タイラバのケース、何を使っていますか? タイラバの収納って意外に面倒、そんな感想を持ったことはありませんか? タイラバが収納しにくいのは、普通のルアーと違っていくつものパーツに分かれているから。効率的な収納のためにはどんなケースが適しているのだろうか?
この記事を書いた人高橋大河(たかはし・たいが)
1980年代より釣り雑誌、釣り具メーカーに関わる各種メディアで活動するフリーライター。専門は淡水・海水のルアーフィッシング。入門向けからマニアックな記事まで幅広く執筆する。雑誌「ソルトワールド」元編集長。タイラバ、インチクなどを使った釣り「漁具ING」を世に広めるきっかけを作った張本人。「ルアーフィッシングをはじめよう」(山海堂)ほか著書多数。
タイラバはケースにそれぞれのパーツを分けて収納するのがベター
タイラバゲームを始めてヘッドやネクタイなどのパーツが増えてくると、それらを収納するケースが必要になってきます。
すべてのパーツをセットした完成品の状態ではとても仕舞いにくいですよね。工夫をしないとそれぞれのパーツはバラバラになってしまいます。
完成品の状態をキープできても、いくつもの完成品を一緒に入れては問題だらけです。ヘッドは揺れる船上でゴロゴロ転がってしまうし、それに引きずられてスカートやネクタイは絡まり、ケースのなかはグチャグチャになってしまいます。
それを防ぐためには、ハードケースのコンパートメントを細かく仕切り、ヘッド、スカート、ネクタイ、フックなどのパーツを別々に整理するのが一番で。
ケースの大きさは一回の釣行で使う分が入れば十分ですが、予備のヘッドやネクタイを豊富に準備して行きたい場合はある程度の大きさがあったほうが便利。できればヘッド用、ネクタイ用、フック用…、というように複数個用意しておくと良いでしょう。
とくにヘッドは重量もかさむため、小さなケースにびっしり詰め込むのは避けたほうが無難。大きいケースを自宅でのストック用にして、釣行ごとに必要な分を小型ケースに移して持参するのも手です。
ケースはウレタンフォーム型も使いやすい
タイラバ専用として発売されているケースには、ヘッドやフックがきれいに収まるように成型したり、スリットを入れてあったりするものも見られます。
このタイプは収納できるパーツのサイズや個数がある程度限られてしまいますが、ひとつのケースですべてを持ち運べるコンパクトさがメリット。その日に使うパーツを絞り込めるのなら、大いに活用したいものです。
スリット入りのフォームケースはフック単体の収納にも便利。ヘッドやネクタイは仕切り型のボックスに入れ、フックはスリットケースに収納というふうに、使い分けるのも良いですね。
まとめ タイラバをケースに丁寧に分類・整理することが釣果につながる
プラグやメタルジグはケースの中に乱雑に入れていてもなんとかなりますが、タイラバの場合はいかにきれいに分類、整理しておけるかがカギ。
ネクタイやスカートといったデリケートなパーツを無駄に傷つけず、使いたいタイプやカラーをサッと取り出せるようにしておくことで、ストレスを軽減するだけでなく釣果アップにもつなげましょう。
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