワシ
怒っているイワシ!?を模したカラーがお怒りイワシです。
「通常ブラックで塗っている目のアイシャドウを赤く塗装しています。しかも単なる赤ではなく蛍光レッド。目が光るように作ったカラーです。ボディ全体にはケイムラを採用しているのも特徴ですね。」(早野さん)
267.LHSCHTヘッドグローチャートテール
ショアでもオフショアでも、お尻側にアピールカラーを入れるのは効果的、という実績に基づいて作ったのがヘッドグローチャートテールです。
「お尻にピンポイントでチャートカラーを塗ることでアピール力をアップしているカラーです。リアだけでなくヘッドもグローにすることで、よりアピールを増しています。よく釣れる定番カラーのひとつなんです。見た目にも可愛いので、ピンクの星を入れて遊んでます。」(早野さん)
268.PSZLピンクシルバーゼブラグロー
シンプルにゼブラグローが欲しかった、という理由で生まれたのがピンクシルバーゼブラグローです。
「全国どこの海域でも使える、釣れるカラーのピンクシルバーのゼブラグローを入れました。やはりこのカラーは釣れますからね」(早野さん)
マシーン山崎さん監修!太刀魚リミテッドカラー
60g、80gに限定、タチウオジギングにフォーカスした5色が「太刀魚リミテッドカラー」です。こちらは東京湾で約30年。タチウオジギング創世期から毎週のように海上に繰り出し、機械のように釣りまくるアングラーとして名を馳せている、「マシーン山崎」こと山崎嵩行さん監修です。
「アグラームっていうジグのプロモーション動画を撮りに東京湾に行ったとき、たまたま水深の浅いポイントが多かったので、スクランブルターボSLJでもイケるんじゃね? と思って使ったら凄く釣れまして。近年の東京湾のタチウオジギングではタングステンジグが主流ですが、水深が40m以下で潮が速くなければ鉛の方が釣れる状況もあります。タングステンだとストンッと落ちてしまうんですが、鉛のジグはタチウオに追わせてきて、落とし直す瞬間にフリーズして、いい動きを出してくれるんですよね。」(山崎さん)
撮影時はその日の東京湾でナンバーワン! という圧倒的な釣果を叩き出したスクランブルターボSLJ。せっかくだからタチウオ専用カラーを作ろう! となって生まれたのが太刀魚リミテッドカラー、というわけです。
山崎さんセレクトの厳選の5色、それぞれにチェックしていきましょう。
40.Pドピンク&87.PVピンクパープル
東京湾の浅場で定番、カラーローテーションの柱となるのはピンク、だそうです。40.Pドピンク&87.PVピンクパープルの2色は絶対に欲しい! と山崎さんが熱くリクエストしたカラーということです。
「鉛製のジグが活躍する、浅場を前提にするとやはりベースとなるカラーはピンクになります。しかもベタ塗りのピンク。これは昔から僕の代名詞のようなカラーです。ベタ塗りのピンクより、さらにシルエットが際立つカラーがサイドにパープルを入れたピンクパープルです。この2色が僕のカラーローテーションのベースになります。」(山崎さん)
263.RGDZアカキンゼブラ&264.GGDZグリキンゼブラ
ゴールドベースのカラーも必要でしょう、ということで生まれたのが263.RGDZアカキンゼブラ&264.GGDZグリキンゼブラの2色です。
「定番のアカキンはないとダメだろう、ってことでアカキンゼブラも入れました。あとグリキンゼブラ。アカキンやピンクは他のメーカーさんも出しているところが多いですが、グリーンゴールドはほとんど見当たりません。でも、毎週行ってる人間からすると、なぜかグリーンゴールドが圧倒的に釣れるときがある、という経験を何回もしているんです。それでグリキンゼブラも入れました。タチウオって普通の魚より色分けが出来るらしく、グリーンによく反応するらしいんですよね。」(山崎さん)
262.GDOゴールドフチオレンジ
鉄板カラーも押さえておきましょう、ということで採用されたのが262.GDOゴールドフチオレンジです。
「東京湾での鉄板カラーがオレンジゴールドです。ちょっと深い時とかはやっぱりゴールド、オレンジゴールドが釣れるんですよね。タチウオカラー、と謳うなら押さえとかなければいけないカラーですよね。」(山崎さん)
まとめ XESTAスクランブルターボSLJの新色はヤバいです!
いかがでしたか?
XESTAスクランブルターボSLJの、ジグとしての基本情報に加え、2025年秋の新色について紹介してきました。
ノーマルカラーはすでに10色展開されていますが、ここにグロー&ケイムラというアピールに特化したNEWカラーと太刀魚リミテッドカラーが仲間入りすることで、カラーラインナップは計19色に拡大!
新色を含め、しっかり使い分けることで、ライバルに差をつける釣果をたたき出してくださいね!
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